マスターの自由自在 Vol.5(2019年8月17日イベント・レポート)


先日行った個人イベントの5回目の「マスターの自由自在」のレポート・ログはもういいかなと思っていたのですが、ある方がカフェに寄ってくれてどういう内容だったか知りたいとおっしゃったので重い腰を降ろして振り返ろうと思いました。今回で5回目となったイベントでしたが、以前の回と違って今回は子供の頃からの写真等を紹介しながら自分の軌跡を辿る「自分史」のような内容になりました。


先ず最初に卑近な話題から。近くにあった「人形焼き屋」が閉店するということだったので15個ほど買って参加者に配りました。結局参加者が20人程になったので後でバイトの人に買い足してもらいましたが甘党としては残念な話題でした。

本題に入る前にいつものように開催日の8月17日生まれの有名人(ロバート・デ・ニーロ、蒼井優、それに命日だった佐田啓二、高見順の写真を紹介しました。そしてこの日のプログラムを紹介して本題に入りました。先ず自分の現存する最初の写真を紹介し、抱きかかえている父親が相撲の明武谷に似ていたことを説明しました。更に2歳、7歳の写真を紹介し中学の仲間から誕生日にウクレレをプレゼントされた14歳の写真も載せました。(ここに中学生の平川くんも写っていました)そして高校時代、大学時代の写真も載せてこの日の最初のテーマに移りました。

これまでの4回のイベントでは敢えて取り上げなかった「大瀧詠一」さんの紹介コーナーに移り2005年8月19日、大瀧x内田対談が行われた山の上ホテルでの3ショットの写真から始まり2007年11月25日にラジオデイズの対談でアゲインにお見えになった4ショットの写真からその後2回のスタジオ収録、アゲイン2回目、3回目(伊藤銀次さん一緒)の対談、そして本丸福生スタジオでの6回目の対談写真を説明を加えて紹介しました。この都合7回の邂逅が私の体験のピークだったことを熱く語りました。そして大瀧さんの数ある変名の中でとりわけ影響を受けた「イーチ大滝」の番組、ゴーゴーナイアガラの話しに移りました。最初に私が聴いた番組は1976年3月30日の「日本のオールディーズ特集」で作曲者の東辰三さんとともに歌手の平野愛子さんが紹介される箇所を音源ととも紹介しました。とくにイーチが「君待てども」のかかった後におふくろさんが平野愛子が好きだったということで「おっかさん、聞いていたかな、私的な番組だね」という箇所がイーチ大瀧をたまらなく好きになったセリフだったことも打ち明けました。

そして最初の海外旅行となった「ケニア旅行」を数枚の写真とともに思い出話しを披露しました。ますケニアで皆既日食を体験して子供たちと仲良くなったいきさつを紹介しました。そしてこの旅行のハイライトとも言うべき盗難事件の話しもさせてもらいました。ケニアに入って一週間も経たない内に現金、トラベラー・チェック、パスポート、帰りのエアー・チケット、カメラ等全て盗難に遭ってしまった体験を苦々しく語りました。ただそこからが通常の旅行では体験できない貴重な体験ができたことも話しました。ここで旧友の平川くんを呼び込んで大瀧さんの印象や最近印象的だった話題を語ってもらいましたが、ボクシングの話しとともにしゃべった「銭湯」体験の話しがやけに面白かったです。更にこれも旧友の阿部くんを呼び込んで大学の落第生同士の話題を語ってもらいました。

そしておせん休憩の後、後半、2部へと移りました。

2部の最初は大瀧さんと並んで影響を受けた「立川談志」さんを紹介しました。談志さん、家元との直接の交流は僅かでしたが一時「おっかけ」をやっていた時期があったのと、バートン・クレーンを出した時にお弟子さんを通して家元にCDを進呈したことがあり、その際、直筆の礼状をいただいたことがあったことなどを紹介しました。つまり私にとってはとても優しい方で偽善家という言葉ががあるが、この方は偽悪家であるという紹介をしました。また前回も紹介したのですが落語の「黄金餅」の言い立ての部分を志ん生、志ん朝、そして談志の3パターンを音源で聞いてもらいました。直接談志さんに会った体験はバートン・クレーンを出した際、礼状のお礼を言おうと思い、谷中で行っていたバザーに出かけていき直接ご本人にご挨拶した際の体験談等を話しました。その際、バートン・クレーンの話しではなく、いきなり「うーん、古川ロッパはねー」と話し出したことがその後、私がバートンさんからロッパさんに関心が移ったきっかけになったこと等を語りました。バートンさんは日本で「この地獄も愛すればこそ」という小説集を出していたことやその挿絵が野口久光さんだったこと、それにバートンさんの娘さんに会いに行ったフィルデルフィア旅行の稀有な体験談等も話しました。旅行会社が決めたホテルに逗留しようと思ってホテルの担当者に住所を見せたところ「すぐそこです」と言われ、ものの2分程の近くに娘さんのシルビアさんの家があった偶然などのあり得ないお導き体験のいくつかを熱く語りました。思えばこのイベントの隠れテーマは「あの時、こうだったら」とか「あの時、こうしてなかったら」という偶然の出会いの連続を語りたかったのです。例えばネットで知り合ったある方の帯広での結婚式に招待され、札幌経由で列車に乗った際、2時間半ほどのタイム・ラグがあり待たされた際、何を思ったのかそのある方から聞いていた「宮の森」の「ビューポイント」というカフェで蓄音機が聞けるという情報を頼りに10分ほどで行けるバスに乗ってそのカフェに立ち寄ったことが現在、アゲインに蓄音機があり、バートン・クレーンのSP復刻CDを出すきっかけになっている奇遇を説明したかったのでした。 そんな体験は『スライディング・ドア』という映画でもテーマになっていて人生何がその進路を決めるか分からない、ということも話したかったアイテムでした。この後、お客さんでいらしてくれた鮫島さん、鈴木さんといった私ととても気の合う方々を呼び込んで短いトークをしました。結局相撲イラストの森井ちゃんやカフェDE歌おう仲間の小林さん、遠藤さん、等々ほぼ全員を呼び込んでショート・トークをさせていただきました。本来、このインタビュー・コーナーをこのイベントに設けたことが正解だったので今回も途中でお帰りになった方を除いてほぼ全員を呼び込んでお話しできたことがよかったと思いました。
こんなプライベイトなイベントに20名もの方が参加してくれカフェのマスター冥利に尽きるとはこのことだと思い、毎回ながら有り難い気持で一杯になりました。皆さん、今後ともよろしくお願いします、とお伝えして幕を下ろしたのでした。




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