ロードランナー4「帝国からの脱出」はアイレム株式会社が1986年に発売したアーケードゲームです。 タイトルからわかるようにシリーズ第4作で, 現在のところこれが最終作となっています。 アイレムの現状を考えると続編の制作は望み薄です。
PC版やファミコン版はもちろんシリーズ前3作にもなかった新しいフィーチャー, さらに2人同時プレイという画期的な企画も用意された意欲作でしたが, 難易度が高すぎたのかそれほどの人気を得られずに終わりました。
2人同時プレイは攻略が全然違うので1人用とは別な面が用意されています。 このページでは2人同時プレイはとりあげません。 しかし,2人同時プレイを1人でプレイすることは可能なことが 分かりました。片手でレバーからボタンに指が届くことが条件になります。
ロードランナー自体についての説明は省略します。
筆者の知る限り,当時の雑誌2誌に攻略が掲載されました。 「マイコン・ベーシックマガジン」(電波新聞社)と 「ゲーメスト」(新声社)です。
ベーシックマガジンの攻略は筆者の手元に記事があります。
初心者向けに難しいタイミングの必要な技を避けることを主眼とした
攻略となっているように思われます。
また,印刷媒体で可能な限りわかりやすく説明することに努めています。
あえて欠点を探すとすれば,「光る金塊」「隠れキャラ」による変化,
別解についての記述がほとんどないことが挙げられます。
しかし,これは限られた紙面による制約で,真にやむを得なかったことでしょう。
このページでもベーシックマガジンの攻略を参考にさせていただいた部分はありますが, 図版の引用など特別な場合を除き文中にいちいち明記しません。
元記事は以下のとおりです。
- ’87年1月号
- 番兵紹介(240,241p)と1〜15面の攻略(251-259p)
- ’87年2月号
- 全30面の写真と16〜30面の攻略(254-271p)
ゲーメストの攻略記事は hidemixさんの 御厚意により入手することができました。ありがとうございました。現在研究中です。
例によって番兵の姿はブロック(3面)ごとに変わります。 彼らに名前が付いています。
ブロック | 名前 | 特徴 | 隠れとして 登場する |
---|---|---|---|
1 | ヒノコ | 黄色い髪の毛のカラスのような姿。 | 7 |
2 | ペコロ | 青いペンギンさん。 | 8 |
3 | ピノ | プーカァ...オレンジ色でゴーグル。 | 9 |
4 | レミュータ | 緑色の怪獣を思わせる姿。ファイガーではない。 | 10 |
5 | チョンガ | 突きだした眼がかわいい。 | 1 |
6 | ライゾウ | 名前のとおり象。 | 2 |
7 | ウォルター | かつらを着けたクラシック音楽家風。 | 3 |
8 | バルボル | ブルドックの頭部に脚が生えている。 | 4 |
9 | ラミュタ | プロレスラー的。ぽよぽよした目玉が気持ち悪い。 | 5 |
10 | バルガ | 蝶というか犬というか,よくわからない。 | 6 |