最近考えていること

公開日:2004年5月11日

■ っえ!34万5千ウオン?

この前、ソウルに行ったときに話しです。
友達と一緒に、ビデオデッキとDVDプレーヤーが一緒になっている製品を買いに、韓国の秋葉原である龍山電気商街に行ったときにことです。

ぷらぷらと見ていったところ、とあるお店にデザインと大きさと性能がほどよいバランスのLG製の製品がありました。
対応してくれたお店のおじさんに値段を尋ねると、38万ウオンとのこと。
38万ウオンじゃなぁと、ちょっと安くしてもらえませんかとお願いすると、36万ウオンに。

友達と見合って、どうする?としばし相談し、再度、もうちょっと安くとお願いすると、値段は35万ウオンに、それに加えて、DVDプレーヤーのリージョンコード設定の解除をただでやってくれるとのこと。
ご存知のかたも多いと思いますが、日本と韓国で販売されているDVDは、リージョンコードが異なるため、通常のDVDプレーヤーでは、日本製のDVDプレーヤーでは日本製のDVD、韓国製のDVDプレーヤーでは韓国製のDVDしか再生が出来ません。
しかし、リージョンコードの設定を解除(リージョンフリー)に出来れば、日本のDVDであろうが、韓国のDVDであろうが、1台のDVDプレーヤーで再生が可能になります。
(ただし、これはイリーガルなのですが...)

お店のおじさんは、通常はお金を取ってやっているサービスだが、これもただにするとのなんともうれしいことをあれこれと説明してくれます。
しかし、これで買っては負けとばかりに、最後にもう一声とお願いすると、34万5千ウオンまでまけてくれました。
一軒目の店でこれだけになるのであれば、まだまだ安いとこがあるなと踏んで、お店のおじさんに、「ちょっとほかも見てきます」と言い残して、その場を離れました。

さて、その後、何軒もお店をまわってみて、同じ型番の製品の値段を聞いてみると、どのお店も38万ウオンかそれにプラスしてリージョンコード設定の解除をするまでの回答しか出て来ませんでした。
もしかしたら、最初のお店が「当たり」だったのかもと、結局は、最初のお店で買うことに決めました。

最初のお店に行ってみると、先ほど対応してくれて、34万5千ウオンの値段を出してくれたおじさんは接客中で、他のおじさんが対応してくれました。
接客中のおじさんに34万5千ウオンで、このDVDプレーヤーを売ってくれるといわれた旨を説明すると、対応してくれたそのおじさん「え、34万5千ウオン?」とびっくりし、おまけとして、リージョンコードの解除もただでしてくれる約束と付け加えると、「え!それも」とさらにびっくり。

言っちゃったものはしょうがないと、その条件で売ってくれることになりました。
お店の若いおにいさんに、これを持ってきて、リージョンコードの解除をするようにというと、我々はお店の中のソファーでしばし待つことに。
おにいさんが、箱から製品を取り出して、リージョンコードの解除をして、梱包し直して、そのおにいさん、おじさんに「これ38万ウオンですか?」と確認すると、おじさんの答えが「いや、34万5千ウオンだ」と。

それを聞いたとたん、そのおにいさんも「っえ!34万5千ウオン?」とえらく驚いた顔をして、我々の顔を見ます。
私は、「はい、34万5千ウオンでいいんですよ」とばかりに頷き返しました。

どうやらその製品は、38万ウオンが相場のようで、34万5千ウオンというのは、かなりの値引きだった様子でした。
龍山からの帰り路、最初に対応してくれたおじさんに感謝、感謝でした。

おまけ

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