韓国語のまわりで

公開日:1997年9月17日

■ けつが青い

子供が生まれた、韓国人の友達の家を訪問した時の話です。
おむつを取り替える時に、その赤ちゃんのお尻を見たところ、「蒙古斑」で青くなっているのに気付きました。
その友達は日本の大学の正規過程を卒業しており、友達のお父さんも昔から日本との付き合いがあるので、二人とも日本語がぺらぺらです。
その二人に、日本では、未熟な者のことを比喩的に「尻が青い」とか「けつが青い奴」と表現するのだが、韓国語にもそのような表現があるのかどうかを尋ねました。
すると、友達のお父さんがいわく「それは、韓国語では、”頭の血が乾いていない奴”といいます。」とのこと。

「あ、あたまの血が乾いていない、ですか?」と確認すると、そうだとの答。

あまりの直接的な表現に、びっくりしてしまいました。
まぁ、確かに、頭の血が乾いていないということは、生まれたばかりということで、未熟者を言い表すには間違ってはいませんが、鉈で薪をパーンと割った時のような衝撃が走りました。
こういう言い回しは、日常会話に頻繁に出てくるものではありませんし、若い連中が使うような言い回しでもないでしょうから、必須用語というわけではありませんが、韓国語とはどのような言語なのか?、日本語とはどこが違っているのか?等を知るのに知っておいて損はないと考えています。
皆さんも、この手の言い回しを、自分自身の韓国語の背景を彩る一つとして付け加えておいてはどうでしょうか?

おまけ

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