最近考えていること
■ 仁寺洞の伝統茶店
私の好きな場所として、骨董品街として有名な仁寺洞があります。
ご存知の方も多いと思いますが、ここ仁寺洞には、骨董品や書道道具を扱っている店以外に、昔ながらのお茶を飲ませてくれるところがたくさんあります。
そういった伝統茶店のなかのお気に入りの店がここです。
細い路地を入っていき、突き当たったところにあるのが、そのお店です。
入り口には、燈籠が置いてあり、下には、玉砂利が敷き詰められています。
写真を取り忘れてしまったのですが、入り口のところに生きている孔雀がいました。
(ちゃんと、鎖でつながれていました。)
入り口からして、なかなかの雰囲気です。
中に入ってみましょう。
お店の中は、所狭しと骨董品や民芸品が並べられています。
これでもかといわんばかりの内装です。
今回、行った時には、店の中に鳩が放し飼いになっていました。
また、小鳥が鳥籠の中に入って置かれていて、静かな雰囲気の中で、時折さえずる鳴き声が、なんとも言えない演出になっています。
机に椅子でお茶を飲むことはもちろんのこと、靴を脱いで座布団に座ってお茶を味わうことも出来る場所もあります。
このお店のトイレなのですが、トイレの中も玉砂利が敷き詰められていて、壁には、写真や絵が貼ってあり、棚の上には、これまた骨董品や民芸品が並べられています。
トイレの中をこんなに飾りたてなくてもいいのになぁと変な感心させてくれます。
(そんなところが、このお店の持ち味なんですけどね。)
ここに来ると、ゆったりと流れる時間を楽しみながら、お茶を味わうことが出来ます。
隠れ家のような雰囲気を感じることが出来る、貴重なお店です。
ということで、お店の詳しい場所は秘密です。
写真を参考にして、ご自分で探し当ててみて下さい。
(探し当てた時に、「あぁ、なるほどな」と秘密にしたくなる気持ちを分かってもらえるはずです。)
ヒントは、仁寺洞通りを鍾路から景福宮に向かって歩いていくと、右側にあります。
追加更新:1999年9月25日
9月中旬にソウルに行って来ました。
時間がなくて、仁寺洞を足早に通り過ぎるしかなかったのですが、このお店がどうなっているのかを見て来ました。
お店の名前が変わって、看板が掛け変わっていました。
お店の中に入る時間がなかったのですが、外から中を覗いてみると、雰囲気はそのままでした。