最近考えていること

公開日:1999年1月23日

■ たまごパン(ケランパン)

屋台(たまごパン)その1 97〜98年の冬にはみかけることがなかったのですが、98〜99年の冬、ソウルのあっちこっちで大ブレークしていたのが、このたまごパンです。

道端の屋台で売られているC級グルメ品です。
写真のように、リヤカーで出来た屋台で、ソウルの街のあちらこちらにありました。

(ここの屋台は、学校帰りの女子高校生が、集まっていました。)
従来、屋台で売られているものは、日本でもお馴染みの「タイ焼き」、「大判焼き」や「焼きとうもろこし」、日本ではほとんどお目にかかれないお餅を焼いたものなど、多種多様のものがあります。
屋台(たまごパン)その2

従来、屋台で売られているものは、日本でもお馴染みの「タイ焼き」、「大判焼き」や「焼きとうもろこし」、日本ではほとんどお目にかかれないお餅を焼いたものなど、多種多様のものがあります。

しかし、このたまごパンは、今回の訪ソウルで初めて出会った物でした。

さて、どんな食べ物なのかと言えば、東京では「大判焼き」(他地域では、呼び名が違うと思います。)と呼ばれている物の、中身があんこではなく、たまごになっているものです。

一番最初に、このたまごパンを見た時には、「え?あんこじゃなくて、玉子が入っているの??なんだぁ??」と思いました。
初めて見たもので、瞬間的に否定的感情が出てしまったのですが、値段が五百ウオン(約五十円)で、焼いても焼いても次から次へとお客さんが来るので、焼くのが間に合わないほど売れているを見て、しかも、いいにおいがするので、ものは試しにと買って食べてみました。
たまごパン(接近写真1) たまごパン(接近写真2)
寒さ厳しいソウルの空の下で、ほかほかのたまごパンを一口、食べてみるとどうでしょう。

「うまい、うますぎる!!!」

爆発的なうまさです。
たまごパンを疑ってしまった自分を恥じてしまいました。

作る過程を見ていると、鉄板の型に生地を流し込み、ある程度、火が通ったら、生玉子を割って落として、塩をぱらぱらふりかけて、パタンと閉じて焼けたら出来上りです。
たまごパン(接近写真3)
どう見ても、いいかげんに作っているようにしか見えないのですが、食べてみると、生地のほのかな甘さとたまごの焼け具合と塩加減が絶妙なバランスをかもし出していています。
一番最初にこれを考え出した奴は、偉い!褒めてつかわすぞ!と言わずにはいられませんでした。 たまごパン(接近写真4)
たまごパン とにかく、えらい人気商品のようで、5個、10個とまとめ買いをして行く人もいます。
出来上がるそばから売れてしまうので、この写真を撮る時も、出来るのを待たなければなりませんでした。

このたまごパンは、日本でもうけいれられるはずですので、日本の(あるいは東京の)大判焼き業界のかたに、是非、商品化してもらいたいです。
(もしかしたら、すでに、東京のどこかにあるのかも知れませんね。
東京のどこそこに行けば、食べられるよという情報をお持ちの方、ご一報をお願いします。)

まだまだ、寒さが続きますが、近いうちにソウルに行く予定があるのであれば、このたまごパンは、必食の一品です。
寒さの中で食べると、どうしようもなく「うまい」のです。

おまけ

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