去る9月16日(金)に源泉部会懇親研修会が開催されました。
 例年は日帰りバス旅行会を開催しておりましたが本年は趣向を変え、浅草の「助六の宿 貞千代」において、江戸文化「幇間(たいこもち)」を楽しみました。
 当日は現地集合での開催で、参加者の皆様が三々五々「貞千代」に集合しました。少し早めに集合された方は、江戸情緒を色濃く残す『貞千代』の館内に数多く飾れている版画や骨董品などを楽しまれておりました。
 定刻に酒井部会長の挨拶、そして安達副会長の乾杯の発声で開宴しました。料理は「鬼平犯科帳」に出て来る料理を参考にして作られた“江戸町衆料理”。美味しい料理に舌鼓を打っていると、お楽しみの幇間(たいこもち)の芸が始まりました。現在日本に数人しかいない幇間のひとり、桜川米七師匠の屏風芸などのお座敷芸をたっぷりと堪能していただきました。また、当日は税務署より「江戸時代の税制についての税の歴史クイズ」を作成いただき、研修資料として使用いたしました。

酒井部会長

桜川米七師匠

 

 源泉部会では10月17日(月)に税務セミナーを開催しました。今回は、税理士の
山崎 健先生を講師に迎え、「税務調査 上手な対応」について研修をしました。

 年間約50件の税務調査立会実績を持つ山崎先生が税務調査に備えて、身に付けておくべき基礎知識や事前準備と心構えなどについて分かりやすく説明していただきました。今回のセミナーは参加者が40名を超える盛況ぶりでしたが、セミナーの内容は毎回、役員会で協議をして企画しております。ご希望のテーマがございましたら事務局までお知らせください。次回のテーマの参考とさせていただきます。

 

 本年も、年末調整を行う時期となりました。
 本頁において、平成28年分の年末調整における主な留意事項等を抜粋いたしましたので、年末調整の計算事務の参考としていただければと思います。

1 通勤手当の非課税限度額
 平成28年1月1日以後に支払われるべき通勤手当の非課税限度額が 10 万円から 15 万円に引き上げられました。
 平成28年4月の改正前に支払われた通勤手当については、改正前の非課税規定を適用したところで所得税及び復興特別所得税の源泉徴収が行われていますが、改正後の非課税規定を適用した場合に過納となる税額は、本年の年末調整の際に精算する必要があります。


2 国外に居住する親族に係る扶養控除等の適用
 平成28年1月1日以後に支払われる給与等の源泉徴収又は年末調
 整において、非居住者である親族(以下「圏外居住親族」といいます。) に係る扶養控除、配偶者控除、障害者控除(以下「扶養親族等」といいます。)文は配偶者特別控除の適用を受ける場合には、 「親族関係書類』及び「送金関係書類」を源泉徴収義務者ヘ提出文は提示する必要があります。

(1) 親族関係書類
 次のイ又はロのいずれかの書類で、 国外居住親族がその給与所得者の親族であることを証するものをいいます(その書類が外国語で作成されている場合には、その翻訳文を含みます。)。

イ 戸籍の附票の写しその他の国文は地方公共団体が発行した書類及び国外居住親族の旅券(パスポート)の写し
ロ 外国政府又は外国 の地方公共団体が発行した書類(国外居住親族の氏名、生年月日及び住所文は居所の記載があるものに限ります。)

(2) 送金関係書類
 次の書類で、給与所得者がその年において国外居住親族の生活費文は教育費に充てるための支払を、必要の都度、各人に行ったことを明らかにするものをいいます(その書類が外国語で作成されている場合には、その翻訳文を含みます。)。
イ 金融機関の書類又はその写しで、その金融機関が行う為替取引によりその給与所得者から国外居住親族に支払をしたことを明らかにする書類
口 いわゆるクレジットカード発行会社の書類又はその写しで、国外居住親族が、そのクレジットカード発行会社が交付したカードを提示してその国外居住親族が商品等を購入したこと等によりその商品等の購入等の代金に相当する額をその給与所得者から受領したこと等を明らかにする書類

国税庁では、源泉徴収義務者の方に最新の情報をお届けするため、国税庁ホームペ ージ内に特設ページとして「源泉徴収義務者の方へ」のページ
【www.nta.go.jp/gensen/index.htm】を設けています。 是非ご利用ください。
なお、 「源泉徴収義務者の方へj のページは、国税庁ホームページのトップページの左下にある 「源泉徴収義務者の方」の入口から簡単にアクセスすることができます。
 
税の歴史クイズ

【問】大正時代に、電柱税という地方税が創設されました。ただし、全国一律ではなく、東京都以外の道府県ごとに導入されたようです。
大正7年(1918年)に電柱税を導入していた道府県は、23県でしたが、 その中で最も多くの税収を上げていたのは何県だったで、しょうか。
《税務大学校H Pより》


*答えは、欄外に記載しています。

【答え】 群馬県
 世界遺産に指定された富岡製糸場からも分かるように、群馬県は日本の産業革命を牽引した養蚕・製糸業の中心地でした。
 当時は、工場の動力確保のために企業家たちが出資して電力会社を作ることが多かったので、主要な産業を持つ地域から電化が進んでいったのです。

 
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