韓国語のまわりで

公開日:1998年11月1日

■ 釜飯

10月にソウルに行った際の話です。
数年ぶりに会った人とその友達の三人で、お昼ご飯を食べることになり、鍾路で待ち合わせとなりました。
(もちろん、日本人ではなく韓国人です。一人は、日本語は出来ず、もう一人は、簡単な会話のみです。)

何を食べに行こうかとの話になり、近くの仁寺洞にある「ソッツパップ」を食べに行きたいということになりました。
「ソッツパップ」を食べたことがあるかと尋ねられ、「ソッツパップ」っていうのはなんだ?という話になりました。

初めて聞いた「ソッツパップ」という単語だったので、なにかご飯物であることは分かったのですが、「ソッツ」の部分の意味が分かりません。
歩きながら、「ソッツ」っていうのは何ですか?と逆に聞き返してみると、トルソッツビビンパプ(石焼きビビンパプ)のソッツですよ、とのこと。
石焼きビビンパプは判りますよね?って言われる始末で、「はい、分かります」と答えたものの、「ソッツパップ」の具体的なイメージが頭の中に浮かんでくる事はなく、混乱したまま、お店に到着となりました。

お店に到着してみると、看板には「釜飯焼鳥」と書いてあります。
ん〜、「ソッツパップ」って、釜飯のことだったのね、とようやく分かりました。


鳥金 お店の名前は鳥金といいます。
店の内装は、落ち着いた雰囲気のもので、韓国の日式食堂にありがちな、「日本ですねん」といったものは感じられませんでした。

釜飯に使っている釜は、さすがに韓国内では日本と同じものが入手出来ないようで、石焼きビビンパプで使われているものと同じでした。

しかし、味のほうはなかなかいけました。
ご飯そのものが美味しく、魚介類や野菜類もたくさんはいっていて、「ちゃんと仕事をしている」水準になっています。
仁寺洞でこのレベルのものを食べれるとは思ってもいなかったので、ちょっとびっくりしました。

鳥金

ただ、お値段がちょっと高いです。
釜飯が一人前で、W11,000-でした。
釜飯(ボリュームも文句なし)、お味噌汁、お新香/漬け物、デザートという内容なので、妥当な値段なのですが、「メガネを作ってW18,000-なのに、この釜飯、W11,000-だよ〜」と気になりつつも、完食しました。

IMF、IMFということで、IMF価格はやりのこのご時世に、昼時とはいえ、お店はほぼ満席でした。

ソウルを旅行中に、辛い食べ物が続き、「ちょっと、辛くないものを食べたいな」という気分のとき、お薦めのお店です。
鳥金の場所

地図→

おまけ

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