第6回、ウゴウゴ・イナラガヤ・スペシャル



1997年4月24日23:30から0:30まで


(Dave Clark Fiveのインスト・ナンバー「Theme Without A Name」がかかり、やがてフェイド・アウトされる。)

こんばんは! えー、日本二の音の壁男、ニーチ・ショウタキが不定期にお送りする「ウゴウゴ・イナラガヤ」の時間のタイムがやってまいりました。早いものでこの番組も存在の有無を疑われながらも早1ヶ月が経とうとしています。他に目立った動機が見つからないのでこの形式の特集を当分続けたいと考えております。
さて、本日の特集はちょっと力を入れないとできないお相手です。そう、大変マニアの方が多い、フィル・スペクター御大の特集です。この人を取り上げることはこの番組の目標でもありましたが、何せ先々週の服部良一同様、奥が深く、とても軽率には扱えません。慧眼なリスナーの方もいらっしゃるので本日はスペクター・サウンドを知らない人達を対象とした、入門編の選曲ということで勘弁してもらいましょう。
前置きが長くなってしまいましたが先ずはこのナンバーからおかけしましょう。
(To Know Him Is to Love Himのイントロから入ります。)This is Teddy Bears, ..... 「To Know Him Is to Love Him」です。

To Know Him Is to Love Him / Teddy Bears

フィル・スペクターが初期の頃、結成したグループ、テディ・ベアーズが56年にヒットさせた「会ったとたん一目惚れ」でした。この訳、おもしろいですね。私なら「出会いがしらの恋」とか「知れば知るほど深い仲」なんてタイトルにするのですが、いかがなもんでしょうか。そういえばピーター・アンド・ゴードンの曲は「つのる想い」とかつけていましたね。じゃ、それいってみましょう。

To Know You Is to Love You / Peter and Gordon

スペクター・サウンドに傾倒していたリバプール・サウンドの雄、ピーター・アンド・ゴードンがカバーしたものでした。
初期の頃、スペクターはジーン・ピットニィをプロデュースしていましたがその曲、聴いてみましょう。

Every Breath I Take / Gene Pitney

ジーン・ピットニィの「Every Breath I Take」でした。この曲、結構好きです。そのジーン・ピットニィが書いた曲をクリスタルズが歌ってヒットさせました。
Here's the Crystals .... He's A Rebel!

He's A Rebel / Crystals

クリスタルズはフィレスの6大アーチストとして有名ですが、彼女たちの代表的なヒット曲といったら、このナンバーも大変有名ですね。

Da Doo Dan Dan / Crystals

さて、この曲を下敷きにしてできた傑作が我が国にもあります。そう、この曲でーす。
Each Ohtaki! ... U-ra-ra-ka! ... Here We Go!

うららか / 大瀧詠一

大瀧作品はこの番組で初のご登場となりましたが、そのうち、ナイヤガラ・サウンドの特集で集中的にかけたいと思っています。
さて、スペクター・サウンドを代表するグループといったら、やはりロネッツでしょうが、そのロネッツのヒット・ナンバー、いろいろあるのですが、中でも大変気に入っているのが次の曲です。

You Baby / Ronettes

うーん、いい曲ですよね。確かリンダ・スコットもカバーしていましたね。
さて、この人もスペクター・サウンドに大変影響を受けたといわれている人、いやグループとしてつとに有名です。
Tatsuro Yamashita with Sugar Babe! ...

雨は手のひらにいっぱいさ / シュガーベイブ

山下氏と大瀧氏は日本のスペクター研究の嚆矢ともいえる存在ですね。特に大瀧先生には学ぶ点が多く、ロック講座を聞くように常に勉強させていただいております。
さて、ロネッツですが、ロック史上に燦然と輝くヒット曲となった「Be My Baby」より僕はこっちの曲の方が個人的にはすごいと思うのですが、どんなもんでしょう。
(大声で)The Ronettes! ... (小声で) Walking In The Rain!

Walking In The Rain / Ronettes

うーん、こっれは、いーい曲ですよね。いやー、何度聴いてもその出来にうなってしまいます。きっと無人島ソングの第一候補といったらこの曲でしょうか。素晴らしい、の一言に尽きます。そこで別のグループがカバーしているものもかけてみることにしましょう。
Walking In The Rain ... Jay and the Americans

Walking In The Rain / Jay and the Americans

いやー、このヴァージョンもなかなか味わい深いものでしたね。ジェイとアメリカンズは「Come A Little Bit Closer」とか「Caramia」で有名なグループでしたね。
さて、お次は作曲にあのニルソンや「ワンダフル・サマー」の作者であるギル・ジョンソンや最近のソフト・ロックの作者として顔を出している、ペリー・ボトキン・ジュニアなどがクレジットされているこの曲です。

Paradise / Ronettes Featuring Veronica

「パラダイス」でした。この曲を僕のだあい好きなこの歌手もカバーしておりました。
(ベッド・ミドラーの「パラダイス」のイントロがかぶる。)
ベッド・ミドラーで、「パラダイズ」お送りしましょう。

Paradise / Bette Midler

いやー、もう最高ですね。バック・コーラスでエリー・グリーンウィッチが参加していましたね。ベッドは他にもスペクターものを多く手がけていて、きっとプロデューサーがスペクターの愛好家だったのでしょう。
さて、フィレスの代表的シンガー・グループにもう一人、いや一つ有名なグループがおりました。その代表曲を聴いてみましょう。
(イントロかぶる。)Bob B. Soxx and Blue Jeans ... Why Do Lovers Break Each Others Hearts

Why Do Lovers Break Each Others Hearts / Bob B. Soxx and Blue Jeans

ちょっと長いタイトルの曲でしたね。他にも「Not Too Young To Get Married」なんて曲もありましたね。
次の曲は僕が多分、スペクター・サウンドの中で一番多く聴いているナンバーでしょう。

Dr. Kaplan's Office / Bob B. Soxx and Blue Jeans

そうですね、このインスト曲はあの番組のテーマ曲に使われているからですよね。 いやー、こうしてじっくり聴いてみるのは久しぶりですね。
ボブ・B・ソックス&ブルージーンズというグループは事実上、リード・ヴォーカルのダーレン・ラブのグループといったかんじですが、その歌唱力をスペクターは高く買っていたようですね。そのダーレン・ラブの曲、聴いてみましょう。

A Fine, Fine Boy / Darlene Love

ア、ハ、ハ、Super Fine Boy!っていうのがサイコーですよね。
次のナンバーはちょっと季節はずれですが、頭の部分を聴いてみることにしましょう。

Christmas / Darlene Love

(1フレーズのみでフェイド・アウトされる。)

スペクターのクリスマス・アルバムの中でも最も出来のよいダーレン・ラヴの「クリスマス」という曲でしたが、この名作の歌詞をちょと、いじって1年中聞けるものにしたのが次の曲なのであります。
Darlene Love! ... 「Johnny」

Johnney (Baby Please Come Home) / Darlene Love

安易というなかれ、アイデアの勝利というべきでしょう。こうすればいつでも聞けるのですから。
スペクターの作曲家チームの一員として優秀な人にジェフとエリーのコンビがおりますが、そのエリー・グリーンウィッチのソロ・アルバムは長い間、僕の愛聴盤でした。近々、CD化されると聞いていますが、興味のある方は是非、買ってくださいね。その中からこの曲、いってみましょう。

Be My Baby / Ellie Greenwich

原作者なので自由にアレンジしてやっていましたね。ワルツの「ビー・マイ・ベイビー」なんてしゃれていませんか?この曲は大変カヴァー・ヴァージョンも多いようですが、もう1曲、カヴァーとしてもヒットしたものをかけてみましょう。
Johnny Dearfield ... 「Be My Baby」

Be My Baby / Johnny Dearfield

この曲の邦題は「青い慕情」とかついていましたが、どうしてこんなタイトルが付いたのでしょうかね。それでは最後にやはりこの最も有名なスペクター・サウンドでお別れとしましょう。
This is the original. ... The Ronettes! ... Be My Baby!

Be My Baby / Ronettes

いかがでしたでしょうか。何か、やればやる程、こんなものじゃないという思いが募るのがスペクター・サウンドのような気がしますが、確かにこんなもんではないのでその足りない分は次回にとっておくとして、本日はスペクター・サウンド入門と称して代表的なものだけの特集となってしまいました。

この番組ではリクエスト、ご意見、ご感想を待っております。お答えできるものは鋭意、特集していきたいと考えております。因みに今回の放送は平塚の田中さんのリクエストにお答えしたものでした。田中さん、聞いていますか?どんなもんでしょうか?
お便りはこちらまでよろしお願いします。
次回はバーズかビートルズかその辺りの特集を考えておりますが、全くあてはありません。気長にお待ちください。それではまた、この番組でお会いしましょう、バイバイ!

(バックにやはりDave Clark Fiveのインスト・ナンバーがかかりやがてフェイドアウトされる。)


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