最近考えていること
■韓国競泳史上初の五輪金メダルと学校のプール
１０日午前行われた競泳男子４００メートル自由形で、韓国の朴泰桓（パク・テファン）選手が、３分４１秒８６で優勝しました。
これは、韓国の競泳選手が、オリンピックで初めて獲得したメダルです。初のメダルが金メダルで、さらにめでたいことです。
さて、今まで韓国が、競泳でメダルを獲得したことがなかったということに、ちょっとびっくりしました。
金メダルは無いにしても、銀か銅は取ったことがあると思っていました。
で、うちの奥様がいうには、韓国の小学校・中学校にはプールが無く、体育の時間に水泳の授業はないとのことなのです。（プールがなければ水泳の授業、やりようがないですね...）
最初は「ほんまかいな？」と思いましたが、どうやら本当のようで、そのおかげで（？）うちの奥様も泳ぐことができないそうです。
日本では、法律で学校にはプールの設置が義務付けされていますので、少なくとも義務教育の間には、なんらかの事情がない限り、泳げる子も泳げない子もプールに入って、水泳の授業を受けることになります。
韓国では、この機会がないため競泳人口の拡がりがなく、それが、今までオリンピックでメダルに縁がなかった要因になっていたのでしょう。
こう考えると、基礎教育の力というのは、すごいものがあるんだなぁと感心しました。
さて、今回のことで、私は、小中学校にプールが無いだなんてことは、思いもよりませんでした。
まだまだ知らないことが多く、勉強が足りないことを自覚させてくれた一件でした。