最終更新日:2000-11-27 Copyright (c)1999,2000
|
このページはNetscape Navigator 4.0以上、もしくはInternet
Explorer 4.0以上でご覧になってください。
SMB(Server Message Block)プロトコルはNetBIOSともよばれる、ネットワーク上でファイルやプリンタなどのリソースを共有する為のプロトコルです。主に、Windows 95/98、Windows NT、OS/2等で用いられています。
SambaはLinux上で動作するSMBサーバです。これを導入することで、WindowクライアントからLinuxサーバ上のファイル、プリンタの共有を行うことが出来ます。同様のサーバで製品版としてはSCOのVison FSが有名です。
今回はフルインストールを行なっているのでSambaは導入済みですが、導入されていない場合はLaser5よりRPM形式パッケージが準備されていますので、それを導入してください。(インストールはroot権限で実施) インストールはGNOMEを利用している場合は、GnoRPMというRPMパッケージ管理ユーティリティが利用できます。もしくはコマンドラインで下記コマンドを実行してください。(注:バージョンは若干違う場合あり)
Sambaユーザ認証用に使うパスワードファイル/etc/smbpasswdファイルを作成します。作成は下記コマンドで行います。
ここで追加できるユーザはUNIX上のアカウントがあるユーザ名に限ります。
Sambaは2.xよりWebより対話式に設定を行うことが出来る、SWAT(Samba Web Administration Tool)を提供しています。これにより、smb.confファイルを直接編集することなく、Sambaの設定が可能になります。smb.confを直接設定してもかまいませんが、せっかくSWATが提供されているのでこれを利用して設定を行ないます。 SWATを使用可能にするには下記のファイルに設定を追加する必要があります。(LASER5 Linuxでは、すでに下記の設定は記述済みでコメントアウトされています。実際にはこのコメントを解除することで対応しました。) /etc/serviceに記述する際のポート番号の指定は任意の番号を使用してもかまいません。
上記の設定を行った後、Webブラウザを起動して下記URLにアクセスするとSWATを使用することが出来ます。アクセスすると認証画面が出てきますので、rootアカウントでログオンしてください。
ここで、sambahostはSambaを起動しているホスト名(IPアドレスでも可)、901の部分には/etc/serviceで指定したTCPポート番号を指定してください。
SWATを使用して、全体設定を行ないます。今回は下記の項目を設定しました。
必要な共有リソースを追加します。今回は下記の項目を設定しました。
SWATを利用して、プリンタの設定を追加します。といっても、先にプリンタの設定を行っていればPrintcapより自動的にプリンタリソース名を取得してくるので、それを利用して設定を変更します。(今回はlpです。) 今回は下記の設定を変更しました。
設定を完了をしたら、テストプリントを必ず行ないましょう。
現時点では、Linuxを起動するたびにSambaも起動しないとサービスを受けることが出来ません。これでは不便なので、起動時にSambaも起動するように変更します。変更はlinuxconfで行うことが出来ます。
以上で、次回起動時からSambaを利用可能になります。また、このメニューからSMBサービスを起動することも可能です。
|