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第92回、ウゴウゴ・イナラガヤ・スペシャル
2011年12月20日23:30から0:30まで
(Dave Clark Fiveのインスト・ナンバー「Theme Without A Name」がかかり、やがてフェイド・アウトされる。)
ハーイ!皆さん、こんばんわ。日本二のライダーズ・バカ男、ニーチ・ショウタキがお送りする「ウゴウゴ・イナラガヤ」の時間のタイムがやってまいりました。といってももう長いブランクがあったのでお忘れの方も多いのではないかと思われますので改めてこの番組の紹介を簡単にしておきましょう。この番組はかつてラジオ関東で放送されていたイーチ・オオタキの啓蒙番組『ゴーゴーナイアガラ』を真似た疑似放送です。とても本家にはかなわないのですが、その復活を願って密かにメッセージを送っているプライベイト放送です。放送と言っても電波で流している訳ではなく、ネット上のテキストを読んでいただいて聴いた気になっていただくご都合疑似放送です。では早速本日の特集から参りましょう。先ずはノー・コメントでこの曲からいってみましょう。
帰還〜ただいま / ムーンライダーズ
これは1995年に発表された『ムーンライダーズの夜』というアルバムに収められていた曲で本日の特集のムーンライダーズ特集パート3に相応しい曲と思ったのでかけてみました。もう皆さんもご承知かと思いますが1976年に『火の玉ボーイ』でデビューした彼らが本年をもってグループとしての活動を無期限で休止するというニュースがありました。僕にとっては大事件だったのであえてこの疑似番組を復活させて彼らの足跡を自分なりにたどってみようと思います。そこで先ず1995年6月21日起こった全日空ハイジャック事件に同乗していた武川クジラさんの思いを歌った歌で始めてみました。クジラさんのヴォーカル、特に「ただいま」というセリフが印象的でした。実際この時は心配しましたが、その後のステージで慶一さんがいみじくも「ライダーズは一人でも欠けたら解散」というような感想を述べていたことを思い出しました。その後もメンバーの怪我や病気でヤバイ!と思ったこともありましたが35年という長期安定政権でいられたことはむしろ喜ぶべきことなのかもしれませんね。ちょっと長いイントロとなってしまいましたがお許しください。さてムーンライダーズに関してはこれまでに2回特集を組みました。1回目は2003年8月15日、その翌週に2回目を放送しました。その1回目はかしぶちさん特集、2回目は岡田さん特集だったので本日はクジラさんこと武川雅寛さんの特集を組んでみました。そのクジラさんのデビュー曲ともいうべき曲を次にかけてみましょう。
頬うつ雨 / ムーンライダーズ
1977年、クラウンから出た『MOONRIDERS』というアルバムから「頬うつ雨」でした。もうすでにこの曲でクジラさんの特徴が存分に発揮されていましたね。そして次にご紹介するのは短いインスト・ナンバーで「Acid Moonlight」という曲です。
Acid Moonlight / ムーンライダーズ
クラウン時代からすると7,8年飛んでしまうのですが1985年発表の『アニマル・インデックス』からのナンバーでした。ライダーズのインスト曲というのも珍しいのではないかと思い選んでみました。同じアルバムから今度は作詞が博文さん、作曲がクジラさんで「僕は走って灰になる」という曲です。
僕は走って灰になる / ムーンライダーズ
これは博文さんの世界ですね。♪とある冬の街角で♪という歌詞が秀逸ですね。ちょっとニヒルな雰囲気が出ていてライダーズのサウンドの特徴にもなっています。さてお次は86年の問題作、『DON'T TRUST OVER THIRTY』から武川作品をいってみましょう。「A FROZEN GIRL, A BOY IN LOVE」です。
A FROZEN GIRL, A BOY IN LOVE / ムーンライダーズ
作詞は滋田みかよさんという人が担当しています。この『ドントラ』ではメンバーに得意分野の作風にはなってはならないという禁止令がでます。クジラさんにはバイオリンを入れないサウンドに、ということでこの曲ができたようです。そして1991年になって『最後の晩餐』では1曲だけクジラさんの作曲した作品が収められています。
Highlnad / ムーンライダーズ
作詞はかしぶちさん。♪Highland♪が「排卵」に聴こえてしまいますが、どんなもんでしょうか。更に冒頭で紹介したアルバム『ムーンライダーズの夜』からの武川作品を聴いてみましょう。作詞は博文さんです。
最後の木の実 / ムーンライダーズ
これは後半がアップテンポになるところがポーグスを彷彿とさせますね。どうしてもこのアルバムからの曲を聴くとあのハイジャック事件が思い出されてしまいます。さて、お次は『Bizarre Music For You』から「風のロボット」という曲です。作詞はやはり滋田さんという方です。
風のロボット / ムーンライダーズ
96年発表のアルバム『Bizarre Music For You』にはいい曲が沢山入っていて好きなアルバムです。白井さんのスライド・ギターの音色が印象的でした。お次は98年の『月面讃歌』というアルバムからかしぶち哲郎作詞、武川雅寛作曲の「窓からの風景」という曲を選んでみました。リード・ヴォーカルは慶一さんです。
窓からの風景 / ムーンライダーズ
この『月面讃歌』というアルバムはプロデューサーに若手のアーティストを採用し、同じことはしないというライダーズの精神が生かされています。因にこの「窓からの風景」はGoh Hotodaという人が担当していました。そして2000年に入って発表した『Six musicians on their way to the last exit』というアルバムでは6人それぞれが1曲自分の持ち味を出した曲を提供していました。
楽しいとうれしい / ムーンライダーズ
このアルバムはグループのアルバムというより個人の作品の寄せ集めという性格が強いように思われます。でも6人が均等に作品を作り、プロデュースできるバンドって他にあるでしょうか。そのあたりがこのバンドの凄さでもあると思っています。さて2000年になってからも次々とアルバムを作成し、ライブ活動も活発に行ってきたライダーズですが2001年にも『Dire Morons TRIBUNE』という先鋭的なアルバムを発表しています。その中から作詞もクジラさんが担当しているこの曲を紹介しましょう。「俺はそんなに馬鹿じゃない」です。
俺はそんなに馬鹿じゃない / ムーンライダーズ
やはり歌詞にもサウンドにもひねりがあってライダーズ的な曲ですね。次は『P.W Babies Paperback』というアルバムから「真実の犬」という作品です。
真実の犬 / ムーンライダーズ
このあたりになるとあまり聴きこんでいないので逆に新鮮に聴こえます。作詞に博文さんも参加していますね。同じパターンをずっと繰り返すというのもクジラさんの特徴かもしれません。もう1曲この2005年のアルバムからクジラさんの作品をいってみましょう。
地下道Busker's Waltz / ムーンライダーズ
なんか無国籍サウンドに聴こえるのは慶一さんのパンディロなどが入っているからでしょうか。クジラさんはヴァイオリンではなくフラット・マンドリンで歌っています。
11月の晴れた午後には / ムーンライダーズ
これもライダーズ特有のサウンドとでもいいましょうか、僕には中近東のサウンドに聴こえます。慶一さんがヴォーカルをとっていますがクジラさんはジャンベを叩いていますね。そして次の曲で武川特集は最後の曲になってしまいましたが、2009年リリースの『TOKYO 7』に収録されていた曲です。
ケンタウルスの海 / ムーンライダーズ
こうして6分の1ライダーズの作品をたどってみるとそのメンバーの個性とともにライダーズというバンドの懐の深さのようなものを感じて改めて凄いバンドだなと思ってしまいました。武川さんの作品は6人の中では一番少ないのですが、そのサウンドはなくてはならないものだったと実感しました。実はクジラ作品で一番好きなナンバーは彼のソロ・アルバム『くじらのハート』に入っている「午後の木影」というインスト・ナンバーなのですが、この特集ではソロ作品は除外して選曲しているのであえて入れませんでした。でもどっかでこのアルバムを見つけたら是非聴いてみてください。
ということでムーンライダーズ特集のパート3はクジラさんこと武川雅寛さんの楽曲を中心にお送りしました。いかがだったでしょうか。何故こんなに忙しい時期まで延ばしてクジラさん特集を敢行したかというと、実は日付が変わって12月21日の本日はクジラさんの誕生日だったからでした。お誕生日おめでとうございます!僕と同じ歳のクジラさんですが親友の石川くんの店にいらして演奏してくれたこともあった方でもありました。
という訳で半ば駆け込みで長い冬眠状態だった疑似放送を再開することになり、間違った表記等もあるかもしれませんがどうか大目に見てください。最後にこの番組を熱心に聴いていてくださるKさん、話題は的外れだったかもしれませんが一応復帰リハビリ放送ということで再開にこじつけましたのでまた感想を聴かせてください。駆け足でやってしまった番組ですが、何かご意見、ご感想があればお受けします。宛先はこちらになっておりますのでよろしくお願いいたします。
次回はムーンライダーズ特集のパート4、誰の特集になるかお楽しみに。それでは、また次回まで、バイ、バイ!
(バックにやはりDave Clark Fiveのインスト・ナンバーがかかりやがてフェイドアウトされる。)
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