坪口昌恭 Electronics Activities


Tzboguchi Masayasu Electronics Activity

Modular Solo

"Modular Synthesizer Solo & Duo with パードン木村" 2009/5/8(Photo by Izumi)
at 横浜・黄金町バザール「黄金スタジオ」内 試聴室その2


<About Electoronics Activity

 “完全アナログ・モジュラー・パッチ・シンセサイザーを駆使し、有機的かつ複雑な動き(サウンド)を見せる“ライブ・ペインティングもしくはインスタレーション”的な手法のパフォーマンス。鍵盤やMIDI、シーケンサーを一切使わずに、パッチケーブルの抜き差しとツマミの操作のみで、ライブ・インプロヴィゼイションとしての醍醐味を含みつつ、多彩に場面展開してゆく。ジャズピアニスト坪口昌恭とは別の側面を見せるパフォーマンスであるが、アンサンブル感、構成美など、不思議と坪口テイストに溢れているとの評価を得ている。

■坪口モジュラー・シンセ遍歴■
 2004年春、独自のカスタマイズによるモジュラー・シンセを導入(元FiveG安藤岳志氏のアドバイスによるAnalogSystemsとDoepfer製を組み合わせた唯一無二のシステム)、三沢泉ライブで使い始め、パードン木村、John Beasly(Key)、大島輝之、numbとのDUO、「菊地成孔デギュスタシオン・ア・ジャズ」ブルーノート東京公演、ソロ・パフォーマンスなどで活用してきた。2005年版「東京ザヴィヌルバッハ」ではMとモジュラーを同期させる、より“液体的”な新手法を披露。録音物では、NY録音のソロ作品「ANROGRAFFITI」、『mas』リミックス作品「steppers+」、『坪口昌恭TRIO』リミックス作品「Radio-Acoustique」、映画音楽制作(浅野忠信初監督映画『トーリ』のメイキング/オルタネイト作品『ソラノ』のサウンド・トラック)で活用。


<坪口昌恭 Electronics 活動歴>


月日(名目) 2009 5/8(金)
場所 横浜・黄金町バザール「黄金スタジオ」内 試聴室その2
メンバー 坪口昌恭(Analog Modular Synthesizer Solo & Duo with パードン木村)
内容 1st SetはSoloで50分(2曲)、2nd Setにパードン木村氏をお迎えして、レクチャー10分と演奏50分(2曲)といったステージ。1曲目はJazz的なSwingビートを生成させてのアンサンブル、2曲目は前回SDLXでも披露した得意の?万華鏡ファンク的なアンサンブル。そう、モジュラーでアンサンブルっぽく聴かせるあたりが、僕のスタイルなのかも知れない(と、パードンさんに言われた)。休憩を挟んで、僕がモジュラー・ソロで表現したいポイントやモジュラー・シンセの仕組み/特性などをレクチャーした後、3曲目は複数のドローンが折り重なるサウンドにパードン氏のアルペジオ的な動きが絡む。ラスト4曲目は、4つのLFOをクロックに使い、スイッチャーで自動的にテンポが刻々と切り替わるシーケンスを披露。このアイデアは現場でパードン氏と話していて思いついたもので、初トライ!。意外と模索/パッチングに時間がかかり、最初パードンさん一人というシーンが数分間ありました(苦笑)。

月日(名目) 2009 3/5(木) <So Alone???>
場所 六本木 Super Deluxe
メンバー 坪口昌恭(Analog Modular Synthesizer Solo)
内容 SuperDeluxe7年目突入記念特別企画イベント3日目に、モジュラー・ソロで出演。フィルターを発信させたパーカッシブ・サウンドに始まり、パルス波の断片フレーズ、カウベル音源の周波数を変化させるフレーズ、パルス波をフィルタリングしトラペゾイド・ジェネレーターでコントロールしたベース、波形と音程がランダムに変わるリード音フレーズ、などをちりばめて、ランダムなビートで20分間展開させた後、オン・ビートに切り替わり、テクノ/ウェザーリポート的な万華鏡サウンドで残りの10分間〜エンディングになだれ込むといった構成の30分間。前回の2hワンマンで鍛えられたせいか、モジュラー・ソロとしては自己ベストの表現ができたと思う。その他の出演者は、植野隆司(Guitar)、Jimanica(Drums+Electronics)、DJ:伊藤桂司、Ryu Konno、VJ:onnacodomo。オマケ的に演った「植野+Jimanica+坪口」による12分間のスペシャル・セッションもかなり良かったのでは。

月日(名目) 2009 2/7(土)
場所 横浜・黄金町バザール「黄金スタジオ」内 試聴室その2
メンバー 坪口昌恭(Analog Modular Synthesizer Solo)
内容 自分のモジュラーソロとしては初の“50分間×2ステージ”という長丁場。1曲約25分を4つ披露。1曲目は16分音符系を基調としたファンク的なアンサンブル。2曲目は2つの音がミニマル的に対比し、他の要素がランダムに絡むもの。休憩を挟んで3曲目は低音域のドローンが折り重なるもの。ラスト4曲目はJazz的なSwingビートによるアンサンブル(ここでキーボードも少し弾く)。モジュラーの特性としてスイングするリズムは苦手であり、トリガー・ディレイでそれをコントロールしなければならず、特に4曲目は苦労した。そんなに間がもつのかと心配されたが(苦笑)、リラックスした雰囲気の中、宇宙オーガニック的な色彩感やテンションをキープできたと思う。

月日(名目) 2008 8/25(月) <SOUNDROOM vol.23 experimental music from Tokyo that defies categorization!>
場所 六本木Super Deluxe
メンバー 坪口昌恭(Analog Modular Synthesizer Solo)
内容 鈴木康文(AEN)氏が主催する音響ジャズイベントに、モジュラーソロで出演。30分間のステージで、まっさらな状態からパッチしていく、ライブ・ペインティングもしくはインスタレーション的な手法のパフォーマンス。単音フレーズに始まり、ノイズ、パーカッシブなSE、ランダムな動きのベースなど、徐々に多彩になっていき、最後はジャーマン・テクノ的なクライマックスを迎えるといった構成。mophONE平田昌太郎氏に依頼して作成したMAXによるオリジナル・マルチ・エフェクターも活用。その他の出演は、大谷能生+ユタ川崎+AEN(鈴木康文)+gape。クロコダイルダンディーズ。DJ:虹釜太郎&鈴木康文、Kuknacke、37A

月日(名目) 2007 2/23(金) <大島輝之 坪口昌恭 SOLO & DUO>
場所 千駄ヶ谷Loop Line
メンバー 大島輝之(Guitar, Effect)、坪口昌恭(Modular Synth., Keyboard, Effect)
内容 手始めにそれぞれのソロを20分間披露。アブストラクトなギター・フレーズをその場でラップトップに取り込みエフェクトしていく大島氏に対し、僕はモジュラーシンセを裸の状態からパッチしてアンサンブルを構築していく。DUOでは、キーボードに仕込んだドラム音やエレピ、オルガンをループ&エフェクトする手法でアプローチ(30分強)。現場では、DUOよりもモジュラーソロが上手くいったと感じていたが、後で録音を聴いてみると、純インプロ的な大島氏とグルーヴ・テイストのある僕とがうまくかみ合って、DUOもかなりオイシイことになっていた。対バンは独自のスタイルを実践するサックス奏者、山内桂氏。

月日(名目) 2006 4/22(土) <Carl Stone & 坪口昌恭>
場所 千駄ヶ谷Loop Line
メンバー Carl Stone(Computer)、坪口昌恭(Filtered Digital Piano, Computer)
内容 カール・ストーン氏は、'80年代中盤、僕が上京した頃、既にMacintoshコンピュータを使って前衛的なパフォーマンスをされていた、国際的なコンピュータ先鋭音楽の巨匠であり元祖M使い。僕もその影響で、Mを使いたいがためにSE/30を手に入れた(TZBが始まる8年前の話)。ということで、同じM使いの端くれとして、胸を借りるつもりで共演させていただいた。Carl氏がMax/MSPでサンプルを操作して、出来上がった楽曲かと思わせるようなアンビエント・ミュージックを披露したのに対し、僕はモジュラーで仕込んだアブストラクト音をableton Liveで変調しながら、フィルタード・ピアノを演奏。客席には内橋和久さんや高橋悠治氏の姿が。

月日(名目) 2006 3/29(水)
場所 大泉学園 in F
メンバー 千野秀一(Ac.Piano, Computer)、坪口昌恭(Filtered Digital Piano, Computer)
内容 in F 佐藤さんのオーガナイズによって実現した千野秀一さんとのコラボレーション。千野さんとは、『東京ザヴィヌルバッハ』が産声を上げる前夜の1999年1月に初めて共演して以来2回目。今回、モジュラーで構築した独自のフィルターと、新たに導入したPowerBookG4(ableton Live)による新手法を初披露。千野さんピアノ×坪口Mac.、千野さんMac.×坪口ピアノ、二人ともピアノ、二人ともMac.など、いろんな組み合わせを披露。マスターの佐藤さん曰く「電気なのに意外と生っぽい印象で新鮮だった」。

月日(名目) 2006 1/21(土) <MT&P - ANALOGIC / Sound & Vision Live>
場所 千駄ヶ谷Loop Line
メンバー パードン木村(Modular Synth., Guitar, MTR)、坪口昌恭(Filtered Digital Piano, Computer)、中村 修(Visual)
内容 東京大雪の日に、坂本拓也&中村修による『Analogic』と対バン。二人とも背後にはモジュラーシンセを配置(僕はフィルターに使用)しているが、パードンさんはギターが弾きたくてしょうがなかったらしく、気がつくと普通にピアノ&ギターDUOになっていたりして、不本意ながらも面白かった(苦笑)。中村修氏が、我々の発する音々をリアルタイムに映像化。

月日(名目) 2005 8/28(日) <Several Particle Sound Waves vol.4>
場所 千駄ヶ谷Loop Line
メンバー 坪口昌恭(Modular Synthesizer, Effect)
内容 Loop Line企画のイベントにモジュラーソロで参加。今日こそは、キーボードは一切使わずモジュラーのみで勝負。断片的なノイズに始まり、ランダム・フレーズ・コラージュに移行、中盤よりベース音が加わり、終盤はビートが明確になり収束するといった30分ステージ。対バンは、SKIST(サム・ベネット+いとうはるな)、itoken、青木隼人。DJ:稲益寛明。

月日(名目) 2005 5/29(日) <坪口昌恭Modular Solo>
場所 千駄ヶ谷Loop Line
メンバー 坪口昌恭(Modular Synthesizer, Keyboard, Effect)
内容 無謀な挑戦。モジュラーシンセ主体で2ステージをソロでこなす。さすがに一からパッチするのは心許なかったので、事前に仕込み、部分的にキーボード(音源はJomox SunSyn)も弾く。最も難しかった点は、2セットあるため、前半はアイデアを出し惜しみしなければいけなかったこと。デトコペの高井康生君が見に来ていて「展開が考えられていて、予想してたよりずっと面白かった」と言ってくれたので一安心。

月日(名目) 2005 1/11(火) <quartz head council vol.3>
場所 新宿PIT INN
メンバー 藤原大輔(Tn.Sax, Effect)、ワガン・ンジャエ・ローズ(Sabar)、坪口昌恭(Modular Synthesizer, Rhodes Suitcase, Effect)
内容 藤原大輔主宰のユニット「quartz head council」への初参加。藤原君のリクエストにより、1ステージbpmは一定、バスドラとハイハット(もちろんモジュラーで作った音)はハウス・ビートをキープし、その上でSEをちりばめる。それによって、アブストラクトでありながらダンス・ミュージックとしての機能を果たせたと思う(場所はPIT INNだが)。僕のソロ名義ではないが、モジュラーシンセを最大限に稼動して成り立ったアンサンブルということで、例外的にここに掲載した。

月日(名目) 2004 10/24(日) <ewe presents JAZZ TODAY 2004>
場所 代官山UNIT
メンバー John Beasley(Rhodes, Computer, Effect)、坪口昌恭(Modular Synthesizer, E-mu E4XT Rhodes, Effect)
内容 ewe presents JAZZ TODAYシリーズの最終日におこなわれた、オルタネイティブなショーケース。晩年のマイルス・デイビスやスティーリー・ダンとも共演経験のあるLA在住キーボーディスト、ジョン・ビーズリーとのDUO。僕がモジュラーで純アナログSEを発するのに対し、ジョンはMac.(Reaktor?)でデジタル・ビートを発する。二人ともローズ・エレピでアプローチ。インプロ〜Little Church〜インプロといった構成の20分ステージ。

月日(名目) 2004 6/28(月) <『パードン木村&坪口昌恭 Electronic DUO』at 『Misawa Izumi』Live>
場所 吉祥寺MANDA-LA2
メンバー パードン木村(Modular Synthesizer, Effect)、坪口昌恭(Modular Synthesizer, Effect)
内容 2004年3月にモジュラーシンセを導入し、それを使った初ライブ。『Misawa Izumi』Live(2回目)との対バンとして出演。15分おきにVoice SEが流れるように設定し、その都度パッチは全て抜き去り一から次のパッチを組み立てるという、恐いもの知らずの60分パフォーマンス。パードンさんのエフェクト処理によって随分救われたが、初披露にしてはまあまあでしょう(笑)。



Back to Home