最近考えていること

公開日:1999年9月19日

■ 正直なおばちゃん

この休みに、ソウルに行って来ました。
南大門市場の行きつけの人参屋さんに行って買い物をして、中央郵便局に向かって歩いていると、露店で海苔を売っていました。
いつもは、ロッテ百貨店の地下食品売り場で買うのですが、たまには、南大門市場で買ってみるかと思いました。

お店のおばちゃんに「いくらですか?」と訊ねてみると、「六千ウオンです」との答。
量を考えると高くもなく安くもなくという値段で、買おうかどうしようか、しばし迷っているとそのおばちゃんが「あんた、韓国人じゃないでしょ?」と、いきなり確認してきました。
「日本人ですよ」と答えると、そのおばちゃん「あら、外国人には、一万ウオンって言っているのよ、まぁ」と私を韓国人と間違えた様子です。

「え?一万ウオン?」と私が言うと
「いいわよ、六千ウオンで。六千ウオンって言っちゃったから」
と照れ笑いをしています。
「ひどい人ですね」といいながら、六千ウオンを渡して、海苔を受け取りました。

私を韓国人と間違えたのが、よほど恥ずかしかったらしく、最後まで、照れ笑いをしていました。

それにしても、値段を高く吹っ掛けているわりには、正直なおばちゃんでした。
人がいいのか、わるいのか、なんだかなぁと思いつつ、たまには、買い物の原点に戻って、売り手と買い手との値段交渉もいいものだと感じました。

おまけ

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