韓国語のまわりで

公開日:1996年10月18日

■ チューインガム

ロッテ百貨店、地下一階の食品売り場でのことです。

柚茶の売り場が分からないので、入り口近くの場所で、小さなワゴンに、チョコレートを積んで売っていた、おねえさん(二人)に売り場を尋ねていた時のことです。
40歳位の日本人のおじさんが、あわてた顔をして、私達三人のところに割り込んで来て 日本語で「チューインガムはどこですか?チューインガム!!」と尋ね始めました。
当然のことながら、売り場のおねえさん達には、何のことやら分かりません。

仕方がないので、私が韓国語で「ガムですよ、ガム」と通訳すると、おねえさん、二人は顔を見合わせて(もちろん韓国語で)「あ〜、ガム」と声を出し、手で方角を指し示して「向こうにあります。」と答えました。
すると、そのおじさん、私に向かって日本語で「ありがとう」と言いつつ、小走りに、その方角へと去って行きました。

ソウルで、日本人観光客が、たくさんいるようなところ、例えば、南大門市場、免税店、明洞の繁華街などでは、結構、日本語が通じるという事情もあり、欧米諸国を旅行したらやらないような行動を、韓国ではやってしまうという気持ちも分からないのではないですが、どんな韓国人相手でも、日本語でどうにかなるわけないのになぁ...と、考えてしまいました。

おまけ

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