最近考えていること
公開日：１９９９年６月３０日
■ 街中の軍服
この前、新聞に載った記事に、北海道で演習がおこなわれるために移動する自衛隊員が、軍服（制服か？）のまま、飛行機に搭乗することに、航空会社の組合が反対しているというものがありました。
この記事を読んだとき、「っけ、何を甘っちょろいことを言っているんだ」と思ってしまいました。
確かに、日本では、軍服姿の人間を街中でみかけることは、ほとんどありません。
また、軍服姿に抵抗感を持つという意見も、分からないこともありません。
しかし、どうも、この考え、私には、甘っちょろく感じてしまいます。
ご存知のかたも多いとは思いますが、韓国では、日常生活に、軍服を着ている軍人が溶け込んでいるので、韓国人にとっては、軍服を着ている軍人に対する抵抗感がありません。
私も、最初、ソウルに行き始めた頃には、地下鉄やバスの中で軍服姿の軍人を見ると「おお、なんだ」とびっくりしたのですが、そのうち、慣れてしまうとなんともおもわなくなってしまいました。
で、よくよく考えてみると、これほど、街中で軍服姿の人間を見かけない国というのは、日本だけではないのか？と思うようになりました。
（もちろん、日本でも、米軍や自衛隊の基地／施設の近くであれば、珍しい光景ではないのでしょうけど。）
もちろん、いたるところ、軍人だらけというのも困りものですが、自衛隊員が制服姿で飛行機に乗れないというのも、どうにかならんもんかなと思います。