NY録音によるソロ・プロジェクト第一弾!

2005年7月10日リリース決定!!

album jacket image

MASAYASU TZBOGUCHI
VIGOROUS

坪口昌恭(Masayasu Tzboguchi) :Keyboards
Yosvany Terry Cabrera :Soprano & Tenor Sax
Micheal Rodoriguez :Trumpet
Charles Flores :Electric & Acoustic Bass
Pedro Martinez :Percussions
Horacio "El Negro" Hernandez :Drums

1.African Eagle ['9"38]
2.Southern Cross ['7"25]
3.Tasogare Boomerang ['8"04]
4.Power Rose ['5"48]
5.Nostalgica ['7"17]
6.Pastel Yogurt ['8"04]
Total'46"33

ewe Inc. Label Info.

Produced by Masayasu Tzboguchi

Composed and Arranged by Masayasu Tzboguchi
Recorded at Bennett Studio, New Jersey, August 13, 14&15, 2004
Engineered by Dick Kondas
Overdub at Studio Freez, Tokyo, January - March 2005
Mixed by Takashi Akaku (Syn Studio) & Masayasu Tzboguchi
Mastering by Mitsuharu Harada (JVC Mastering Center), April 8, 2005
Art Direction & Design by Junya Kano
Photo by Yuichi Hibi, Masayasu Tzboguchi, Masaaki Kikuchi
A&R: Kazuki Takami (ewe inc.)
Product Coordination: Kanako Nishizawa (ewe inc.)

Executive Producer: Yukio Morisaki (ewe inc.)

Special Thanks:
Naruyoshi Kikuchi, Hiroaki Mizutani, Akira Sotoyama, Issei Igarashi,
Kanji Suzuki (PIT INN), Kenji Ono (PIT INN),
Anri Suetsugu (JazzToday), Izumi Tzboguchi


¥2,190(税抜き)、EWBE 0012(Body Electric Records)


MASAYASU TZBOGUCHI“VIGOROUS”自己ライナーノーツ


■はじめに
 TZBの「VOGUE AFRICA」のレコーディングで初共演し、その後も何度かライブで共演しているオラシオ・エルネグロ・エルナンデス(Dr)と、また次のアルバムを作ろうという話が盛り上がり、それもNYで録音しようということになった。当初TZBの次作を(タイミングとしては"a8v"に向けて)という話もあったが、あちらはよりエレクトロな方向性を見いだしていたので、坪口名義の人力ジャズ・アルバムの方がお互い有意義だということになった。ふさわしいレパートリーも揃っていたし、マイブームのモジュラー・シンセと絡めたこともやってみたかった(モジュラー絡みは2作目で)。オラシオがきっかけではあったが、実際にメンバーを集めてくれたのはewe Inc. 高見一樹氏だ。ただ、さすがNYというか、直前まで誰がスタジオにやってくるかわからない、といった神頼み的な側面もあった。レコーディングは、まずベーシック・トラックを2004年8月のお盆の時期に3日間、New Jerseyのスタジオでおこない、そのデータを東京に持ち帰り、シンセ類のダビングならびにトラックダウンをおこなった。いわば素顔の部分をNYで録り、東京で化粧を施したということになる。若きエンジニア赤工隆氏のTDによって分離の良い生々しいサウンドへとグレードアップし、仕上げはJVCマスタリングセンターの原田氏がベテランの勘とこだわりのシステムで作品に磨きをかけてくれた。

■タイトルについて
 普遍的、それでいて、今回のレコーディング・セッションを要約していて、語感が良くスマートすぎず、それほど馴染みのない言葉はないかと探していたところ、活気に溢れた/精力的なという意味の「VIGOROUS」が思いついた。怪獣の名前っぽいところも気に入っている。今作は自分の中のスポーティな部分を表現したかったし、僕なりに“直球勝負”なアルバムができたと思っている。

■共演メンバーについて
 今回集まってくれた、宝物のようなメンバーを一人ずつ紹介していきたい。

 Yosvany Terry Cabrera(Soprano & Tenor Sax)
 ヨスバニーとはすでに面識があったし、ライブも何度か見たことがあって、ずば抜けたサックス・プレイヤーであることはわかっていた。で、今回初めて僕の曲を吹いてくれたわけだが、予想を上回るすばらしさだった。僕のちょっとひねったメロディの譜割りもコード進行もモノともせず、緻密でメロディアスで、かつ自由自在なポリリズミック・アプローチを披露してくれた。パッと見、面倒くさそうな面もちでスタジオに現れ、曲順が予定と変わると「Why?」と言って睨んだり、ちょっとこわいヤツかと思っていたけど、二週間後にいきなり電話がかかってきて「今東京に来ているんだけど、会わないか」ということで、デートした(笑)。新宿タワレコで待ち合わせた後、すずやでトンカツ茶漬けを食べ、そのあとヨスのお気に入りのバーに招待されて、まったりした時間を過ごした。僕に「グッチー、奥さんとはどれくらい付き合ってから結婚したんだ?」とか聞いてくる。そう、ヨスには白人のかわいらしい彼女がいるのだ(実は裏ジャケに写っている)。マジなんだろうな。さらに、今度は僕が2005年5月にNYに行ったとき、偶然ハーレムの地下鉄の駅でバッタリと会った。ヨスとは赤い糸で結ばれているのかも知れない。

 Micheal Rodoriguez(Trumpet)
 マイケルは、今セッションでの最年少の25才!。信じられない、この若さであんなに成熟したプレイを聞かせるとは。キューバ出身ということで(ま、全員そうだけど)、ラテン風味が強調されることを心配したが、全くの杞憂であった。正統派でありながらユニークなアプローチで場面をガラッと変えるアイデアを持ち合わせていた。やはりハード・バップ的なジャズの醍醐味を醸し出すにはトランペットが必要だ。ちなみに裏ジャケで幅の広い背中を披露(?)しているのがマイケルだ。TシャツのRitmo Y. Pasion(Rhythm and Passionの意)は、本アルバムのサブ・タイトルにしても良いくらい。2作目の方ではマイクとのデュエットによるバラードも披露しているので、乞うご期待。

 Charles Flores(el. & Ac.Bass)
 アコベは力強く、エレベは端正でメロディアスなチャールズ。彼の存在で、どれほど今回のレコーディングが活性化したかわからない。あらかじめ譜面とデモCD-Rを全メンバーに送っておいたわけだが、予習してくることなど期待はしていなかった。ところがチャールズは全ての曲を完璧にマスターしてきたのだ。スタジオで初めて会って、彼が曲を細部にわたって覚えていることがわかった瞬間、感激のあまり泣きそうになった。譜面になっていない部分まで耳コピーしてあったし、別のスタイルだとこうなる、といったアイデアまで提供してくれた。誠意どころか愛情すら感じ、今作が良いものになることを確信した。曲によってラップのような声が交じっているが、ノってきたときのチャールズの声だ(アコベの場合、マイクに乗ってしまうのだ)。裏ジャケでオラシオの隣にいる黒人さんがチャールズ、その隣の少年はチャールズの息子さん。もちろん演奏には参加していないけど。

 Pedro Martinez(Percussions)
 黒人のモデルさんか、レニー・クラビッツがやってきたのかと思ったら、それがペドロだった。セッティングを済ませると早速叩き始めたが、コンガやジャンベの鳴ること鳴ること!。さすが本場仕込みというビート感に圧倒される。一方小物(エアーもの)は、小さなスポーツバックにちょこっと入っているだけの品揃えで、照れながら演奏する姿が可愛かった(僕の妻、三沢泉はエアーものを中心に4畳半一部屋分取りそろえており、そういうのが大得意なので、その対比も面白かったのだ)。正直言うと、レコーディングの最中よりも、東京で仕上げをする段階で、ペドロのやっていることの凄さにびっくり仰天した。つまり、超絶なテクニックを駆使していながらまわりを全く邪魔していないので、共演しているときは自然に感じてしまっていたのだ。そういえば泣かせるエピソードがあった。彼は2曲目の「Southern Cross」には参加していない。実は一緒に演奏はしたのだが、「この曲にパーカッションはない方がいい。曲の方向が違うと思うんだ」と、自ら申請してくれたのだ。実は僕もそんな気がしていて、一旦音出ししてから決断して言おうと思っていたのだが、こちらから言う必要がなくなった。ちゃんと音楽性を考えてくれていることがわかり、うれしかった。

 Horacio "El Negro" Hernandez(Drums)
 本アルバムの発起人と言っても過言ではないオラシオは僕より1歳年上。今レコーディングの最年長だけあって、スタジオ内でもボスの風格を漂わせていた。かつてTZBで何度か共演したときよりも獰猛な印象だった。このレコーディングに至るまで、オラシオが来日するたびに会って、親睦を深めていたわけだが、緻密な打ち合わせは高見氏に任せて、僕とオラシオはろくに会話もせず“ウェザー・リポートあの曲この曲”を二人で歌いまくって飲み明かしたことがある。僕らにとっての打ち合わせとリハーサルはそれで十分だったのだ。とはいえ、レコーディング当日はチャールズに負けず劣らず曲を覚えて来てくれていたので、ほとんどテイク1〜2でOKだった。僕にとってのオラシオは、人なつっこさは言うまでもなく、セッティングのゴージャスさ、怒濤のテクニック(時折刻まれるカウベルはオラシオの左足だ)、音色など、極めて“メジャーな演奏”をしてくれるところが重要だ。

■曲目について
 1.African Eagle
 “アフリカに生息する架空のワシ”という曲で幕を開ける。元々は“ギニアやセネガルの土着ミュージシャンがアフロ・ビートでスクラッチDJをする”イメージで「Afro Turntable」と名付けていたのだが、オラシオのしなやかなビートに乗っかっているうちに、空中から獲物を狙う獰猛な鳥のイメージに変わってしまった。ちなみにAfrican Fish Eagle(ウミワシ)という鳥が実際にいて、アフリカはザンビアとジンバブエの共通の国鳥らしい。日本の国鳥はキジ。トキだったらよかったのにと思うけど、絶滅寸前じゃマズいし。ちなみに国蝶は森に生息するオオムラサキで…。
 今作中、唯一シンセが主役のアンサンブルで、ペドロも唯一ジャンベを叩いている。シンセソロはARP Odyssey。テーマの中低音や終盤のSEはProphet5。

 2.Southern Cross
 十年以上前に初めてケニアを旅したときに、南十字星を見た。首都ナイロビから寝台列車(KR=ケニアン・レイルウェイ)で16時間かけて海辺の町モンパサに入り、現地在住の友人たちとバイクで移動しながら見たような気がする。南十字星の近くに、やや大きなニセ十字星がある、というのも気に入った。初めてのアフリカ大陸、赤い土、6/8のリズムで歩く人々、ナイロビのジャズクラブでのジャムセッション、サバンナの天然色とインド洋の青さ、猛烈に暑いのに水が出ない…、などの体験が忘れられなくてこの曲になった。Aメロの部分はややレゲエっぽいイメージで作ったのだが、チャールズ(Bass)の発案でニューオーリンズ・スタイルにしてみた。アコピ主体で、Hammond B3とMinimoogが彩りを添える。

 3.Tasogare Boomerang
 「黄昏ブーメラン」(邦題)の方が雰囲気合ってるかな。僕の特撮ヒーロー嗜好が増長される曲。ヒーローが用いるブーメランの代表格はウルトラセブンのアイスラッガーだと思うが、他にもその昔「怪獣王子」やアニメ「海底少年マリン」がブーメランを武器にしていて、そういった必殺技でとどめを刺すのにベストな時間帯は、最も哀愁が漂う“たそがれ時”だと認識している(なんじゃそりゃ)。そしてなぜか、ブーメラン系を武器にしているヒーローには、子供心にエロチックな魅力を感じたのを思い出す。サックスとキーボードが掛け合いみたいになっているのが、正義のヒーローVS侵略者という図なのだが、まあ描写音楽でもTVサントラでもないので、単なる発想のきっかけということで。……という風に、これ、幼少時の嗜好が拭いきれない曲なので、現場でボツにしようかと言ったら(笑)、ディレクター高見氏が「ダメです、オラシオが一番やりたがってるのは実はこの曲なんです。お願いします!」というわけで収録した。B部は、同拍値3と4、さらに異拍値3と4といった二種類のポリリズムが組合わさっており、ヨスバニー(Sax)が見事なポリ・アプローチのソロをとり、まわりがそれに応える。やってよかった!

 4.Power Rose
 そこに咲いているだけでものすごいパワーを発揮する架空の(こればっかりや)花をイメージして、歌モノにしようかというくらいの気持ちで作曲した。花の中でも、棘があるっていうのと語呂が良いのでパワー・ローズ。この曲もアコピが主役だが(パワー“ローズ”のくせにエレピではない)、イントロと終盤のMellotronサンプルによるフルート音が、この曲のイメージを決定づけていると思う。

 5.Nostalgica
 僕は自分が生きてきた中で過去に戻りたいと思ったことは一度もないけど、「昔はよかったなあ」と思うことは多々あるな。昔はここの川泳げたのに、とか、Mac.は白黒の頃の方が夢があったな、とか、国鉄時代の車両の方が趣があったな、とか。今回レコーディングをおこなったベネット・スタジオ(トニー・ベネット所有)は、元々駅舎だったところで、ブックレットの写真のように横に古ぼけた鉄道が通っていた。線路はガタガタなのに、廃線はしておらず一日2往復ほどゆっくりと貨物列車だけが通過する。継ぎ目の音でリズム感を養った“懐古型鉄道マニア(?)”の僕は、こういったシチュエーションはたまんないっす。そんなわけで、今回のレコーディングは最高にエキサイティングだったと同時に、とてもノスタルジックでリラックスした気分も味わった。
 さて楽曲的には、シーケンサーで、ある傾向のリズムを発生させ、即興演奏しながらテーマ、ベースライン、リフなど、各パートをそれぞれ別々の発想で作る----そうやってできた、元々整合性があるかどうかわからないものを一緒にするという、いわばTZB以降の作曲法で仕上げてある。その代わりハーモナイズは丹念におこなうのが俺流。前半に2ホーンによるテーマが3回出てくるが、毎回微妙にコードが変えてあるのにお気づきでしょうか。その後の構成は特に決めずに録音開始!(後で編集するのもアリだと思い)。ところが、あたかもしっかり構成されていたかのように、エンディングに至るまでビシッと決まったではないか!。みんなのVisionが一致した瞬間!鳥肌モノだった。もちろん(ストリングスを加えた以外は)編集する必要などなかった。

 6.Pastel Yogurt
 元々TZB向けにMを使ってドラムンベースっぽくやろうとして作った曲を今回人力で。さすがのオラシオも完奏後「速ぇーなー」というほど、ギリギリのところで演奏してくれた。ペドロとオラシオのコンビネーションは神がかっていたね。この曲の基本リズム“ダーッダッダー・ゥダッダッダー”に合わせて、エンジニアのディックがニワトリのような仕草で踊っていたのが印象深い(貢献してくれた、なんてもんじゃない。バイタリティに溢れ、一緒にGrooveしていた!)。そう、彼は元々バレエダンサーだったらしい。僕のローズ・ソロからコード進行が発生し、テーマは最後にしか出てこないところがミソ。ほら、待った甲斐があったでしょう。

*        *        *

■おわりに
 海外旅行経験は少なくない方だと思うが、英語力は観光英語+α程度の僕が、なんとか片言の英語でレコーディングを成立させられたのは大きな自信になった(苦笑・英語に堪能な高見氏に助けてもらいながら)。とはいえ、相手は普段スペイン語で会話をしているキューバ人たちだ。日本人同士だったらあたりまえの世間話や語り合い?が満足に出来ない。つまり“音でしか意志の疎通が出来ない”わけで、これは自称宇宙人の僕にとって最大のチャンスだった。当然ながらミュージシャンシップが極めて高い彼らのこと、今回僕には“きっと音楽でみんなが一つになってくれる”という予感、いや確信があった。チャールズが曲を全て把握しているという段階でマジックは生じ始めていたが、実際に演奏を始めて、こんなにも音の中で泳ぎやすいことがあるもんだと、自分の可能性にうれしくなった。彼らも音楽を心から楽しんでくれたと思う。その証拠に、今回ほど演奏するたびにハグし握手しまくったのは初めてだ(握手というよりは、思いっきり手を打ちつけるわけで、気をつけないとマジで手を痛める)。決して日本人ミュージシャン同士だと共感し得ないという意味ではないけど、お互いの経験や嗜好など、いろんなことがわかりすぎてしまうことが、時に邪魔をすることもある。
 今回はスポーティな気分だったのでジャージを着用した。NY、黒人、鉄道といったマイ・フェイバリット・シングスが揃っていたし、二日にわたって在米カメラマンに撮影してもらう機会が与えられたので、ジャケットやブックレットに写真を豊富に使うことにした。表紙の写真は、デザイナー狩野君やewe西澤さんと厳選の末、ガラス窓に映った自分を自分で撮ったものを使うことになった。反射によって不思議な構図になり、編集・加工は必要なかった。それも今回のレコーディング・セッションをよく表している。
 NY録音というきっかけを作ってくれたオラシオ、そして今作のレコーディングを実現させてくれたewe Inc.には心から感謝する。30代最後の夏に実現した至福の記録を心ゆくまでお楽しみください。




CD Review
■CD Journal 2005年8月号 <今月の推薦版>
「ウェザー・リポートの影響と“その次”への意思」
 坪口昌恭がNYでリーダー作を録音した、という話を聞いたとき、果たして彼の多彩な音楽性のどこに焦点を当てた作品になるのか、興味津々だった。乱暴な言い方をすれば「ジャズで来るのかザヴィヌル風か、それとも?」みたいなことなんだけど、結果は見事なまでに正攻法の、ウェザー・リポートの志を継承する音楽が詰まったアルバムが登場したわけだ。エルネグロ・エルナンデスの強靱なドラミングを中心としたリズム・セクションはラテンのポリリズミックな要素を濃厚に含んでいるが、いわゆる“ラテン風”の音にはならずに、クールで都会的な坪口の音楽ががっちりと支えている。そしてローズのメロウなサウンドを軸として、さまざまなタイプのシンセを効果的に配置するキーボード・サウンドや、複雑な譜割りとコード進行を“いかにも複雑!”風ではなくさらりと提示する曲作りは、ザヴィヌルとショーターから彼が受けた大きな影響と、“その次”に進もうとする意思を強く感じさせるものだ。(村井康司)

■THE DAILY YOMIURI THURSDAY, JUNE 23, 2005 <IN YOUR EAR>
 Masayasu Tzboguchi, half of eccentric "metaphysical" jazzers Tokyo Zawinul Bach, uses the whole gamut of keyboard gear from Moogs, Korgs, Hammonds, Rhodes and grands on this highly recommended solo outing. Tzboguchi reacquaints himself with Cuban session drummer "El Negro" Hernandez who provides an intense driving force that coupled with the dense textures of sound created by Tzboguchi provides brooding and at times tongue-in-cheek fusion-scapes for reedman Yosvany Terry Cabrera to blaze through. It's intense, fun, and all original material.(PAUL JACKSON)




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