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第5回、ウゴウゴ・イナラガヤ・スペシャル
1997年4月11日23:30から0:30まで
(Dave Clark Fiveのインスト・ナンバー「Theme Without A Name」がかかり、やがてフェイド・アウトされる。)
えー、日本二のブギウギ男、ニーチ・ショウタキがお送りする「ウゴウゴ・イナラガヤ」の時間のタイムがやってきました。何だかんだいいながらも本日で第5回目を迎えることになりました。ひとえに同好のリスナーの方々のおかげと思っております。ありがとうございます。
さて、本日は日本のフィル・スペクターとでも称すべき私の大変好きな作曲家、服部良一先生の特集です。日本のポップスを語る上で避けては通れないお方なのですが、何せ奥が深いので、私のような門外漢が扱うには、ちょと、荷が重過ぎる気がしております。もし、ご先達のお耳に触れるようでしたら、若輩者に免じて、笑ってお聴き流しください。それでは先ずは、どこかで聴いたことのあるこの曲から聴いてみることにしましょう。
山寺のお和尚さん / コロンビア・ナカノ・リズム・ボーイズ(昭11年)
えー、山寺のお和尚さん でした。この歌が服部良一作品だとは意外でしたね。それにしても和製ジャズの草分けとでもいいましょうか、実に見事なコーラスでしたね。お次は日本歌謡史に燦然と輝く服部作品の代表曲ともいうべきこの曲をご紹介しましょう。
別れのブルース / 淡谷のり子(昭13年)
ブルースの女王、淡谷のり子の代表作の「別れのブルース 」でした。それまでシャンソン畑にいた淡谷のり子を一躍ブルースの女王にのし上げた曲がこの「別れのブルース」でした。
(続いて一杯のコーヒーから のイントロが流れる)
一杯のコーヒーから / 霧島昇・ミス・コロンビア(昭13年)
霧島昇、ミス・コロンビアで(歌いながら)一杯のコーヒーから でした。この曲はこの手のルーツ音楽をたどるきっかけとなったあの番組からインスパイアされた最初の曲で、大変思い出深い曲でした。続いてブルースの淡谷のり子が歌ったタンゴ、「鈴蘭物語」という曲をかけてみましょう。
鈴蘭物語 / 淡谷のり子(昭14年)
この曲は実はタイトルを変えてもう二度、甦っているのです。まずスリー・シスターズが昭和15年に歌った「夢去りぬ」という曲があります。
夢去りぬ / スリー・シスターズ(昭15年)
作詞、南雅子による「夢去りぬ」でした。同じく同名の曲を歌詞を変えて昭和22年に霧島昇が歌いました。
夢去りぬ / 霧島昇(昭22年)
最初の「鈴蘭物語」の作詞は服部作品の多くを手がけている藤浦洸という人ですが、その昔、NHKの「ジェスチャー」という番組にレギュラー出演していましたね。何故覚えているかというと、この人、実はうちの傍に住んでいたんです。「別れのブルース」も「一杯のコーヒーから」もこの人の作詞でしたね。
さて、服部作品のハイライト、代表曲ともいうべき、非常に美しいこの曲をご紹介しましょう。
(蘇州夜曲 のイントロが流れてきます。)
蘇州夜曲 / 渡辺はま子・霧島昇(昭15年)
うーん、何ともはや、いい曲ですねー。この曲と平野愛子の「君待てども」があれば、他に何も要らないという位の名曲ですね。
さて、その渡辺はま子の服部ナンバーの一つにこういう曲もありました。
風は海から / 渡辺はま子(昭17年)
これまた、大変いい曲でしたね。戦争に突入する時代の雰囲気を考えると、こうしたメロディは一陣の薫風といったものだったのでしょう。
さて、次の曲は私の音楽感を変えたといっても過言ではない程、長い間影響を受けた永遠の名曲の登場です。
胸の振子 / 霧島昇(昭15年)
霧島昇で、「胸の振子」という曲でした。実はこの曲はキャラメル・ママがバックを担当し、雪村いづみがヴォーカルをとった「スーパージェネレーション」というアルバムで最初に気に入った曲でした。それ、いってみましょう。
胸の振子 / 雪村いづみ(昭49年)
この服部作品をカバーしたこのアルバムは他にも「ヘイヘイブギー」「昔のあなた」等、好アレンジで聞かせてくれ、オリジナルの良さをうまく引き出していて、素晴らしい出来です。服部作品が初めての最近の人には絶好の入門編かもしれませんね。
さて、服部作品といえばブギウギ、ブギウギといえば笠置シズ子と相場が決まっているようですが、その最も有名な曲、いってみましょう。
笠置シズ子 ... 東京ブギウギ ... イエーイ!
東京ブギウギ / 笠置シヅ子(昭22年)
ブギウギという形式の曲は一世を風靡したようで、こんな曲もヒットした時代だったようですね。
三味線ブギウギ / 市丸(昭24年)
市丸姉さんの「三味線ブギウギ」でした。
さて、次の曲は社会現象ともなった同名の映画の主題歌です。当時、この曲を知らない日本人はいなかったといわれる程、有名な曲だったようです。
青い山脈 / 藤山一郎、奈良光枝(昭24年)
何だか玉置宏の曲紹介がほしいようなテンポの曲調でしたね。
そして次の曲も同名の映画主題歌でした。
銀座カンカン娘 / 高峰秀子(昭24年)
えー、高峰秀子で「銀座カンカン娘」でした。カルピス飲んで、というくだりがよかったですね。
服部良一には大変可愛がった妹が一人いたということです。その妹、富子に歌わせた歌が次の「バイバイ上海」です。
バイバイ上海/ 服部富子(昭24年)
何でも中国ものが得意だったとかで、この歌を歌わせようです。
さて、この特集も次の曲で最後となりました。ブギ・シリーズの締めくくりといったらもうお分かりですね。再び、笠置シズ子の登場でお別れの曲としましょう。
買物ブギー / 笠置シヅ子(昭25年)
えー、何とも歌詞が面白いですよね。八百屋のおっさんが何をいっても聞こえないところのオチは"つんぼ"という放送禁止用語が使われているのですが、最近のものはこの表現をカットしてありましたね。
さて、これで第5回の「ウゴウゴ・イナラガヤ」は終了ですが、如何だったでしょうか?
こうしてみると圧倒的に時間が足りないですね。今日かけたもの以外にも「湖畔の宿」、「牡丹の曲」、「バラのルムバ」、「東京の屋根の下」等々、たーくさんヒットがあって、それらは第2回目の特集を組んでかけてみようと今は思っております。本日はほんの挨拶変わり、ダイジェスト版のような選曲になってしまいましたが、どんなもんだったでしょうか?やはりちょと、時間枠に無理があったかもしれませんね。
次回は今のところ何も考えておりませんが、例によって、ねたぎれは否めませんので、延期の憂き目かもしれませんので、あまり期待しないでくださいネ。
この番組では一人でも多くの方のリクエスト、並びにお便りを募集しております。どんなことでも結構ですから ご意見をお寄せください。森谷さん、田中さん、吉田さん、それに石亀さん、またメール下さいね。お便りはこちらまでよろしお願いします。
だんだんかかる曲(ニーチ所有のもの)がなくなってきましたので、マニアックな特集は、どうぞ、本家のあのお方の番組の復活にご期待ください。
それでは、またこの番組で会える日を期待して、バイバイ!
(バックにやはりDave Clark Fiveのインスト・ナンバーがかかりやがてフェイドアウトされる。)
第1回放送は男性ヴォーカルの特集、第2回は女性ヴォーカルの特集、第3回はさわやかサウンドの特集、第4回は黒人グループの特集でした。よろしければこちらのチャンネルもお回しください。
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