最終更新日:2000-11-27 Copyright (c)1999,2000
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遂に我が家にインターネット専用線がやってきました、これで常時接続環境が出来たのですがISPより提供してもらったIPアドレスは1つだけ(それもプライベートアドレス)。現時点ではLinuxサーバとWindowsクライアントのどちらかのみしか接続できません。そこで、LANカードをサーバ側に増設(2枚)してサーバをゲートウェイにし、どちらもインターネットに接続できるように変更しました。ちなみにルータを買えば同じことが出来ますが、はっきりいってお金がなかったです。
今回の増設に当たり、どうせならということで100Base-TXに変更し、今まで使用していた10Base-Tを外部向けに変更しました(ISPからの線は10Base-Tなので)。というわけで、サーバ側にLaneedのLD-10/100ALを、クライアント側にコレガのFastEther PCC-TXを導入しました。 サーバ側の増設方法ですが、下記の手順で行いました、
2枚のLANカードでパケットを中継する為にIP forwardingの機能を利用します。LASER5 LinuxのカーネルモジュールはIP forwading機能をすでにサポートしておりますので、あとは設定を行うだけでOKです。設定はlinuxconfの[設定]-[ネットワーク]-[TCP/IP基本設定]-[経路/ゲートウェイ]-[デフォルト]でEnable routingオプションをONにするだけでOKです。
上記までの設定ではまだ内部ネットワークのPCは外部に接続できません。(内部ネットワークのIPアドレスはプライベートアドレスのため)。そこでIP masquradeを利用してパケットの送信元アドレスをサーバ側のゲートウェイアドレスに偽装してやる必要があります。LASER5 LinuxのカーネルモジュールはすでにIP masqurade機能をサポートしておりますので、あとは設定を行うだけでOKです。下記のコマンドを実行することで、IP masqurade機能が有効になります。
% ipfwadm-wrapper -F -a masq IP masquradeはhttp、telnet等の主要なプロトコルをサポートしています。しかし、ftpはこれでけでは使用することが出来ません。そこで、拡張用のモジュールを読みこみます。
% modprobe ip_masq_ftp.o 現在組み込まれているモジュールはlsmodコマンドで確認できます。サーバの起動時にIP masquradeを有効にする為には/etc/rc.d/rcに上記のコマンドを追加すればいいでしょう。
注意しないと行けないのはゲートウェイの設定だけでしょう、サーバ側の内部ネットワーク向けのIPアドレス(ここでは192.168.2.11)を指定します。
どうも、IP masquradeの設定方法を勘違いしていたみたいで、Laser5 6.2に上げたとたんに動かなくなりました。正しい設定方法は下記の通りです。なお、カーネル2.2.xより下記の設定方法になっています。ついでにFirewallの設定も行ないました。
最初の行で、IP Forwardingを有効にしています。 上記の設定を/etc/rc.d/rcに書いておけば良いでしょう。
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