最近考えていること

公開日:2007年12月31日

■ 膨らんだ一斗缶

12月30日、日曜の午前9時半にピンポーンとマンションの玄関からの呼び出し音が鳴りました。
いったいなんだとインターホンに出てみると、郵便局からの配達でした。
韓国からEMSで送られてきた荷物でした。受け取ったダンボール箱ですが、何が送られてきたんだろうとよく見てみると、厚手の透明なビニール袋にダンボール箱が入っています。しかも、中の箱は郵便局のテープで梱包されています。

テープには、荷物が破損していたため補修した旨の印刷があります。
奥さんと二人で「もしや?」と思いながら、ビニールを破りダンボールを空けてみると、さらにビニール袋に今度は韓国語の入ったダンボール箱が出てきました。しかも、ダンボール箱の下のほうが赤く変色していました。

そうです、奥さんのお母さんが、韓国からキムチを送ってきてくれたのです。
赤い変色は、膨張して中身が破裂して漏れたものでした。さっそく、ビニールを破り、濡れたダンボール箱を空けてみると、強烈な匂いと共に中から出てきたのは、赤い汁で濡れて、その上に膨らんだ一斗缶です。
去年、キムチを送ってきてくれたときは、発泡スチロールのケースに入れて送ってきてくれたのですが、爆発寸前で届いたたのでした。そのことを話していたので、今年は一斗缶に入れてきてくれたのですが...

一斗缶がぱんぱんになるほどの量だったので、発酵して膨張する力もかなりのものだったのでしょう。その一斗缶の下の部分は膨張して変形していました。おそらくそこから中の汁が漏れたのでしょう。
一斗缶の中には、白菜のキムチに大根のカクテギが入っていて、とても二人で食べられる量ではありません。とにかく一斗缶から取り出して冷蔵庫に入れました。

隣国の日本に嫁に行った娘に、自分で漬けたキムチを送ってくれるお母さんの想いがありがたいです。
で、ふっと思ったのですが、海外に住む自分の子供にキムチを送っている韓国のお母さんってまだまだたくさんいるんだろうなぁと考えると、世界のあっちこっちの郵便局で、韓国から送られてきた母の愛が(汁が?)沁みたダンボール箱をビニール袋に入れ直している局員の皆様にも、ありがとうございますと伝えたいです。

おまけ

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