WHO IS NAMED THIS MOVIE AS "KOKORO NO SHIMON"?

『心の指紋』って邦題は一体誰がつけたのでしょう。意味わかりません。


(感想文)この『心の指紋』は久し振りに辛口の阿部くんと一緒に見にいきました。それではその見終った後の会話を少し創作を交えながら再現してみましょう。

阿部:(いつものように皮肉たっぷりに)石川、面白い映画だっだな。
:(自分が見ようと誘った映画だけに照れながら)いやいや、こんなこともあるよ。
阿部:これで1勝1敗だな。(以前、『好男好女』という全くわからない映画を彼から誘われて、ぼろくそ言ったことを踏まえての発言。)しかしどういう意味なんだ、あの『心の指紋』って映画名は?説明してくれよ。
:うーん、俺もよく分からないよ。原題は何といったっけ?
阿部:確かSUNCHASER、太陽を追う者というものだったかな。しかしマイケル・チミノは駄目だな、こんな映画を作っているようでは。
:うーん、一度落ちた者は再び立ち直れないのかもしれないな。いやー、それにしてもあのエンディングはないよな。もっとましな落ちがあるのかと思っていたねど、あれじゃ泣けないよな。丁度、俺の好きな『パーフェクト・ワールド』のような展開なのだが、あのやたら元気な殺人犯の少年はミスキャストだったな。
阿部:うん、昔の『ファイヴ・イージー・ピーセス』のような展開がなく、いわゆるロードムービーなのに共感が持てなかったな。
:そう、最近のアメリカ映画って、何かから逃げる内容の映画が多いよね。でも例えばこの間のカウリスマキのような素直な感動がないのは何故かな。きっと時代がもうそういうテーマを表現できないようになっているのだろうな。
阿部:いわゆる『インディペンデンス・ディ』のような超大作は出来るが、昔のアントニオーニやフェリーニのような作品はアメリカからは出ないな、絶対に。
:そう、つまり音楽や小説の世界がそうであるように、ある時期、非常に活発な創作テーマにあふれている時期っていうのがあるんだな。例えば60年代のポップスがそうだったように、あの時期の音楽は今聴いても全く色あせることないもんな。
阿部:あの映画の中で主人公の医者がカー・ラジオでデビット・ボウイの音楽を聴こうとすると、犯人の方がラップに切り替えてしまうところなどは正に世代の違いを感じたな。
:結局、アメリカの現代がもうほのぼのとしたいい映画や、我々が感動するテーマを忘れてしまっているんじゃないのかな。


マイケル・チミノ監督、1996年アメリカ作品。
(キャスト)医師マイケル・レイノルズ:ウディ・ハレルソン、ブランドン・"ブルー"・モンロー:ジョン・セダ、レナータ・バウムバウアー博士:アン・バンクロフト、ビクトリア・レイノルズ:アレクサンドラ・ディディングス、ナバホの女性:タリサ・ソト他

8月16日からシネスイッチ銀座にて公開中。


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