最終更新日:2000-11-27 Copyright (c)1999,2000
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PostgreSQLはオープンソースなデータベースソフトです。商用データベースのフリー版(Sybaseなど)を導入する方法も考えましたが、PostgreSQLにはPerl等とのインタフェースも用意されており、今回はWebアプリケーションを構築してみたいという希望もあったので、比較的容易に開発が可能なPostgreSQLを選択しました。
フルインストールを行なっている為、今回はPostgreSQLはインストール済みです。バージョンはLaser5 Linux6.2に付属のバージョン6.5.3です。 インストールされていない場合は、RPM形式パッケージが準備されていますのでこちらからインストール可能です。インストールはGnoRPMを用いるか、コマンドラインから下記コマンドでインストールできます。
PostgreSQLはセキュリティ上の理由の為、rootアカウントでDBサーバを起動できないようになっています。まずはPostegreSQL用のユーザを追加します。(初期インストール時にPostgreSQLをインストールしている場合は自動的にpostgres用アカウントは作成されます。)
PostgreSQLサーバを起動するユーザアカウント(postgres)にはパスの設定等を行わなければなりません。そこで、.bash_profileに下記の設定を追加します。
設定後は下記コマンドを実行して設定を反映させます。(または再ログオンでも可)
初期状態ではデータベースが存在していません。そこでまずはデータベースの初期化を行います。postgresでログオンした後、下記コマンドにてデータベースを作成します。.bashrcのPGDATAで設定したディレクトリにデータベースが作成されます。このコマンドを実行したユーザ(今回はpostgres)がこのデータベースの管理者となります。
下記のコマンドでデータベースサーバを起動します。前述の通りrootアカウントでは起動できないのでユーザpostgresでログオンした後、下記のコマンドを実行します。
指定したオプションはそれぞれ下記の意味になります。
待望のPostgreSQL 7.xがリリースされました。今回のリリースより外部参照キーが実装されたので、早速入替えを行なってみることにしました。今回はバージョン7.0.2を導入してみました。今回はRPMを入手できなかったので、ソースコードよりコンパイルを行ないました。 なお、この作業を行なう前に、必ずpg_dumpコマンドを利用してデータベースのバックアップを行ないましょう。 まず、アーカイブの入手ですが、これはRing Server Projectのミラーサイトより入手させていただきました。 入手したアーカイブを下記のコマンドで解凍します。2000年11月現在でいくつかのパッチがリリースされていますので、こちらも同様にインストールします。(今回は石井達夫氏がまとめられているjumbo.patchを利用させていただきました。)
これ以降の作業はPostgreSQLのスーパーユーザにするアカウントで実施します(今回はpostgres)。INSTALLファイルの指示どおりにコンパイル作業を実施します。今回はインストールベースディレクトリに/usrを指定、マルチバイト指定(EUC_JP)としています。また、インストール前にはpostmasterが終了されていることを必ず確認してください。(起動している場合はプロセスを終了させる)
今回は/usr/localにインストールを行ないましたので、.bash_profileも変更する必要があります。(※:今回の環境には6.5.3と7.0.2が共存している状態になっているので、PATHの順番には注意してください。)
下記コマンドを実行後、initdbコマンドでデータベースを初期化します。
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