UGOUGO77

第77回、ウゴウゴ・イナラガヤ・スペシャル



2001年1月7日23:30から0:30まで


(Dave Clark Fiveのインスト・ナンバー「Theme Without A Name」がかかり、やがてフェイド・アウトされる。)

皆さん、明けましておめでとうございます、日本二のSP盤愛好男、ニーチ・ショウタキがお送りする「ウゴウゴ・イナラガヤ」の時間のタイムがやってまいりました。ちょっとさぼっておりましたら新しい世紀になってしまいましたね。21世紀を迎えてしまいました。まさか21世紀にかけてこんな放送を続けているとは夢にも思いませんでした。これもひとえにリスナーの皆様のおかげと感謝しております。改めてお礼を申し上げます。さて、このところこの放送のことが気になっていたのですがなかなか更新できなかった理由にある物に夢中になっていたことが挙げられます。そう、皆さんお気付きの蓄音機です。あれは実に罪作りなオモチャですっぽりハマってしまいました。そこでこの放送も放ったらかしておりましたが、一応けじめをつける意味で本日はそのSP音源を中心にお送りする特集を組んでみました。題してSPレコード・スペシャル。どうなりますかお楽しみに。それでは前置きはこのくらいにして早速聴いていただきましょう。今日は僕の前に蓄音機が置いてあります。まず針を鉄針にかえて、こうして手巻きで20回くらい回して、このサウンド・ボックスを徐にレコードに乗せると・・・

Shall We Dance / Fred Astaire

えー、これが僕の最初にかけたSPレコードで元々家にあった音源でした。これは前にも話しましたが友達のおじいさんからいただいたもので、いわゆる全集ものと呼ばれているもので3枚セットの映画音楽です。フレッド・アステアのタップの音がまた、何とも言えずに快かったと思うのですがいかがだったでしょうか?さて、次の曲ですが、またいちいち針を交換してゼンマイを回すので手間がかかるのですが。でもこれが何とも楽しい作業なのです・・・それではいきます、今度はこれも家にあったSP盤からフォスター名演集の1曲をご紹介しましょう。

Beautiful Dreamer / Richard Crooks

邦題「夢見る佳人」という有名なバラードでした。このフォスター名演集も全部揃っている訳ではありませんがもらった音源としては貴重なもので、あの引っ越しの際、重いレコードにもかかわらずキープしておいてよかったと思っています。フォスターの曲にはSPの音源が合っているようなので、もう1曲別のものでかけてみましょう。今度はビング・クロスビーがカヴァーした「My Old Kentucky」というナンバーです。

My Old Kentucky / Bing Crosby

まろやかなヴォーカルが特徴のビング・ヴァージョンでしたがいかがだったでしょうか?ちょっと回転が遅いと思うほどゆったりとした歌いっぷりでしたね。フォスターの曲は実は最初、この人のレコードで聴いたことがありました。

Oh Suzanne / James Taylor

そう、ジェームス・テイラーのアルバムに入っていたものでしたが、もちろんこれは普通のレコードをかけたものですよ。それではまた蓄音機の音に戻って懐かしい音源をいろいろ聴いてみることにしましょう。といってもあまりSP盤がないので選択の余地はないのですが・・・。そう、アンドリュース・シスターズの曲をどれかかけてみましょう。どれにしようか、この曲なんていかがでしょうか?

Sing A Tropical Song / Andrews Sisters

アンドリュース・シスターズも目下大変興味のあるグループです。「すてきなあなた」や「ラム・アンド・コカコーラ」などで知っていましたが他にもいろいろ興味のある曲がSPでありそうなので今後も注目していきたいと思っています。その3人姉妹の末の妹、パティが1953年に独立してから彼女たちの人気も下火になったようですがそのパティがソロで歌っているこの曲をかけてみましょう。ナット・キング・コールで有名な「Too Young」という曲です。

Too Young / Patty Andrews

うーん、これはいい曲ですね。SPで聴くとまた格別で最近のフェイバリット・ソングとなりました。こういうスタンダードがSPには合っているように思われますが続いて紹介するナンバーも大変有名なスタンダード・ナンバーです。

The Tennessee Waltz / Patti Page

これは僕が蓄音機を買った店で最初に購入したSP盤で記念すべき盤となりましたのでここでかけてみました。パティ・ペイジのレコードもいろいろ出ているようです。そして次は「ポケット・トランジスター」で有名なアルマ・コーガンがこんな曲をカヴァーしていましたので思わず買ってしまったものです。そうそう、SP盤を現在購入できる店は限られているのですが有名なところでは神田神保町の富士レコード社があります。古書センターの9階で主にここでいろいろな音源を探しています。えー、アルマ・コーガンでしたね。この曲を聴いてください。

Mambo Italiano / Alma Corgan

この曲は以前本家でも浜村美智子でかかっていたように記憶しています。確か雪村いづみもカヴァーしていました。オリジナルは誰なんでしょうかね、知っている方、教えてください。さて、もう1枚、発見して嬉しかったSP盤がありましたのでそれ、ご紹介しましょう。トミー・エドワーズで「恋のゲームIt's All In The Game」です。

It's All In The Game / Tommy Edwards

これはクリフ・リチャードのものが一番知られていますが、あれは「レッツ・メイク・ア・メモリー」のB面でしたね。曲がいいですね。トミー・エドワーズも結構SP盤が出ていましたのでおいおい揃えていこうと思っています。とにかくSP盤は集めるのが大変ですよね。で、次のこんなレコードも見つけたらすぐ買ってしまうようになってしまいました。ポール・アンカの一番有名な曲といったらもうお分かりでしょうか。この曲です。

You Are My Destiny / Paul Anka

こんなSP盤も発売されていたようですので紹介してみました。SP盤は1960年代前半まではLPやEP盤と一緒に出ていたようでプレスリーやパット・ブーン、ビル・ヘイリー等々たくさん出ていたようですね。あるところでその珍しいコレクションを聴くことができて大変ラッキーでしたが探すとなると大変でしょうね。それでは手持ちの数少ないコレクションの中で、フランク・シナトラが歌っているものもありましたのでそれをかけてみましょう。曲はどこかで聴いたことのあるジャズのスタンダードです。

Chattanoogie Shoe Shine Boy / Frank Sinatra

シナトラもたくさんSP盤を残しているようで出会いが楽しみなシンガーとなりました。「ポルカドッツ」なんてあるのかな?さて、ちょっと一息入れるつもりで演奏ものを聴いていただくことにしましょう。「Penny Serenade」という曲で日本では笠置シヅ子や三丁目文夫という人が歌っていた曲です。

Penny Serenade / David Rose

これはある骨董市で入手したレコードで3枚で2000円というものの1枚でした。骨董市も数少ないSP音源の手に入る機会なので最近はできるだけ足を運ぶようにしています。さて、今までずっと向こうの音源ばかりをかけてきましたので日本のものもいくつか聴いてもらうことにしましょう。先ずはテイチク・レコードの大御所、ディック・ミネで「或る日曜日の朝」という曲です。

或る日曜日の朝 / ディック・ミネ

ちょっとノイズが多い盤でしたがいつ頃の作品なのでしょう?このB面も素晴しい曲なのでかけてみましょう。ベティ稲田でこれもよく知られた「ブンガワンソロ」です。

ブンガワン・ソロ / ベティ稲田

先日、岡田則夫さんの連載物を読みたくて『レコード・コレクターズ』のバック・ナンバーを揃えていたらこの「ブンガワンソロ」を日本で最初に歌った松田トシさんの記事がありました。この松田さんのSP盤もきっとどこかにあるのでしょうね、大変欲しいレコードとなりました。次も日本の歌謡ものでかの服部メロディを発見しましたのでつい買ってしまいました。竹山逸郎・服部富子のデュエットで「涙の花くらべ」という歌です。

涙の花くらべ / 竹山逸郎・服部富子

そのB面に入っていた曲もご紹介しましょう。「東京シューシャイン・ボーイ」で有名な暁テル子の歌う「恋のジプシー」という曲です。

恋のジプシー / 暁テル子

大変異国情緒のある曲でしたね。こんな曲ばかりかけているといい加減にしろ、とお叱りを受けそうなので次の曲で止めておきますが、この手のものは別の機会に特集を組んでみたいと思っています。コミック・ソングを1曲だけご紹介しておきましょう。

浪曲ダイナ / 川田義雄

あきれたぼーいずの川田義雄のソロで「浪曲ダイナ」でした。ダイナのナの字の説明がちょっと長かったですね。さて、そのダイナの元歌、英語版のダイナも紹介しておきましょう。コーラス・グループの元祖のようなグループ、ボズウェル・シスターズが歌う「ダイナ」です。

Dinah / Boswell Sisters

何だか「浪曲ダイナ」やエノケン・ヴァージョンの方が馴染みがありますね。さて、そろそろ僕の音源の方も時間の方も限られてきました。そこでこんな曲でも聴いていただきましょう。昔の映画音楽のサントラ盤から「サヨナラ」という曲です。

Sayonara / Eddie Fisher

歌っているエディ・フィッシャーのことも『サヨナラ』という映画のこともよく知りませんが、実はこれはレコード袋が面白かったので取り上げてみました。さて、そんなことばかり言っていたら時間がなくなってしまい、最後の曲となってしまいました。最後は僕の場合、やはりこの曲を取り上げなくてはならないでしょう。以前、「アゲイン」ばかりをかけた時のトップでかけたドリス・デイの名唱をお聴きいただいて本日のSP盤特集を締めくくりたいと思います。

Again / Doris Day

このSP盤を発見した時はつくづくすり寄せの原理(本当に欲しいものがあるとレコードの方からすり寄ってくる、という僕の発見した原理)を感じてしまいましたよ。後半、ちょっと間のびしているようでしたがこれも記念すべき1枚となりました。

という訳で本日の特集は今手元にあるSP盤を集めてお送りしてみました。本当はもっとコレクションが増えてからやりたかったのですが、この特集をパスして他の特集に入れなくなってしまったので、不十分でしたがとりあえず特集してみました。それと語呂を合わせる意味ではないのですが、78回目の次回に78回転の特集をしたかったのですが、これも準備不足とどうしても目先の興味を片付けないと別のテーマに移れないので泣く泣く77回目の今回になってしまいました。まあ、誰も関心ないことなのでいいか、と一人で納得しております。
さてこの番組ではこんな一方的な放送ながら聴いてもらってどうだったかの感想メールをお待ちしております。宛先はこちらになっておりますがリクエストでも何でも構いません。どんどん気が付いたことがあればメールください。ひとりよがりの番組ですからみなさんのご協力を切にお願いする次第であります。次回はオールディーズっぼいものをお送りする予定です。それではまた、バイバイ!

(バックにDave Clark Fiveのインスト・ナンバー「Theme Without A Name」が久し振りに全曲かかる。)


インデックス・ページへ戻る。