最近考えていること
■ 韓国人向け情報誌
新大久保界隈の韓国料理屋や韓国居酒屋、韓国人向けのスーパー等に行くと、この手の情報誌が置いてあります。
そのほとんどが、無料で配布されています。
掲載されている広告で賄われている形態のようです。
これらの雑誌は、従来の在日韓国人向けではなく、新規参入してきた日本に滞在している韓国人を読者層として対象にしています。
そのため、ほとんどが韓国語(ハングル)で書かれています。
(韓国語を母国語としている人間向けですから、当たり前ですね。)
掲載されている広告を見ると、以下に挙げた業態で占められています。
- 海運業・通関業・引っ越し
- 旅行代理店
- 職業紹介業
- 占い
- 金貸し・質店
- 病院・医院
- 法律相談
- 飲食店・飲み屋
- 中古品売買

(どう考えても、在日韓国人向けのものではありませんね。なんせ、普通の在日韓国人は、韓国語が出来ませんから。
三世、四世で韓国語が出来る人は、(自分に意志によるものかどうかは別にして)勉強した人のはずです。)
新大久保やら新宿あたりでは、この手の情報誌が、何種類も配布されています。
従来の在日韓国人ではない、新在日韓国人の増加ぶりを、これらの情報誌を通じて見ることが出来ます。
「月刊アリラン」について
「月刊アリラン」3月号の特集記事”豆満江河口開発は、75年前の日本のプロジェクトだった”というのは、面白かったです。
内容は、1924年に松尾小三郎が書いた「日本海中心論及豆満江経略」に、豆満江河口開発の源流を見ることが出来るというものでした。
さて、「月刊アリラン」3月号に掲載されていた広告を調べてみました。
調べて見る前は、食堂や飲み屋の広告が多いのかな?と思っていたのですが、実際に数を数えてみると、「職業紹介」がトップでした。
2位には、なんと「宗教/占い関連」という結果が出ました。
仏教のお寺(韓国人僧侶)や女性の占師が、日本に来ている韓国人向けに広告を出しているのです。
3位は、韓国から日本へ、日本から韓国へ、の国際引っ越し業の広告でした。
日本国内の引っ越しも請け負いますとなっているところもありましたが、メインとなるのは、韓国人の日韓、韓日の移動にともなう業務のようです。
上位三つを見るだけでも、これらの業種がビジネスとして成立するほどに、日本への韓国人の流入があるという証拠になるのではないでしょうか?
しかし、まぁ、それにしても、よくもまぁこれだけ色々な職種の広告が載っていたことに感心しました。
この90年代の日本という国は、出稼ぎにやって来て、住み付いてしまう韓国人がたくさん出始める程、住み易いところなんですかねぇ?
業種 | 件数 | 割合(%) | 補足説明 |
---|---|---|---|
職業紹介 | 26 | 20.15 | |
宗教/占い関連 | 18 | 11.63 | |
日韓引っ越し | 11 | 8.53 | |
旅行代理店/航空券販売 | 8 | 6.2 | |
エステ/サウナ | 8 | 6.2 | 8件中、マッサージ師募集が5件 |
飲食業 | 7 | 5.43 | 7件中、アルバイト募集が4件 |
病院/医療関連 | 5 | 3.88 | |
質/金融業 | 5 | 3.88 | |
美容整形/美容相談 | 5 | 3.88 | 5件中、美容相談が1件 |
リサイクルショップ | 4 | 3.1 | |
法律相談/行政事務 | 4 | 3.1 | |
食品 | 3 | 2.33 | |
不動産業 | 3 | 2.33 | |
国際電話 | 2 | 1.55 | |
中古車販売 | 2 | 1.55 | |
風俗業関連 | 2 | 1.55 | |
印刷業 | 2 | 1.55 | |
日本語学校/講座/指導 | 2 | 1.55 | |
ホテル/旅館 | 2 | 1.55 | |
農協 | 1 | 0.78 | |
贈答品 | 1 | 0.78 | |
装飾業 | 1 | 0.78 | |
舞踊研究所 | 1 | 0.78 | |
国楽研究所 | 1 | 0.78 | |
結婚相談 | 1 | 0.78 | |
保証人代行業 | 1 | 0.78 | |
ビラ配り募集 | 1 | 0.78 | |
運転手募集 | 1 | 0.78 | |
電磁波防止カード 販売代理店募集 | 1 | 0.78 | |
合計 | 129 |
(補足)
一つの広告で、重複する業種(職業紹介と民宿斡旋)の場合は、メインとなる業種のほうでカウントしました。