ニッケイ
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クスノキ科 | : | Lauraceae Cinnamomi-Cortex | ||
生薬名 | : | 桂皮(ケイヒ) | ||
薬用部分 | : | 幹皮、枝皮 | ||
成分例 | : | 精油、ケイヒアルデヒド | ||
産地 | : | 中国(広東、広西) ベトナム | ||
適応 | : | 健胃、整腸、発汗駆風 |
以前は、赤い糸で束ねられた「ニッキ」が駄菓子屋を飾っていた。八つ橋の香りは桂皮油による。元々、肉桂(ニッケイ)の名は中国酸桂皮の優良品の名称である。和歌山、鹿児島、高知では古くから栽培されたが、今はわずかに残るのみである。漢方にも広く処方され、健胃としての安中散、発汗駆風として桂枝湯などがある。