警告のある薬品


#01

警告/ヒスマナール錠(持田)/アステミゾ−ル/抗アレルギ−剤/心臓血管系副作用/+/+/+/!/

【警告】
外国において,本剤及び本剤の代謝物の血中濃度が上昇した場合又はQT延長を起こしやすい患者等に使用した場合に,まれにQT延長,心室性不整脈(torsades de pointesを含む)あるいは心停止(死亡を含む)などの心臓血管系の副作用が報告されているので,1日用量を厳守するとともに,次の患者には投与しないなど適応患者の選択を慎重に行う
  1. 重篤な肝障害のある患者
  2. 本剤の代謝を阻害する薬剤(エリスロマイシン,イトラコナゾ−ル,ミコナゾ−ル及びキニ−ネ)を投与中の患者
  3. 先天性QT延長症候群の患者
  4. QT延長を起こしやすい患者(低カリウム血症,低マグネシウム血症,β‐遮断薬を除く抗不整脈薬,利尿薬,向精神薬(フェノチアジン系,三環系・四環系抗うつ薬),プロブコ−ルを投与中の患者)
  5. 心筋梗塞,各種の不整脈,先天性弁障害等の心疾患のある患者。なお,服用中の患者に失神が現れた場合には,重篤な不整脈が発生している可能性があるので,直ちに中止し,心電図検査を含む適切な措置を行う。また,使用に当たっては添付文書を熟読する


#02

警告/ノスカール(三共)/トログリタゾン/糖尿病用剤/重篤な肝障害/+/+/!/+/

【警告】
  1. 本剤投与により劇症肝炎等の重篤な肝障害が起こり,早期に適切な処置を行わない場合,死亡等の重篤な転帰に至ることがあるので,少なくとも1ヵ月に1回,肝機能検査を行うなど観察を十分に行い,肝機能検査値の異常,黄疸が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと
  2. 副作用として肝障害が発生する場合があることをあらかじめ患者に説明するとともに,悪心・嘔吐,全身倦怠感,食欲不振,尿黄染等があらわれた場合には,本剤の服用を中止し,直ちに受診するよう患者に注意を行うこと。


#03

警告/ガストログラフィン[液](日本シエーリング)/アミドトリゾ酸ナトリウムメグルミン/尿路・血管造影剤/ショック/+/+/!/!/

【警告】
ショック等の重篤な副作用が現れることがある


#06

警告/チガソンカプセル(ロシュ)/エトレチナ−ト/角化症治療芳香族テトラエン誘導体/催奇形性/+/+/+/+/

【警告】
催奇形性があるので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。また,妊娠する可能性のある婦人には投与しないことを原則とするが,やむを得ず投与する場合は使用上の注意を厳守する


#07

警告/アンカロン錠100(大正製薬)/塩酸アミオダロン/不整脈治療剤/高頻度な重篤な副作用/+/+/!/!/

【警告】
副作用発現頻度は高く,致死的な副作用(間質性肺炎,肺胞炎,肺線維症,肝障害)が発現することも報告されているため,他の抗不整脈薬が無効か,又は副作用により使用できない致死的不整脈患者にだけ使用する。使用に当たっては,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,可能な限り同意を得てから,入院中に投与を開始する。また,使用は致死的不整脈治療の十分な経験のある医師に限り,諸検査の実施が可能で,緊急時にも十分に対応できる設備の整った施設でだけ使用する。長期間投与した際,血漿からの消失半減期は19〜53日と極めて長く,中止した後も血漿中及び脂肪に長期間存在するため,副作用発現により中止,あるいは減量しても副作用はすぐには消失しない場合があるので注意する。また,種々の薬剤との相互作用(相互作用の項参照)が報告されており,これらの薬剤を併用する場合,また本剤中止後に使用する場合にも注意する

#17

警告/アンドロクール錠(日本シエーリング)/酢酸シプロテロン/抗男性ホルモン/肝細胞がん/+/+/-/!/

【警告】
長期大量投与を受けた患者に肝細胞がんが現れたとの報告がある。したがって,他の薬剤の効果が不十分で治療上本剤の投与が不可欠な場合にだけ投与し,効果が認められない場合は漫然と投与を継続しない。投与中及び投与後も定期的に超音波検査,α‐フェトプロテイン検査等を行うなど,患者の状態を十分に観察する。異常が認められた場合には,直ちに中止し,適切な処置を行う。なお,使用に当たっては,添付文書を熟読する

#18

警告/ヒスロン(協和発酵)、プロベラ(P&U)/酢酸メドロキシプロゲステロン/黄体ホルモン/血栓症/+/+/!/!/

【警告】
投与中に重篤な動・静脈血栓症が発現し,死亡に至った報告がある


#19

警告/ハイビッド錠(ロシュ)/ザルシタビン/抗ウイルス・HIV逆転写酵素阻害剤/末梢神経障害,膵炎,肝機能/+/+/+/!/

【警告】
  1. 末梢神経障害が現れることがあり,投与継続により非可逆性となることがあるので,四肢末端のしびれ・灼熱感・刺痛感等の症状が認められた場合には中止するなど適切な処置を行う
  2. 膵炎が現れることがあるので,定期的に血清アミラ−ゼ,血清リパ−ゼ等の生化学的検査を行うなど,患者の状態を十分に観察し,慎重に投与する。これらの検査値の上昇がみられた場合には,中止するなど適切な処置を行う。また,腹痛,悪心,嘔吐等の膵炎の発症を示唆する臨床症状がみられた場合には直ちに中止し,生化学的検査(血清アミラ−ゼ,血清リパ−ゼ等)及び画像診断等による観察を行う
  3. ウイルス性肝炎等の肝疾患の合併症のある患者において肝機能を著しく悪化させることがあるので,定期的に血清トランスアミナ−ゼ等の生化学的検査を行うなど,患者の状態を十分に観察し,慎重に投与する。異常が認められた場合には中止するなど適切な処置を行う


#20

警告/エンドキサン(塩野義)/シクロホスファミド/ナイトロジェンマスタ−ド系/ペントスタチン併用で心毒性/+/+/+/!/

【警告】
外国においてシクロホスファミドとペントスタチンとの併用により,心毒性が発現し死亡した症例が報告されているので,本剤とペントスタチンを併用しない


#21

警告/ベロテックエロゾル(日本ベーリンガー)臭化水素酸フェノテロ−ル/β2‐刺激性気管支拡張剤/過量投与,心負担/+/+/+/!/

【警告】
  1. 使用は,患者又は保護者が適正な使用方法について十分に理解しており,過量投与になるおそれのないことが確認されている場合に限る
  2. 小児への投与は,他のβ2‐刺激薬吸入剤が無効な場合に限る(1回噴霧中に本剤0.2 mgを含有しており,小児への安全性が確立していないので,投与しないことが望ましい)


#22

警告/小柴胡湯(各社)/小柴胡湯/漢方製剤/間質性肺炎/+/+/+/!/

【警告】
  1. 本剤の投与により、間質性肺炎が起こり、早期に適切な処置を行わない場合、死亡等の重篤な転帰に至ることがあるので、患者の状態を十分観察し、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)、胸部X線異常等が現れた場合には、ただちに本剤の投与を中止すること
  2. 発熱,咳嗽,呼吸困難等があらわれた場合には,本剤の服用を中止し,ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと

97/12:項目2追加


#24

警告/ボルタレンサポ(チバガイギー-ノバルティス)、その他同製剤(各社)/ジクロフェナクナトリウム(坐薬)/鎮痛消炎剤/体温下降,血圧低下,ショック/+/+/!/!/

【警告】
幼小児・高齢者又は消耗性疾患の患者は,過度の体温下降・血圧低下によるショック症状が現れやすいので,これらの患者には特に慎重に投与する


#25

警告/ヴァイデックス錠,ドライシロップ(BMS)/ジダノシン/抗ウイルス・HIV逆転写酵素阻害剤/膵炎/+/+/+/!/

【警告】
膵炎が現れることがあるので,血清アミラ−ゼ,トリグリセリド等の生化学的検査を行うなど,患者の状態を十分に観察する


#26

警告/レトロビルカプセル(ウエルカム-住友製薬)/ジドブジン/抗ウイルス・HIV逆転写酵素阻害剤/骨髄抑制/+/+/+/!/

【警告】
骨髄抑制が現れるので,頻回に血液学的検査を行うなど,患者の状態を十分に観察する


#27

警告/プロスタルモンE錠(小野)、プロスタグランジンE2錠(科研)/ジノプロストン/プロスタグランジンE2/子宮破裂,胎児仮死/+/+/+/+/

【警告】
過強陣痛や強直性子宮収縮により、子宮破裂、胎児仮死、頚部管裂傷、羊水塞栓等が起こることがあり,母体あるいは児が重篤な転帰に至った症例が報告されているので、本剤の投与にあたっては、以下の事項を尊守し慎重に行うこと。
  1. 患者および胎児の状態を十分観察して、本剤の有益性および危険性を考慮した上で、慎重に適応を判断すること。特に子宮破裂、頚部管裂傷等は経産婦、帝王切開あるいは子宮切開術既往歴のある患者で起こりやすいので注意すること。
  2. 本剤は点滴注射剤に比べ調節性に欠けるので、分娩監視装置等を用いて胎児の心音、子宮収縮の状態を十分に監視出来る状態で使用すること。
  3. オキシトシン、ジノプロスト、(PGF2α)との同時併用は行わないこと。また、前後して使用する場合も、過強陣痛を起こすおそれがあるので、十分な分娩監視を行い、慎重に投与すること。
  4. 本剤の使用にあたっては、添付文書を熟読すること。


#28

警告/バクタ(塩野義)、バクトラミン(ロシュ)/スルファメトキサゾ−ル・トリメトプリム/合成抗菌剤/血液障害,ショック/+/+/!/+/

【警告】
血液障害,ショック等の重篤な副作用が起こることがあるので,他剤が無効又は使用できない場合にだけ投与を考慮する


#29

警告/ペラゾリン細粒(全薬)/ソブゾキサン/ビスジオキソピペラジン誘導体/骨髄機能抑制/+/+/!/!/

【警告】
使用に当たっては,骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがあるので,緊急時に十分処置できる医療施設及びがん化学療法に十分な経験を持つ医師のもとで,本剤が適切と判断される症例についてだけ行う。なお,開始に当たっては,添付文書を熟読する


#30

警告/ボンゾール錠(東京田辺)/ダナゾ−ル/エチステロン誘導体/血栓症/+/+/!/+/

【警告】
血栓症を引き起こすおそれがあるので,観察を十分に行いながら慎重に投与する。異常が認められた場合には直ちに中止し,適切な処置を行う


#31

警告/ミンテゾール(萬有)/チアベンダゾ−ル/駆虫剤/過敏症/+/+/!/!/

【警告】
過敏症が発現した場合は直ちに中止し,再投与しない


#32

警告/ネオマイゾンカプセル(エーザイ)/チアンフェニコ−ル/クロラムフェニコ−ル類似化学療法剤/末梢神経障害,血液障害/+/+/+/!/

【警告】
非可逆性の末梢神経障害が,また重篤な血液障害が現れることがある。用法・用量,使用上の注意に特に留意する


#35

警告/トリルダン(日本HMR)/テルフェナジン/アレルギ−性疾患治療剤/心臓血管系副作用/+/+/+/!/

【警告】
本剤は未変化体及び肝臓で代謝されたカルボン酸型代謝物が薬理作用を持つ。次の(a)又は(b)等の要因により代謝が阻害され,テルフェナジン未変化体の血中濃度が上昇した場合,QT延長,心室性不整脈(torsades de pointesを含む)などの心血管系の副作用が現れることがあり,外国では心停止(死亡を含む)が現れたとの報告がある。次の患者には投与しないこととし,また適応患者の選択を慎重に行う
  1. イトラコナゾ−ル,ミコナゾ−ル,エリスロマイシン又はクラリスロマイシンを投与している患者
  2. 重篤な肝障害のある患者
  3. 先天性QT延長症候群のある患者
  4. QT延長を起こしやすい患者:低カリウム血症,低マグネシウム血症,透析中,β‐遮断薬を除く抗不整脈薬,利尿薬,向精神薬(フェノチアジン系,三環系・四環系抗うつ薬),プロブコ−ルを投与中の患者
  5. 心不全,心筋梗塞,徐脈のある患者。なお,服用中の患者に失神が現れた場合には,重篤な不整脈が発生している可能性があるので,直ちに中止し,心電図検査を含む適切な処置を行う。また,使用に当たっては使用上の注意を熟読のこと


#37

警告/ハルシオン(P&U)/トリアゾラム/ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤/健忘/+/+/+/!/

【警告】
服用後に,もうろう状態が現れることがある。また,入眠までの,あるいは中途覚せい時の出来事を記憶していないことがあるので注意する


#39

警告/ベサノイドカプセル(ロシュ)/トレチノイン/ビタミンA活性代謝物・APL治療剤/催奇形性,レチノイン酸症候群/+/+/+/+/

【警告】
  1. 催奇形性があるので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。また,妊娠する可能性のある婦人には投与しないことを原則とするが,やむを得ず投与する場合は使用上の注意を厳守する
  2. レチノイン酸症候群等の副作用が起こることがあるので,緊急時に十分処置できる医療施設及びがん化学療法に十分な経験をもつ医師のもとで,本剤が適切と判断される症例についてだけ使用する


#44

警告/セロシオンカプセル10(三和化学・山之内)/プロパゲルマニウム/B型慢性肝炎治療・ゲルマニウム剤/肝炎急性増悪/+/+/-/!/

【警告】
慢性肝炎が急性増悪することがあり,死亡例が報告されている


#45

警告/アーキンZ錠60(大塚製薬)/ベスナリノン/強心薬/無顆粒球症/+/-/-/-/

【警告】
無顆粒球症が発現するおそれが高く,死亡に至った例も報告されているので,投与は他の薬剤の効果が不十分な場合で,予後不良が予想される場合に限る。また,投与中は,患者を入院させるなど常に医師の監視下に置き頻回に血液検査を実施する


#47

警告/メタルカプターゼ(大正製薬)/ペニシラミン/リウマチ・ウイルソン病治療剤/無顆粒球症/+/+/+/!/

【警告】
無顆粒球症等の重篤な血液障害等が起こることがあるので,使用上の注意に特に留意する


#48

警告/ホパテ(田辺製薬)/ホパンテン酸カルシウム/脳代謝賦活・精神症状改善剤/肝障害,意識障害/+/+/-/-/

【警告】
  1. 乳・幼児において,肝障害,けいれん並びに意識障害を急激に呈した重篤な症例報告があり,死亡に至る例もあるので,乳・幼児への投与に際しては,適応患者の選択を慎重に行うとともに,用法・用量を厳守し,使用上の注意に十分留意する
  2. 成人(特に高齢者)において,低血糖,代謝性アシド−シスを呈し,意識障害を起こしたとの重篤な症例報告があり,死亡に至る例もあるので,成人への投与に際しては,次の患者には投与しないなど適応患者の選択を慎重に行うとともに,十分な経過観察をする
    • 食事摂取不良の患者
    • 栄養状態不良の患者
    • 衰弱している患者
    • 食欲不振のある患者
    • 悪心・嘔吐のある患者
    • 肝機能障害のある患者
    • 腎機能障害のある患者
    • 肺機能障害のある患者
    • 糖代謝異常のある患者


#49

警告/サノレックス錠0.5mg(ノバルティス)/マジンド−ル/食欲抑制剤/依存性/+/+/+/+/

【警告】
主要な薬理学的特性はアンフェタミン類と類似しており,投与する際は,依存性について留意する。また,海外においては食欲抑制剤の多くで数週間以内に薬物耐性がみられるとの報告がある


#50

警告/オペプリム(ルセル森下-日本HMR)/ミトタン/副腎皮質ホルモン合成阻害剤/副腎抑制/+/+/+/!/

【警告】
ショック時や重篤な外傷を受けた時には,一時的に中止する


#51

警告/オクソラレン(大正製薬)/メトキサレン/尋常性白斑治療剤/皮膚がん/+/+/+/+/

【警告】
PUVA療法により皮膚がんが発生したとの報告がある


#52

警告/エピビル錠(ウエルカム)/ラミブジン/抗ウイルス化学療法剤/膵炎/+/+/!/!/

【警告】
膵炎を発症する可能性のある小児の患者(膵炎の既往歴のある小児,膵炎を発症させることが知られている薬剤との併用療法を受けている小児)では,本剤の適用を考える場合には,他に十分な効果の認められる治療法がない場合にだけ十分注意して行う。これらの患者で膵炎を疑わせる重度の腹痛,悪心・嘔吐等又は血清アミラ−ゼ,血清リパ−ゼ,トリグリセリド等の上昇が現れた場合は,直ちに中止する


#53

警告/オダイン錠(日本化薬)/フルタミド/前立腺疾患療剤/重篤な肝障害/+/+/!/-/

【警告】
  1. 劇症肝炎等の重篤な肝障害による死亡例が報告されているので、定期的(少なくとも1ヵ月に1回)に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。
  2. GOT,GPT,LDH,Al−P,ガンマ―GTP,ビリルビンの上昇等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  3. 副作用として肝障害が発生する場合があることをあらかじめ患者に説明するとともに、食欲不振、悪心・嘔吐、全身倦怠感、そう痒、発疹、黄疸等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、直ちに受診するよう患者を指導すること。


#54

警告/シンメトレル錠,細粒(ノバルティス)/塩酸アマンタジン/抗ウイルス・抗パーキンソン/(1)A型インフルエンザ適応につき、(2)痙攣素因のある場合、(3)催奇形性/+/+/-/+/

【警告】
  1. 「A型インフルエンザウイルス感染症」に本剤を用いる場合(<効能又は効果に関連する使用上の注意>の項参照)

    • 本剤は、医師が特に必要と判断した場合にのみ投与すること。
    • 本剤を治療に用いる場合は、本剤の必要性を慎重に検討すること。
    • 本剤を予防に用いる場合は、ワクチン療法を補完するものであることを考慮すること。
    • 本剤はA型以外のインフルエンザウイルス感染症には効果がない。
    • インフルエンザの予防や治療に短期投与中の患者で自殺企図の報告があるので、精神障害のある患者又は中枢神経系に作用する薬剤を投与中の患者では治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与すること。

  2. てんかん又はその既往歴のある患者及び痙攣素因のある患者では、発作を誘発又は悪化させることがあるので、患者を注意深く観察し、異常が認められた場合には減量する等の適切な措置を講じること。

  3. 本剤には、催奇形性が疑われる症例報告があり、また、動物実験による催奇形性の報告があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。


#501

警告/該当SU剤各種(各社)/各成分/スルホニル尿素系血糖降下剤/低血糖/+/+/!/+/

【警告】
重篤かつ遷延性の低血糖症を起こすことがある。用法・用量,使用上の注意に特に留意する
【該当主要製品/成分】


#502

警告/該当BG剤2種(各社)/各成分/ビグアナイド系血糖降下剤/乳酸アシド−シス,低血糖/+/+/!/+/

【警告】
重篤な乳酸アシド−シスあるいは低血糖症を起こすことがある。用法・用量,使用上の注意に特に留意する
【該当主要製品/成分】

#503

警告/該当各剤(各社)/レセルピン系又は同配合剤-1/レセルピン系又は同配合降圧剤/重篤なうつ/+/+/+/+/

【警告】
重篤なうつ状態が現れることがある。使用上の注意に特に留意する
【該当主要製品/成分】


#504

警告/該当各剤(各社)/レセルピン系又は同配合剤-2/レセルピン系又は同配合降圧剤/重篤なうつ/+/+/!/+/

【警告】
重篤なうつ状態が現れることがある。使用上の注意に特に留意する
【該当主要製品/成分】


#505

警告/フトラフール(大鵬薬品)、ユーエフティ(大鵬薬品)/テガフ−ル製剤/代謝拮抗剤/併用禁忌ソリブジン,肝障害/+/+/+/!/

【警告】
  1. 抗ウイルス剤ソリブジンとフルオロウラシル系薬剤との併用により,重篤な血液障害が発現し,死亡に至った例も報告されているので,併用を行わない
  2. 劇症肝炎等の重篤な肝障害が起こることがあるので,定期的(特に投与開始から2ヶ月間は1ヶ月に1回以上)に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、肝障害の前兆又は自覚症状と考えられる食欲不振を伴う倦怠感等の発現に十分に注意し、黄疸(眼球黄染)があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。


#506

警告/5-FU(協和発酵)、フルツロン(ロシュ)/フルオロウラシル系製剤/代謝拮抗剤/併用禁忌ソリブジン/+/+/+/!/

【警告】
抗ウイルス剤ソリブジンとフルオロウラシル系薬剤との併用により,重篤な血液障害が発現し死亡に至った例も報告されているので,併用を行わない