ベアリングについて



 「走行2万キロ程度でガタでるか〜?普通?」と疑問に思って、何か対策を施そうとしました。結局、純正部品を使ったのですが、いろいろ調べてみたのでその記録です。^^;



 RC42のフロントハブに使われているベアリングは、JISの「6004UU」という規格品です。深みぞ玉軸受(系列60)の内径20o(04)で、「UU」は両シールの意味です。精度等級は0級。

6004  
内径(d) 20o
外径(D) 42o
幅(B) 12o
基本定格荷重
(メーカー値)
Cr:9.40kN
C0r:5.05kN


 ベアリングの寿命を長くするには、上記の基本定格荷重が、より大きいものを使えばいいわけです。んが、ホイールのハブの形は決まっているので、同じ寸法で・・・。という条件が付きます。

 で、調べてみると・・・。アンギュラ玉軸受!(怪獣みたい^^;)系列70の7004が、寸法ピッタリです。構造上、深みぞより玉数を増やせる為、定格荷重を大きくできるそうです。

7004 (接触角20度) (接触角30度)
内径(d) 20o 20o
外径(D) 42o 42o
幅(B) 12o 12o
基本定格荷重
(メーカー値)
Cr:10.5kN
C0r:6.05kN
Cr:9.70kN
C0r:5.60kN


これだあ! 

7004CUUだぁ!

と、見つけたときは大喜びだったのですが・・・。

どこで買えるんだ?

・・・・。

 

 結局、純正部品になりました。次回は、小売してくれるベアリング屋さんを探します。 あと、6004でも精度等級を、5級、4級の高精度にする人もいるようです。でも・・。こんな式がありました。

    L=(C/P)^3
    (L:定格寿命 P:動等価荷重 C:基本動定格荷重)

の式から、寿命を延ばすには、定格荷重アップのほうが有効のように思います。ただ良く調べれば、定格寿命と精度の関係式なんてあるのかも知れません。

 

 と、これを書いていて気が付いた重大な事が一つ。
アンギュラは、構造上、接触角の方向のスラスト荷重は受け止められますが、逆の方向の荷重は?

      ・・・ぬけちゃう。^^;  だめじゃん。

 定格荷重ばっかりに気を取られていました。ベアリング屋さんが見つからなかった事が幸いした様です。簡単に買えてたら・・・間違いなく入れてました。^^;

 

 対策の可能性として
  1. 6004でも基本定格荷重の大きめなのを探す。(メーカーで若干違うそうです。)
  2. 精度を上げてみる。(あまり期待できないと思うけど。)
  3. ホイールごと変える。(まるけじーに^^;)
  4. 2万キロで交換する。^^;

 などが考えられます。(ふりだしにもどってます^^;)
 やっぱり純正部品ですね〜。あ〜なんかしまんない。(笑)


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