最近考えていること

公開日:1997年4月27日

■ ペルーの日本大使公邸と韓国大使館

ペルーの日本大使公邸占拠事件が解決されました。人質になった方達、解決に努力された方達、関係者全ての奮闘が良い結果をもたらしました。

さて、事件が発生した時の日本大使公邸の警備が問題となっていますが、警備を行なっていたのは、某民間の警備会社でした。
泥棒や火災の警備を専門にやっている会社であって、日本には、対テロ組織を専門にやっている警備会社はありません。(もちろん、日本には、そんな会社はないなぁ)
一方、アメリカ大使館の警備は、自国の軍隊である海兵隊を初めとするプロの軍人が警備しています。

海兵隊vs民間の警備会社

あなたがテロリストなら、どちらの大使館/公館を標的にしますか?
わざわざ、海兵隊が警備している施設を狙う馬鹿はいません。民間の警備会社の警備等は、海兵隊の警備に比べれば、無いに等しいものです。
ご存知の通り、日本は海外派兵を禁止していますので、海外にある公館の警備のために、自衛隊を派遣するなどもってのほかです。(もちろん、駐在武官として、自衛隊員が派遣されていますが、警備が目的ではありません。)
それで、こんな間抜けなことになっています。
で、韓国大使館は、いったいどうしているのでしょうか?
アメリカ並みに、韓国軍の軍人が警備をおこなっているのでしょうか??これ、ずーっと気になっているのですが、まさか、韓国大使館に電話して尋ねるわけにはいかないし、韓国の国防部に知り合いがいるわけでもないので、調べようがないんです。
まさか、日本みたいに、民間の警備会社に警備を依頼するなどという気違いじみたことをしているとも思えませんし。
どなたか、韓国の海外公館の警備状況についてご存知であれば、是非、ご一報を!

でも、日本の海外公館は、どこもかしこも、テロリストの格好の標的だなぁ、と考えると、情けないですね。

おまけ

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