マスターの自由自在 Vol.4(2019年3月17日イベント・レポート)


2019年3月17日、店の開店12周年記念ということで4回目の「マスターの自由自在」という個人トーク・イベントを行いました。
このトーク・イベントもログを残しておこうと思い、ここのコーナーに記録を残しておきます。参加できなかった方で興味のある方はこちらを覗いてみてください。


「マスターの自由自在Vol.4」はたどたどしい紹介でしたがなんとか無事終わり、ホッとしています。恒例となった「今日は何の日?」という括りで3月17日が誕生日であるナット・キング・コール、逆に命日となったルキノ・ビスコンティと新珠三千代を紹介しました。そして本題に入って先ず当初呼び込んで長寿イベントのコメントをいただきたかった西川さんが都合で来れなくなってしまったのですが、その170回以上続いているSP講座とドクター・ホッパー・ライブはその当事者を呼び込んで紹介することにしました。その前にこれも長く続いて一番アゲインのライブ中、一回の集客数の多かった村田和人さんのライブに関わってくれた川崎太郎くんを呼び込んで思い出を語ってもらいました。その後、彼のサポートで村田のアーカイブというイベントを続け、それも35回になんなんとしているので大変感謝している旨を伝えました。そして最初に来てくれた郡修彦さんを呼び込んでSP講座がいい音で聞ける施音に関しての解説をしていただき、併せて彼の最近の功績である服部良一作品集の紹介もしていただきました。その次にドクター・ホッパーのYouSeeくんが遅れてきたのでこの日のメイン・テーマである「ムーンライダーズ」を紹介しました。このバンドはライブが真骨頂でしたのでこれまでに一番通ったライブということでムーンライダーズのライブ映像をYouTubeで2つ流しました。ここで休憩に入る予定でしたがちょうどYouSeeくんが来たので彼を呼び込んで176回も続いているライブの感想を語ってもらいました。そして休憩、おせんタイムとなり二部に移りました。

最初に先日、磯田さんが紹介してくれた「エッセンシャル・オイル」の下川さんを紹介し、香りの効果に関しての説明をききました。イベントが終った後、何人かの方がその効能に関しての説明を聞いていました。そして二部の最初はフランスの作家、アルベール・カミユのことを紹介させてもらいました。私の大学時代に授業でも印象に残った作家がカミユでした。その代表作である「異邦人」や「ペスト」等の紹介はちょっと荷が重かったので短いエッセィ集の「結婚」についてアルジェのチパサの風土やカミユの詩的部分を紹介しました。そしてこの日のもう一つのメッセジージとしてミュージカル作曲家のジェローム・カーンを紹介させてもらいました。ジェローム・カーン、20世紀初頭における大作曲家でミュージカルの楽曲に優れた作品を多数残している作曲家で最近最も関心が高いのでその代表曲「The Way You Look Tonight」を初演のミュージカル『SWING TIME』の中からフレッド・アステアの歌うシーンをYouTubeで紹介しました。この映像を紹介するのに手間取ってしまい、手際の悪さにちょっと反省、その後この曲の作詞者、ドロシー・フィールズに関しても触れた後、もう1曲ジェローム・カーン作品で最近思い入れ深い「Look for the Silver Lining」をレベッカ・キルゴールとジョン・ミラー・ヴァージョンで紹介しました。特にジョン・ミラーのギターが注目に値するものということも付け加えました。更にオマケでウディ・アレンの映画『ハンナとその姉妹』の中でかかった「Polka Dots And Moonbeams」が大瀧さんの「4xFUN」の下敷きソングということも紹介し、大瀧さんがスタンダード曲にも造詣が深かったことに驚いてしまったことを紹介しました。

そして最初のカミユのことに戻り、学友でカミユやサルトルにもっと詳しい阿部くんを呼び入れて解説してもらいました。サルトルvsカミユ論争の件やフランス文学の中でのカミユの特異性に関して不条理という言葉の解説や「ペスト」という小説の説明等、私より詳しいコメントが聞けてよかったです。更に詩的な部分ということで平川くんを呼び入れてカミユの感想や亡くなった大瀧さんとの交流に関しての思い出を語ってもらい、例によって平川節全開の面白トークが聞けてよかったです。更に同人誌の話しからアゲインでジャズのライブをやっている傍ら同人誌をいくつか出している窪野くんを呼び入れカミユの感想等を聞き、併せて下の世代の活動として先日レココレに紹介されたKEEPONくんにも触れ若い世代の台頭に希望を感じているといった老年世代の感想も述べさせていただきました。更にその窪野くんと一緒に朗読のライブを行っている藤島さんにもマイクを振って、6月に行う朗読のライブの紹介をしてもらいました。何でも漱石の「草枕」をグレン・グールドが好きでやっていることを語ってくれました。最後にアゲイン寄席を続けてくれている柳家吉緑さんも呼び入れて次回の落語会の宣伝もさせてもらいました。

締めはみんなに渡した12周年記念CDの楽曲の説明簡単にしてお開きとなりました。参加人数は前回程ではありませんでしたが、思う存分話せたのと呼び込みトークがバラエティに富んでいたことでやってよかった4回目のイベントでした。




インデックス・ページへ戻る。