韓国語のまわりで

公開日:2000年9月9日

■ 少しもう、ひとつもう

未だに、ついうっかり間違ってしまう表現が「もう少し」、「もうひとつ」です。
買い物をするときに「おばちゃん、もう少し入れてください」だとか、「これ、もうひとつください」だとか、日常生活でごく普通に使う語句です。

日本語では、「もう」+「少し or ひとつ」の語順なのですが、
韓国語では、「少し or ひとつ」+「もう」の語順になります。

日ごろ韓国語を常用する機会がないので錆び付いていた韓国語が、ソウルに遊びに行って韓国語を使い、かなり調子が出てきたところで、やはり、ぽっかと間違ってしまうのです。

まぁ、日本語と同じように「もうひとつください」といっても通じることは通じるのですが、「もうひとつください」と言った瞬間“っあ、やってもうた”と心の中で冷や汗をかいてしまうのです。
気をつけてはいるのですが、心が緩んだ頃になると、突如、韓国語の中に日本語の影響が現れてしまいます。

この手の日本語と語順がちょっと違うというのが結構あって、例えば、「着替える」は「替え着る」ですし、「乗り換え」は「換え乗り」といった具合です。
「換え乗り」は、さすがに間違えることはないのですが、どうしても、「少しもう」や「ひとつもう」は、いまだに間違ってしまうことがあります。

母国語からの影響を間逃れることが出来ない典型的な例なのかなぁと思いますが、まさにあともう少しだと考えて、諦めずに韓国語と付き合っていくしかないんだなと思っています。

おまけ

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