去る5月17日(水)に荒川法人会館において公益社団法人として第5回(通算22回)源泉部会通常総会が開催されました。
  当日は、 親会の伊澤会長、 来賓として荒川税務署の久保署長、 野村副署長、 三平法人2部門統括官、 黒澤法人2部門上席のご臨席の上、 次の各議案について審議され、 承認されました。

議案
  第1号議案 『平成28年度事業報告承認の件』
  第2号議案 『平成28年度収支報告承認の件』
  第3号議案 『役員改選の件』
報告事項
  『平成29年度事業計画の件』
 

『平成29年度収支予算の件』


※平成25年4月からの公益社団法人移行に伴い、「事業計画」「収支予算」は役員会の決議事項になりました。

 平成29年度は 「年末調整説明会」など税務研修に軸足を置きながらも、 28年度に開催した 「落語会」など多岐の分野にわたった事業を展開してまいりたいと思っております。今後とも皆様方のますますのご協力とご尽力を賜りますよう、 よろしくお願い申し上げます。
 なお、平成29年度事業計画及び収支予算は次ページに掲載しております。
(平成28年事業報告と決算報告及び監査報告は紙面の都合上掲載を省略いたしました。)


 第5回通常総会で承認された、事業計画と収支予算は下記のとおりです。
《平成29年度事業計画》
開催月日 内 容

平成29年 4月13日

役員会

平成29年 5月17日

通常総会

平成29年 6月30日

研修会

平成29年 7月 日

役員会

平成29年 9月 日

研修会(旅行会)

平成29年 10月 日

研修会

平成29年 11月 日

年末調整説明会

平成30年 1月 日

研修会


※@ その他必要に応じて役員会および研修会を開催する。
※A 日程については変更する場合もある。
 
《平成28年度収支予算》
収入の部 支出の部
科 目 金 額 科 目 金 額

受取負担金

340,000 

会議費

400,000 

会員親睦事業収入

100,000 

渉外慶弔費

100,000 

雑収入

20,000 

通信運搬費

100,000 

活動費交付金

300,000 

消耗品費

50,000 

前期繰越金

1,186,913 

旅費交通費

400,000 

 

 

委託費

300,000 

 

 

新聞図書費

150,000 

 

 

諸謝金

300,000 

 

 

支払手数料

50,000 

 

 

雑費

96,913 

合 計 1,946,913.  合 計 1,946,913. 

今回は、源泉徴収制度の意義及び源泉徴収制度の長所と短所について説明いたします。

1 源泉徴収制度の意義
所得税は、所得者自身が、その年の所得金額とこれに対する税額を計算し、これらを自主的に申告して納税する、いわゆる「申告納税制度」が建前とされていますが、これと併せて特定の所得については、その所得の支払の際に支払者が所得税を徴収して納付する源泉徴収制度が採用されています。

この源泉徴収制度は、@給与や利子、配当、税理士報酬などの所得を支払う者が、Aその所得を支払う際に所定の方法により所得税額を計算し、B支払金額からその所得税額を差し引いて国に納付するというものです。
また、復興特別所得税においても、平成25年1月1日から平成49年12月31日までの間に生じる所得のうち、所得税の源泉徴収の対象とされている所得については、所得税を徴収する際に、復興特別所得税を併せて徴収し、徴収した所得税と併せて納付する源泉徴収制度が採用されています。

この源泉徴収制度により徴収された所得税及び復興特別所得税の額は、源泉分離課税とされる利子所得などを除き、例えば、報酬・料金等に対する源泉徴収税額については確定申告により、また、給与に対する源泉徴収税額については、通常は年末調整という手続を通じて、精算される仕組みになっています。

2 源泉徴収制度の長所と短所
【長所】
@ 支払額を課税対象とすることから、課税標準等の把握が正確である。
A 徴税上の手数が集約化されて徴税費が少なくて済む。
B 所得税の徴収が確実になされ、かつ、 1年を通じて平準化される。
C 天引徴収、分割納付により、納税義務者の痛税感が少ない。
【短所】
@ 支払額が、そのまま課税標準となるので、原則として必要経費を計算の中に織り込むことができない。
A 給与及び退職所得以外については、原則として累進課税を適用せずに比例税率としているので、応能負担の原則を十分に貫けない。
B 個々の所得についての適用であり、総合課税ができない。
C 所得税の特質ともいうべき、本来の個人的事情を完全に勘案することができない。

 以上、源泉徴収制度の意義及び源泉徴収制度の長所と短所についての説明いたしましたが、この源泉徴収制度は、我が国においては、利子所得については明治32年から、給与所得については昭和15年から採用されているなど長い歴史を有しており、外国においても多くの国で採用されています。

 去る7月10目、荒川税務署では人事異動があり次の方々(抜粋)が異動されました。

氏名・勤務先 新任者 前任者
職名 氏名 前任地 氏名 新任地
署長 佐藤 謹二 熊本局 日南署長 久保 俊明 ご勇退
副署長 島津留利子 局 課一部 審理 課長補佐 野村 尚史 麹町署 開発 指定特調官
総務課長 黒田 壮 千葉東署 法人1 統括官 宗形久美子 税大 総合教育部教授
総務課長補佐 島崎 文博 柏署 総務 課長補佐 宮崎 健二 渋谷署 法人 上席
法人1統括官 松島 一重 山梨署 法人1 統括官 片山 賢二 局 査察部 査察管理 課長補佐
法人1
審理上席
渡部 克之 留任 渡部 克之  
法人2統括官 伊藤 紀子 東京上野署 法人2統括官 三平 順一 京橋署 法人10統括官
法人2上席 古川 幸恵 王子署 法人2 上席 黒澤裕貴子 船橋署 法人1 連調官
 去る6月30日(金)に荒川法人会館3階に於いて「第1回源泉部会研修会」を開催しました。今回の研修会は趣向をかえて、講談師の一龍斎貞鏡さんを講師に迎え、「戦国武将に学ぶ人心掌握術」と題して講談を交えた研修会を開催いたしました。 当日は、自己紹介のエピソー ドから会場は笑いの渦に包まれていました。また、生で見る講談は、迫真の演技と迫力のある声によって、どんどん物語りに引きずり込まれて行きました。初めて講談に接する参加者も多く、最後は盛大な拍手に包まれました。源泉部会では税務関係以外のセミナーも積極的に開催していきたいと思っておりますので、ご希望のテーマ等がございましたら事務局までお知らせください。
 
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