第8回、ウゴウゴ・イナガラヤ・スペシャル



1997年6月16日23:30から0:30まで


(Dave Clark Fiveのインスト・ナンバー「Theme Without A Name」がかかり、やがてフェイド・アウトされる。)

ハーイ! 皆さん、こんばんは、日本二のナイアガラー男、ニーチ・ショウタキが極私的にお送りする「ウゴウゴ・イナラガヤ」の時間のタイムがやってまいりました。長らくご無沙汰しており、もう忘れられてしまったかもしれませんが、慧眼なリスナーの方々お元気ですか?実は、このところ胸を突き上げてくる特集テーマに枯渇しており、日頃の怠け癖も祟って、長らく更新を滞らせておりましたが、突然、正に思いたっての衝動でこの番組を始めることになりました。
このところナイアガラのメーリング・リストがかまびすしい日々が続いているようですが、そのテーマの一つに下敷きソングというものがありましたね。この手のテーマは私の好奇心を大いにくすぐりました。そこでちょっと無謀ではありますが、本日の特集はナイアガラ下敷きソング集と題して、私の気が付いたものを中心にお送りいたしましょう。
先ずは最近気がついたこの曲からかけてみましょう。

My Boyfriend Got A Beatles Haircut ... Donna Lynn ... '64.

My Boyfriend Got A Beatles Haircut / Donna Lynn

ビートルズが一大ブームとなった64年に便乗ヒットという奴でかなりはやった「夢みるビートルズ(I Had A Dream I Was A Beatle)」というスマッシュ・ヒットのB面の曲ですね。邦題は「ビートルズカットのボーイフレンド」というものでした。この曲を下敷きにしたかどうかは分かりませんが、次の曲がよく似ていると思いませんか?

FUN X 4 / 大瀧詠一

この歌はまた意外なところでそのメロディに出会いました。ウディ・アレン監督の秀作、『ハンナとその姉妹』という映画の中です。まずはそのピアノ・メドレーを聴いてみましょう。

Polkadots and Moonbeams / Dick Hyman

どうです、これ新発見でしょう。多分偶然の一致でしょうが、こんなこともあるのですからナイアガラって凄いですよね。因みにこの曲の出典は1940年初めのジョニー・バークとジミー・ヴァン・ヒューゼンという人の作品だそうです。
次の作品も偶然聴き流していたら、おやっと思って何度も聴き直してしまったものです。
67年に出たサークルの『ネオン』から。トゥー・ルームズです。

Two Rooms / The Circle

そう、もうおわかりですね。この曲のことですね。

ブルー・バレンタイン・ディ / 大瀧詠一

『ネオン』というアルバムはその昔、ゴー・ゴー・ナイアガラの中で師匠が大変ほめていましたので、きっとこれはお気に入りのナンバーだったのでしょう。サークルは「レッド・ラバー・ボール」のヒットで有名な、さわやかサウンドの常連ですね。
さて、お次もその昔、レコードに針をおいた瞬間、おやっと思って、その後すぐ聴き比べてしまったものです。

This is The Honeycombs! Color Slide! '64!

Color Slide / The Honeycombs

Here is a kurisotsu version! ...

君は天然色 / 大瀧詠一

リバプール・サウンドの6番バッター、ジョー・ミーク、プロデュースで有名なハニーカムズでした。いやー、参った!ここまでくると思わず微笑んでしまいますよね。断わっておきますがぼくはこういった遊び心が大好きです。これを悪い言葉でパクリとか盗作なんていう輩がいたらその人は随分しゃれの分からない人ですよね。素晴しいの一言に尽きるカバーでした!

続いてのナンバーも元歌から聴いてみましょう。これ、案外難しいのではないでしょうか?

Just Because / Lloyd Price

ニュー・オーリオンズの巨人、ロイド・プライスの有名なナンバー、「ジャスト・ビコーズ」でした。ロイド・プライスはぼくの大好きなデイヴ・クラーク・ファイブやビートルズもカバーしている「ロウディー・ミス・クロウディー」のヒットでもよく知られていますね。この曲を聴くと次の曲を連想してしまうのはぼくだけでしょうか。
そう、大瀧詠一ナンバーの「ニコニコ笑って」でーす。

ニコニコ笑って / 大瀧詠一

どうでしょう、多少こじつけでしょうか?ぼくの古いテープの下敷きソングスというものにはこの人のカバーも続けて入っているのです。

Just Because / John Lennon

ロイド・プライス、ジョン・レノン、大瀧詠一とたて続けに聴くと見えてくるものがあるのです、ハイ。
ニュー・オーリンズの名曲が出てきたので次もリズム&ブルースの大御所からのナンバーをいってみましょう。

This is Ernie K-Doe, ..... Mother-in-law!

Mother-in-law / Ernie K-Doe

そう、これはこの曲の元歌ですね。Eiichi Ohtaki! Tanoshii Yofukashi! Here we go!

楽しい夜更かし / 大瀧詠一

実に楽しい下敷きソングですね。この曲は歌詞カードにクレジットが出ていて随分探していたのですが、最近手にしたものです。作曲はあのアラン・トゥーサン。アーニー・K・ドーはアーネスト・ケイドール・ジュニアといい、1961年にヒットした曲のようです。このあたりからは皆さんご承知のナンバーとなりますがあまり知ったかぶりをせずにご紹介してみましょう。

Where have you been all my life / Arthur Alexander

ビートルズの「アンナ」のオリジナルを歌っているアーサー・アレキサンダーが唯一バリー・マン=シンシア・ウェルの曲を歌ったナンバー、「恋は何処(Where Have You Been All My Life)」でした。もうバレていますね。ディス・ソング・ベイスト・オン「恋するカレン」、大瀧詠一大先生です。

恋するカレン / 大瀧詠一

いやー、くりそつでしたねー。次の曲は大瀧さんご自身が例の番組でうん、似ていると認めておりました、この曲です。

The Shrine of Saint Cecilia / The Harptones

夜明け前の浜辺 / 大瀧詠一

ドゥーワップ・クラシックとして大変有名なこの曲と確かリー・アンドリュース&ハーツの「Teardrops」という曲にも似ているといってその曲を紹介していたような気がします。その曲もかけてみましょう。

Teardrops / Lee Andrews and The Hearts

こういったドゥーワップ調の曲想はどれも大変近いのですよね。

さて、次の紹介はナイアガラのメーリング・リストでお馴染みの森谷さんからお教えていただいたナンバーです。森谷さん、ごめんなさい!特集に入れてしまいましたよ。
ジャニーズ!「チキン・オブ・ザ・シー」です。

チキン・オブ・ザ・シー / ジャニーズ

趣味趣味音楽 / 大瀧詠一

この歌の出だしは「卵のタンゴ」のギター・フレーズにも応用されていますね。とにかくこういう複合技は数えあげたらきりがないのがナイアガラ・サウンドです。この他にもたーくさんの下敷きソングをかかえるナイヤガラですから本日の特集はほんのプロローグにしか過ぎないのでしょう。これを期に再び元歌探しの旅に出てみたいと思っておりますニーチでした。そんな訳で本日の特集はナイアガラ下敷きソングス・パート・ワンとしてみました。

さて、どんなもんだったでしょうか。慌ててアップしたため、舌足らず、不十分の内容となってしまいました。もっと詳しい方のフォローを是非期待しております。

この番組ではリクエスト、ご意見、ご感想を待っております。お応えできるものは鋭意、特集していきたいと考えております。
お便りはこちらまでよろしくお願いします。
次回は例によって何も考えておりません。一番DJ心をくすぐるのは熱いリクエストです。気に入れば即準備しようと思っていますのでどうかよろしくお願いします。それではまたいつか、この番組でお会いしましょう、バイバイ!

(バックにやはりDave Clark Fiveのインスト・ナンバー「On The Move」がかかりやがてフェイドアウトされる。)


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