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グランドマスターの対戦
アリカが開発して98年8月末に
リリースされた「テトリス・ザ・グランドマスター」について。
基本的な攻撃方法
1ブロックで2ライン以上を消せばその分が相手側に送られる。
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↓
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消したときのブロックの形が上下反転して空隙になる。
つまり,赤で攻撃した場合は相手からも返しやすく,緑,紫,水は反撃しづらい。
青(橙)の横置きを愛用する人もいるが,橙(青)一発で返せる。
倒れるときは前のめり
追いつめられているときこそ2段以上で消す。
心理的な圧迫感も手伝って低い場所にブロックを送り込みたくなるが,
それでは1段ずつしか消えない。
1段ずつちまちまと消していると相手側のやりたい放題になってしまう。
空間が狭くなって不安だが,ピンチのときこそ積み上げる。
その結果破綻してもそれは仕方がない。
相手側のフィールドがほぼクリアされている状況(ほとんど負け確定だが)では
攻撃しても返ってくるだけなので1段ずつ消してアイテムで状況の変化を待つ,
ということはある。
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1人プレイ(低速時)ならば上の図で良いが,対戦の場合は下の図で行く。
空洞は放っておく
アイテムによる攻撃を受けて広い空洞ができることがある。
「ずらし」で埋めるのは効率が悪すぎるし,埋めきれるものではない。
放っておくべき。
序盤のずらし,回転入れはするべきではない
狙った高さまでぴたりと落とせるスキルがあれば別だが,
そうでなければ時間のロスが痛すぎる。
待っている間に相手はブロック2個を落として先行している。
邪魔な部分を消して開けることを考えたほうが得策であろう。
どうしてもやるのならば時間をかけて慎重に行こう。
その間相手のフィールドを見ていればよい。
速攻とじっくり
速さで圧倒できれば楽だが,速攻の効かない強敵ならば
相手の様子を伺いながらプレイしたほうがいい結果を産むことも多い。
相手のブロックを利用できたほうが勝ち,
利用できなかったほうが負けるのだから。
かといって見過ぎるのもよろしくない。
相手側の「D」やこちら側の「↓」をうまく使おうとして考えすぎて
自滅することもある。
こちらのフィールドをきちんと見ている強敵には
武器を使わずに見せつけてやるというのも手だ。
逆回転を使えるようにしておこう
当たり前だが,正回転3回よりも逆回転1回のほうが速い。
そして1回ならば先行入力(IRS)で回せるのだ。
アイテムあれこれ
重要:アイテムを取ったときは2ライン以上消しても相手側には何も送られない。
アイテムは20ブロックごとに発生していると思われる。
インストラクション・カードに「ラインを消してゲージを貯めろ」とあるが,
関係なさそう。
2つのアイテムをフィールド(NEXT も含む)に置いたとき,1つを取ると他は消える。
2つのアイテムを同時に取った場合はどちらか1つの効力のみが現れる。
どちらが有効かは未解明。
X-RAY(X)
出現頻度:☆☆☆
- 使う方
- 相手を足止めすることが目的だが,中級者以上にはほとんど無力。
効くとしたら DEL EVEN かなにかで山の形が変わった直後くらいか?
- 受ける方
- フィールドを把握していれば無視して落とせるが,自信がなければ
かっこわるくても目を見開いてゆっくり行こう。
PRESS FIELD(P)
出現頻度:☆☆☆
- 使う方
- 効果ゼロに近い。初級者でもあまり影響を受けないのでは。
X-RAY もそうなのだが,こちらが相手側のフィールドを把握することが
困難になる分だけ損している気もするぞ。
- 受ける方
- 落下中のブロックを見るよりも下に映る影(TLS)を見て操作したほうが
ミスが少ないと思う。
SPIN FIELD(S)
出現頻度:☆☆☆
- 使う方
- 相手が積み上がっていてきわどい操作を必要としているときは
それなりのイヤガラセになるが。
- 受ける方
- PRESS FIELD と同様に影(TLS)を見たほうがよいだろう。
細かい操作はしづらい。
ボタンが入れ替わるので気を付けて。
ROLL ROLL(R)
出現頻度:☆☆☆
- 使う方
- 対戦慣れしていないプレイヤには意外と効く。
相手が自分で自分の攻撃態勢をぶちこわすこともある。
対戦慣れしているプレイヤにも足止めとしては有効。
- 受ける方
- NEXT BLOCK に渦が巻いたらこれだ。
狙った形に回った瞬間に落とすが,あまりに距離が長すぎると失敗することもある。
落とせない状態のときは辛い。
慎重になりすぎるのもまずい。20G 対戦でも扱いが困難になる。
赤は壁に押しつければ回転しなくなる。
他は「壁補正」が裏目に出て回転し続ける。
このとき横に1マス,壁補正の分がずれるときがあるので注意。
TRANS FORM(T)
出現頻度:☆☆☆
- 使う方
- ROLL ROLL とほぼ同じ。
相手に余裕があるときは損になるが,先送りにすることもあるまい。
- 受ける方
- 落下するブロックが赤く光る。
先行入力(IRS)で回したときは形が変わらない。
これを知っていれば TRANS FORM で悩まされることはほとんどない。
山が低いときはブロックを選択できるのでお助けアイテムになる。
が,選り好みが過ぎると時間の浪費になるので早めに妥協するのが得策。
「伏せた青」を狙ってもそれは無理というものだ。
「縦の赤」が欲しいときは壁に押しつけて連打するといい。
ボタンが3つあるので全部使ってこすると速い。
「縦の赤」は壁際で回らないので,それ以上変化しないのだ。
LASER BLOCK(L)
出現頻度:☆☆
- 使う方
- 初級者相手には有効だが。上級者にはお助けアイテムか?
レーザーの出現位置は相手の操作するブロック付近になるので
相手を見る余裕があれば効果的な場所を狙うこともできる。
アニメーションをやっている時間が結構長いのも強みになる。
- 受ける方
- レーザーの位置は受けるほうが「レバーコンコン」で動かすことができる。
上手い人はレーザー攻撃を利用して邪魔な部分を消すこともある。
といっても,たいていは3マス程度しか動かない。
相手が見えていて5マスくらいか。
変なところに穴を開けられてしまったら,
そこに赤を突っ込んでも無駄になることが多い。
適当にふさいでしまうことも考えよう。
180゜FIELD(θ?なんの印だろう?)
出現頻度:☆☆
- 使う方
- 扱いの難しいアイテムで,逆転負けの要因になることが多い。
こちらから送ったブロックが逆襲に利用しやすい形になって相手の上部に現れることが
ある。
とくに相手を追いつめてからの使用は要注意だ。
追い打ちをかける等の工夫が必要。
- 受ける方
- 相手側のフィールドにこれが現れたら山の高さを平均させて,
取り惜しみしていたアイテムを取って備えよう。
「←」直後のような状態からは対処しづらいが,水色で(それ以外でももちろん可)
すき間を塞いでおけば多少の反撃はできるようになる。
HARD BLOCK(H)〔ALFA BLOCK(α)〕
出現頻度:☆☆
- 使う方
- 相手側がもたついていたら即座に使った方がいいだろう。
序盤では最も有効な攻撃アイテムだと思う。
- 受ける方
- 落下するブロックが銀色の×マーク付きになる。
今のところ良い対処方法を思いつかない。
赤が固くなったら横置きにしたほうがいい,とか
攻撃態勢ができていれば固いブロックを巻き込まない位置に置くとか。
「←」「→」では固いまま整理してしまうので「融かしてから」取ろう。
DEATH BLOCK(D)
出現頻度:☆☆☆
- 使う方
- 相手側の NEXT BLOCK を選ぶ余裕があれば,緑,紫(状況によっては水,黄)
のような処理しづらい形を選ぼう。
うかつに赤を巨大化させると最悪16段が返ってくる,かもしれない。
相手を追いつめていれば即使用。
- 受ける方
- ケースバイケースで一概にいえない。
ブロック4個分を隙間なく素早く積んだのと同じ,とポジティブに考えてみよう。
巨大ブロックでラインを送り返せれば俄然こちらが有利になる。
SHOT GUN!(◎)
出現頻度:☆☆
- 使う方
- 相手の攻撃態勢が整っていたら急いで使う。
攻撃アイテムだが即効性ではなく時間をかけて効いてくるアイテムだ。
相手側にブロックが少ないときには効果がない。
総攻撃の仕上げに使うことができれば最高だ。
- 受ける方
- 積み上げていたフィールドが使いものにならなくなってしまう。
現在の山は忘れて,その上に積み直す。
↑DEL FIELD(↑)
出現頻度:☆☆☆
-
- 追いつめられているときは最高に心強い。
どうせ消えるのだから残る形を考えずに全力で取りに行こう。
↓DEL FIELD(↓)
出現頻度:☆☆☆
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- 「高さの半分」が消えるからといってわざわざ高い部分を作ってから取る,
こともあるまい。
自分の攻撃態勢が整っていれば「棚上げ」しておこう。
DEL EVEN(Ξ)
出現頻度:☆☆☆
-
- 山の形が変わってしまうところが嫌なんだな...
←MOV FIELD(←) / →MOV FIELD(→)
出現頻度:☆
-
- 上手い人にこれを取られたら負け。
あっという間に10段くらい押し上げられる。
自分の方に出た場合は無茶苦茶積んで,赤の直前で取ってみたらどうだろう。
しかし積みすぎには注意。
無茶苦茶積みすぎて自滅したことが一度ならずある私。
ああ恥ずかしい。
相手側に出たときは可能ならば矢印の反対側を開けて待つ。
派手な「殴り合い」が楽しめるだろう。
できないのならば(できないことのほうが多い)
取った瞬間あるいは直後を狙って攻撃してみる。
これで相手が自滅しないようであれば情勢は厳しい。
相手が上級者のときは無理に積まないほうがいい。
積みっぱなしにしておくと上級者は「→」に気が付いて対策を立てはじめる。
対策が完了してしまえば「殴り合い」に持ち込まれて,
負けるのはおそらく「→」を取ったほう。つまりあなただ。
NEGA FIELD(N)
出現頻度:見たことない
-
- これは兇悪だよな。
EXCHG FIELD(?)
出現頻度:稀
-
- 押し気味に進めているときにこれが出てきたら悲惨だなあ。
FREE FALL(|)
出現頻度:2度しか見たことない
-
- 自分のプレイ中に相手側に出たので十分な観察ができなかった。
受けるほうとしては,即死しないことが第一
(相手がアイテムを取るのに手間取っていれば1ラインずつでも消していく,など)。
生き延びれば攻撃側のフィールドはデコボコになっている可能性があり,
反攻も夢ではない。
このシンボルって「|」(縦線)でなく「!」(エクスクラメーション)なのかな。
そういえば EXCHG FIELD と対になるしね。
私が対戦の練習をする場所
東京・新宿スポーツランド
の西口店で練習中。
初心者からかなりの腕前の人までそろっている。
休日の昼間には初級者が多く,平日の夜間は少しレベルがあがる。
勤め人も多く,
彼らは最初にブームになったときからテトリスに親しんでいるので侮れない。
1人でプレイしていると乱入されるのでGM狙いには向かないロケーションである。
-
02 年 4 月現在では TA 対戦台 1 組になっている。
残念ながら対戦はそれほど盛んではない。
以前は渋谷駅前(ビックカメラ下)のTAITO STATIONでも
対戦が行われていたが,現在は TA シングル台となっている。
勝ち抜き数が 20 とか 30 とかになっているのを見かけることがあるが,
これは初心者が「連コイン」した痕のことが多い。
連勝数を伸ばすには中級者のほうが有利。
上手すぎると敬遠されてしまい,それほど連勝数は伸びない。
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