最近考えていること

公開日:2000年9月16日

■ 1ウオン硬貨

1ウオン硬貨 皆さん、1ウオン硬貨の実物をご覧になったことがありますか?
日本では、消費税のおかげで、1円硬貨は日常生活でも復活しました。
しかし、韓国では、観光客はもちろんのこと、韓国に住んでいても日常生活で1ウオン硬貨のお世話になることはまずないでしょう。
1ウオン硬貨
現在の通貨レートでは、ウオン表示は円表示の約10倍になります。
例えば、日本で、\300- くらいのものは、韓国では、W3,000- くらいになります。
\10- のものは、W100- になります。
いくら国民所得が違うとか、物価が違うといっても、例えば、ハンバーガーの値段が日本と韓国で何倍も違うわけはなく、大体同じ値段です。これは、他の商品でも同じです。
ということは、1ウオン単位で販売されているものは通常ありませんし、日常の売り買いで1ウオン硬貨が必要となることがありません。

さて、韓国に行く度に、私は日本円を韓国ウオンに両替しているのですが、約10年前、ソウルに行ったとき、鍾路の交差点のところにある第一銀行本店に行って両替をしたことがあります。
ソウルの銀行で何度も両替をしたことがあるのですが、10ウオン未満は切り上げか切り捨てされてしまい、最低単位が10ウオンでしか扱ってもらっていませんでした。
(1ウオン硬貨をもらっても、日本円にすると 0.1 円です。まぁ、切り捨てされても構いません。)

しかし、この第一銀行本店では、(今はどうだかわかりませんが)1ウオン単位まできっちりと計算して両替してくれたのです。
こんなに細かいところまで計算してくれたのは、この第一銀行本店が最初で最後であり、その後、1ウオン硬貨にお目にかかったことがありません。

皆さんも機会があれば、1ウオン硬貨を入手してご覧になってみてください。
ありふれているようで珍しいものです。
ところで、私は硬貨収集の趣味を持ち合わせていないので、どっちが表でどっちが裏なのかわかりません。
(日本の硬貨だと、大きく数字が刻印されているほうが裏なのですが...)

おまけ

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