御所伝説現地取材編

さる4月4日に御所に帰った時に実際に御所伝説の地に赴いて撮影してきましたので
そのもようをお知らせします。

これは御所伝説の中で

鴬宿梅(高天)
高天彦神社の前にある。昔、高天寺の小僧が若死したので、その師は嘆いていた。すると梅の木に鴬が来て、「初春のあした毎には来れども、あはでぞかへるもとのすみかに」と鳴いた。それからはこの梅を鴬宿梅(おうしくばい)という。「古今秘抄」には孝謙天皇の御字とある。

と伝えられている梅の木です。梅の季節からは外れてしまってちょっと残念ですが。

次は

蜘蛛窟です。御所伝説では

蜘蛛の窟(高天)
むかし、千本の足を持つ大きな土蜘蛛が住んでいた。時の天皇は御悩みであったので、勅使が来て、字サルチ(猿伐)から矢を射て殺した。矢の落ちたところを矢の段という。土蜘蛛を高天彦神社の傍らに埋め、蜘蛛塚といった。蜘蛛の居た窟は神社の前の並木の東にある。

とあります。この窟の全体は

とほとんど古墳ですね

この梅の木と蜘蛛窟がある高天彦神社の参道です。

神殿は

こじんまりしていますけど、なかなか立派な神社でした。

次に御所伝説には無いですが近くにある高鴨神社へ行ってきました。

なかなかここも桜が奇麗でよかったです。

これから奈良はいい季節を迎えます。

みなさん機会があれば御所へ来てください。