最近考えていること

公開日:1998年1月15日

■ テナントが抜けていく

抜けた跡 今、韓国の経済は、一昔前には考えられないような状況になっています。
97年12月27日に龍山にある電子ランドに行って来て、結構、きついんだなぁと、実感することが出来ました。

電子ランドの旧館3階と新館3、4階は、パソコン関連のフロアになっています。
昨年の5月に行って来た時には、ほとんどのブースにテナントが入っていて、なかなか賑わっていたのですが、今回行ってみると、新館3階に大きな変化がありました。
壁沿いにある小さなブースが、ぽこぽこと空いているのはもちろんのこと、フロアの真ん中が、がらんとしているのです。(左の写真参照)

「いったい、どないしたん?」とびっくりしてしまいました。
この場所にも、お店があったのですが、跡形も無くなっています。

龍山駅の改札口がある高速バスターミナルの3階、4階は、以前と変わりなく賑わっていたのですが、電子ランドのほうでは、不景気の影響がモロに出ているようでした。

中古ショップ このがらんとしたフロアには、5月の時にはなかった、中古品を扱うお店が出来ていました。(右の写真参照)

さて、韓国の所得水準を考えた場合、パソコンの値段というのは(昔に比べれば安くなったとはいえ)、まだまだ、高いものだと思います。
日本で、入門レベルのパソコンなら20万円程度で買えますが、韓国で同程度のものを買えば、やはり20万円ほど必要になります。
つまり、韓国と日本の物価を比較して、日本の感覚で換算すると、だいたい、倍の値段になる感じになります。(40万円位の買い物をするといったところでしょうか)
決して安い買い物ではなく、生活必需品でないパソコンのようなものから、消費の落ち込みが現れてしまうのかなぁと思います。

春になったら、また、ソウルに行こうと考えています。
その時までには、なんとかよい方向になっているようにと願うばかりです。

おまけ

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