AVC News Page No.86


○製品ニュース('21年12月掲載)/ このページはプリントアウトしてご利用ください。


●●今年もご支援を感謝申し上げます。●●

 早いもので2021年の師走を迎えております。2年つづきのコロナ禍で事業が進まず苦戦を強いられているとお察しします。
 当方も御多分に漏れず、厳しい環境に巻き込まれております。各社がテレワークの実施で思うような提案活動ができず、困りました。
 来年こそはコロナウイルスが撲滅し、経済が平常に戻ってくれることを願うばかりです。

 さてそんな中、ご案内しております、『大型映像年鑑』2022も発行することができました。皆様のご支援の賜物と感謝申し上げる次第です。
 今回は大型映像システムなどの納入事例紹介で苦労しましたが、何とか格好をつけることができました。

 変わりに独自取材の「8Kシステム」関連を充実させました。いまだ十分なテイクオフではないのですが、ここまでの経過を振り返りつつ少し先に注目したみました。
 来年早々の北京五輪ですが、そこでは8Kシステムが活躍するそうです。この状況を見ると8Kへの関心が高まると考えたからです。
 どうぞ本誌への関心をいただければ幸いです。

 少し早いですが、皆さま良いお年をお迎えください。また、来年も当社発行の書籍へのご支援をいただければ幸いです。

<PROJECTORS>編集部(211225)

●●新刊/『大型映像年鑑』2022の発売●●

 当社の新刊本のご案内です。
 『大型映像年鑑』2022を、12月26日より発売します。

 「大型映像年鑑」2022年版です。今年もコロナ禍の影響下でした。発行は変則的で、2021年度の2册目になります。どうぞよろしくお願い申し上げます。企画と編集方針に変わりありません。1年間の映像技術の発展、事例集の積み重ねなど網羅しております。

 内容は、大型映像機器(プロジェクター、LED、LCD)、大型ビジョン、デジタルサイネージ、プロジェクションマッピング、VR&AIシステムなど、大型映像を使用したビジネスシーンに的を当てた年度版「総合資料集」です。
 大型ビジョン設置事例、プロジェクションマッピングの事例、得意分野で多彩に展開されている事例、事業&業界の動向、8Kテレビ&プロジェクター動向、8K放送の変遷と今後の成り行き、さらに新製品モデル性能&使い勝手、我が社の得意なハード、など紹介しております。

 2022年版は、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年版の設置&納入事例集をより充実ほか、新技術紹介と市場動向(有機EL、4K8K、CEATEC、InterBEEニュース)、注目される新製品クローズアップなど取などを通し情報発信しております。
 なお、人気のブログ(累計「140万ビュー」)の『dendosi』のつづり(楽天ブログ/20200706〜20201117)を掲載しております。
 巻末には「大型映像投写向けプロジェクター」の資料も用意しました。
 詳しくは誌面紹介をご覧にいただければ幸いです。

 編集形態は以下となります。
 ・編集&発行:PJ総合研究所/2021年12月26日発行
   取材/川田宏之(フリージャーナリスト)、PROJECTORS編集部
 ・販売:(有)エーブイシー
 ・版形:A4版
 ・ページ数:120ページ
 ・販売価格:定価8,000円/册(税込、送料別)

 今号も、どうぞ本誌の内容をご覧いただき、ご購入いただきますようお願い申し上げます。この返信メールでお申込みください。ご購入時は本書の発送と同時に請求書をお送り申し上げます。受け取り後精算をお願い致します。

<PROJECTORS>編集部(211221)


●●シャープ/新開発ミニLED バックライト採用の8K/4Kテレビ「AQUOS XLED」5モデルを新発売
●●



 シャープは、新開発ミニLEDバックライトを採用した8K/4Kテレビ「AQUOS XLED」の新しい2ライン<DX1/DP1>を順次発売すると発表した。新ブランドは、85V型から55V型まで大型ゾーンに計5モデルをラインアップする。

 新シリーズの特徴は、バックライト光源にミニ化したLED(mini LED)を採用したこと。同社従来比約72倍(4T-C65DP1の場合)数のミニLEDを高密度に敷き詰めた。これを新開発「アクティブmini LED駆動」により、表示映像に応じエリアごとの明暗をきめ細かく制御、ハイコントラストな表示性能を大幅に向上させている。ピーク輝度も従来比 約3倍の高輝度を実現だ。なお青色光ミニLEDバックライトの光波長を変換するため、量子ドットリッチカラー技術を新たに採用、バックライト光から純度の高い3原色(青・緑・赤)を引き出して、広色域かつ鮮やかな発色を実現したという。

 本モデル群に採用した新バックライトは、同社従来比約1/10サイズのミニLEDを8000個以上配置。これを1000以上のエリアに細分割し駆動する。画面明るさは、高輝度2000nit(cd/m2)以上と高いピーク輝度、100万:1 以上のハイコントラストを実現する。

・8K「DX1」シリーズ想定価格と発売日
 85V型 8T-C85DX1、176万円前後、12月10日
 75V型 8T-C75DX1、82万5,000円前後、12月10日
 65V型 8T-C65DX1、66万円前後、12月10日
・4K「DP1」シリーズの想定価格と発売日
 65V型 4T-C65DP1、44万円前後、12月10日
 55V型 4T-C55DP1、36万3,000円前後、2022年2月26日

■主な特徴
1.新開発のmini LED バックライトを搭載。新技術「アクティブmini LED駆動」と「量子ドットリッチカラー」により、高コントラスト・高輝度・広色域を実現
1)輝度やコントラストが飛躍的に向上する「アクティブmini LED駆動」
 バックライトに当社従来機比約72倍(4T-C65DP1の場合)の数のmini LEDを高密度に配置。表示映像に応じエリアごとの明暗をきめ細かく制御、明るくしたい場所に電力を集中させ、高いコントラストと当社従来機比 約3倍(同)のピーク輝度を実現した。
2)広色域かつ純度の高い3原色を生む「量子ドットリッチカラー」
 ナノサイズの半導体粒子である量子ドットによる光波長変換技術を採用。青色バックライトから純度の高い3原色(青・緑・赤)を生成し、広色域と色鮮やかな映像表現を実現する。
3)コントラスト表示性能をさらに高める新設計回路「フレアブライトネス」
 表示する映像の局所的な明るさやコントラストを解析し、明暗差をさらに伸長することで、まばゆい輝きや締まった黒などのコントラスト表示性能を際立たせる「フレアブライトネス」回路を搭載した。
2.狭額縁設計により映像が浮き立つ「フローティングディスプレイ」デザインを採用  DX1ラインは当社従来機比で約1/5の狭額縁化(約0.2cm)を実現。映像と背景の境界をミニマイズ。またDX1/DP1ラインとも空間に溶け込みやすいシルバーフレームを採用。
・その他
・新開発 高画質画像処理エンジン「Medalist Z2X」、画像処理エンジン「Medalist」をさらに進化させ、『AQUOS XLED』の画質に最適化。8Kテレビの開発で培ってきた「超解像アップコンバート」技術を<DX1ライン>はもちろん、<DP1ライン>にも採用。
・約3300万画素の圧倒的な情報量で映像を表示する高輝度・広色域8K液晶パネル <DX1ライン>

 なお液晶ディスプレイのバックライトをミニLED化するモデルは韓国LGなどが実用化、販売を開始しており、今回のシャープは国内メーカーとして追従したことになる。
 従来のバックライトLEDをミニ化、4K65型比で72倍もの数を使用することになるが、エリアドライブを細分化できることでより液晶パネルの黒浮きを抑えられ、ライバルのOLED(有機EL)並のコントラストが得られるというのが特徴である。
 もっともLEDとはいえ数を増やせば当然ながら消費電力アップに直結する。今回の4K65型の消費電力は357Wにもなる(従来液晶モデルは約250W前後)。およそ1.5倍化するわけだが、これ省エネ、地球温暖化防止の世相からして少し気に掛かる動きだ。ちなみにOLEDは4K同サイズで約400Wほど。
 高画質化を図るにしても、省エネ化を忘れては行けないと考えたいが、今後どう対応するのだろう。
 またこの方式は液晶ディスプレイの延命策とも受け取れるが、OLEDの高画質への対応として、強力な武器が何か欠けている感じもする。同じようなコントラストを確保できても液晶は液晶、しかも省エネを捨てては何か本末転倒に思えるのだ。少なくとも72倍のLED数を使用するなら省エネ化したミニLEDの開発をすべきと考える。これだったら、とそう受け取るユーザーもいると思う。だからあまり画面を明るくするなど考えない方が良いのでは。

主な仕様(4Kテレビ4T-C65DP1例)
液晶パネル:65V型(142.8×80.4cm/163.9cm)
画素数:3840×2160ドット
バックライト:mini LED(直下型)
スピーカー:ハイトツィーター2、ハイトミッドレンジ2、ツィーター2、ミッドレンジ4、サブウーハー1
実用最大出力:80W(10W+10W+7.5W+7.5W+15W+15W+15W)
使用電源:AC100V、50/60Hz、消費電力約357W、待機時消費電力1.0W
本体寸法:ディスプレイ部(W×H×D)144.2×84.5×7.2cm84.5 本体質量:ディスプレイ部約33.0kg
受信チャンネル:地上デジタル(ワンセグを除く)011〜528ch(CATVパススルー対応)、BSデジタル001〜999ch、110度CSデジタル000〜999ch、BS4K001〜499ch、110度CS4K500〜999ch
接続端子:HDMI入力4系統4端子(入力4:ARC対応、入力3/4:4K120Hz入力対応)
、AV入力/入力2音声入力端子(φ3.5ミニジャック)1系統1端子(兼用)、デジタル音声出力(光)1系統1端子、ヘッドホン出力/アナログ音声出力端子 1系統1端子(兼用)、地上デジタルアンテナ入力端子、BS・110度CS(HD・4K)アンテナ入力端子、USB3系統3端子(録画用:1端子/メモリー用:2端子)、LAN1系統1端子(10BASE-T/100BASE-TX)

  


<PROJECTORS>編集部(211027)

●●BenQ/モバイルプロジェクター「GV30」発売記念、Gシリーズ早得キャンペーンを開催!●●


 ベンキュージャパンは、世界初とする2.1chスピーカーと、Android TV9.0を搭載し、135度の角度調整機能を備えた、モバイルLEDプロジェクター「GV30」の発売を記念して、発売日の2021年10月12日〜11月12日まで、ベンキュージャパンGV30発売記念Gシリーズ早得キャンペーンを開催すると発表した。

 キャンペーン期間中、GV30を市場想定販売価格69,800 円(価格:オープンプライス)より、10,000円引きで販売提供する。
■販売店:BenQ公式 Amazon:https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B09GKC37DW
     BenQ公式 楽天市場:https://item.rakuten.co.jp/benq-directshop/projector-gv30
     その他家電量販店など。

 LED光源モバイルプロジェクター「GV30」は、縦横20cm内に収まる円形の個性的デザインが特徴で、135度の角度調整ができることから、ロフトや傾斜のある天井など、デッドスペースとなっていたような空間にも投写することができる。
 また、Android TV9.0を搭載するため、さまざまなエンターテインメント作品を気軽に楽しめるほか、0.7m落下衝撃耐性を備えている。キャリング用としてレザー製ハンドストラップが付いているためどこでも気軽に移動、鑑賞できる。ちなみに画質面はRec.709カバー率97% の良好な色再現性に、2.1ch treVoloスピーカー搭載により、豊かな低音とパワフルサウンドも手にすることができるオールインワン仕様だ。

<主な仕様>
投写方式/単板DLP方式、解像度/HD(1280×720ドット)、明るさ/300ルーメン(ANSI)、コントラスト比/100,000:1、Rec.709カバレッジ97%、光源/LED、ズーム比/固定、台形補正/自動垂直±40度、投写サイズ/30〜100インチ、無線LAN/IEEE 802.11a/b/g/n/ac 2.4GHz/5GHz、スピーカー/2.1チャンネルチャンバースピーカー(4W×2&8W)、インターフェイス/HDMI ×1(HDMI 1.4)、消費電力/42W(ノーマル)、電源/AC100〜240V、50/60Hz、寸法/120×196×185mm、重量/約1.6kg。

 


<PROJECTORS>編集部(211008)

●●パナソニック/業界初の4K放送の無線伝送による置き方のフリー化を図った液晶テレビ 4Kビエラを新発売●●

 パナソニックは、4K放送を無線伝送することでテレビの置き方の自由度を高めた43V型液晶テレビ 4Kビエラ「レイアウトフリーテレビ(TH-43LF1)」を10月22日より発売すると発表した。
 概要は、43V型、録画機能内蔵(HDD 2TB)、チューナー数BS4K・110度CS4K×2、地デジ、BS・110度CSデジタル×3、 希望小売価格オープン。

 大画面・高画質・高音質・多機能化するテレビ、いまだリビングの主役だが、一方で従来はアンテナ線やレコーダーなどの機器のケーブルが届く範囲でしか設置できないことが不満の1つであった。
 そこでテレビ(モニター)とチューナーを分離することで、4K画質にも対応した無線接続しテレビ(モニター)のアンテナ接続を不要とし、電源コード1本のみで視聴場所を選ぶことができる「レイアウトフリー」を実現させたもの。

 テレビ(モニター)はキャスター付きスタンドを採用して自由な移動を、またチューナーは2TBハードディスクを内蔵し、新4K衛星放送対応チューナー2基を含む3チューナーを搭載と、新4K衛星放送時代のスペック装備を特徴とする。むろん裏番組録画も可能。


<主な特徴>
1. テレビの置き方を変えてリビングを広く使える業界初「4K放送の無線伝送」
 テレビ(モニター)とチューナーを分離し無線でつなぐことでレイアウトフリーを実現。チューナーはアンテナ端子に近い場所に、テレビ(モニター)はリビングの好きな場所に設置できる。
 4K映像を無線接続でチューナーからテレビへ安定して送るためには、高度な無線伝送技術と、無線環境が悪くなった場合に品質を落とさずリアルタイムに4K映像を圧縮する技術が必要である。本機は無線伝送技術をポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」から、4K映像の圧縮技術を「4Kディーガ」から受け継ぎ、業界初の4K放送の無線伝送を実現した。なお、リモコンはテレビに向けて操作できるため、チューナーの設置場所を意識せずに使える。

2. 使いたい場所に簡単に動かして楽しめる「キャスター付きスタンド」
 テレビ設置の自由度を高めるためキャスター付きスタンドを採用した。テレビ台が不要で部屋をスッキリ広く使える。テレビの電源コードはスタンドに収納し見た目もスッキリ。コンセントから外れにくいマグネット式コンセントを付属。

3. お部屋のインテリアにフィットするデザイン
 本機は、本体・スタンドともにリビングに溶け込みやすい白基調のカラーを採用。生活空間に合わせやすいデザインでさまざまなインテリアに調和する。

4. BS4K・110度CS4Kダブルチューナー搭載、2TBの内蔵ハードディスクへの新4K衛星放送の裏番組録画にも対応
(1)新4K衛星放送の裏番組録画にも対応。2番組同時裏番組録画
(2)4K長時間録画モードに対応
 本機は新4K衛星放送の4K長時間録画モードに対応、同社独自の4K HEVCエンコーダーにより新4K衛星放送「4K高解像度(3840×2160)」、「広色域規格BT.2020」、「10 bitの細やかな階調表現」、「高輝度化技術HDR」や「滑らかな60p表示」といった要素を残しながら映像圧縮を行う。

5. 豊富なネット動画を気軽に楽しめる
 代表的なサービス、Netflix、Amazon Prime Video、ディズニープラス、YouTube、Hulu、U-NEXT、ABEMA、TVer。

6. 放送とネット動画、両方の使いやすさを高めたメニュー画面・リモコン
 リモコンの色にもこだわり白基調のカラーを採用。新4K衛星放送、地上デジタル/BS・110度CSデジタル放送に録画番組、ネット動画など、あらゆるコンテンツを快適に楽しめるメニュー、ホーム画面、リモコンを採用。

7. 録画番組、写真・動画をためていつでもスマホで楽しめる「どこでもディーガ」対応

8. IoT対応家電の動作状況やくらしに役立つ情報を音声で知らせる「音声プッシュ通知」サービス
 IoT対応家電と連携させることで、洗濯や調理の動作終了の知らせや、部屋の温度上昇などの情報を、音声でアナウンス。また「ゴミの日」や「薬の時間」なども登録でき、ついうっかり忘れがちな情報も音声で知らせる機能を搭載、一人ひとりにあわせた快適なくらしをサポートする。
 ただし利用は、対応のIoT家電をインターネットに接続していること、「CLUB Panasonic ID」が必要。

<視聴について>
 金属製のドアや、アルミ箔入りの断熱材が入った壁、コンクリートやトタン製の壁、複層ガラスの窓、壁を何枚もへだてたところ、別の階で使うときなど、建物の構造や周囲環境によっては、電波が届かない場合があり要注意。また、本機は防水仕様ではないため水がかからないように注意のこと。

 


<PROJECTORS>編集部(210922)

●●JOLED/ASUS新製品HDRコンテンツクリエーター向け4K有機ELモニターに採用と発表●●

 モニター用の中小型有機 ELディスプレイの主要サプライヤーであるJOLEDは、同社の有機ELディスプレイパネルが、台湾のコンピュータハードウェア&コンシューマーエレクトロニクスのASUSTeK Computer Inc.(ASUS)の新製品ASUS ProArt Display OLED 「PA32DC」に採用されたと発表した。


 ASUSの発表資料は、「ProArt Display OLED PA32DCの力強い有機 ELディスプレイは、HDRコンテンツクリエーターの要望を満たすべく、細部まで完璧に仕上げられている。対角31.5インチの大きな画面からは、映像作品をより詳細かつ注意深く検証することができ、3840×2160画素(4K)という精細度により細部まですべてを引き出す能力がある。さらに真っ黒を表示できるハイコントラストさ、豊かなハイライト再現性によりVESA Display HDR 400 TrueBlack認証の要件を満たすことを開発目標としたモデルとなった。超高速0.1msの応答時間も、ぼやけなしに新しい色を迅速に表現するた動きの速いHDRコンテンツを検証するのに最適である。
 また、有機 EL ディスプレイパネルは優れた色再現性もあり、PA32DCはもっとも要求の厳しいクリエーターに応えることができる最良モニターである。10ビットカラー表示能力もシネマグレードのDCI-P3色域の99%をカバー、ASUS Smart HDRテクノロジーは、既存のストリーミングビデオサービス、および増加中のHDR対応ゲームの互換性を保証する。そして複数のHDRメタデータ形式をサポートするため、最終的な配信前のさまざまなターゲットディスプレイでコンテンツがどのように表示されるかの確認も可能だ。
 そして何年もの間、クリエーターらは有機ELテクノロジーの強みがどう彼らの創造的なビジョンを実現化するためどのように力を与えてくれるか推測してきたものだ。新製品PA32DCは、これらの夢を実現するための格好の素材になれると確信し、映像モニター用として、またHDRコンテンツ制作用としてまさに最適である」と記す。

 なお、JOLED は現在、中型・高精細の有機 ELディスプレイに特化し、OLEDIOブランドで、22、27、32 インチの3サイズの有機 ELディスプレイを量産している。同社の有機ELの特徴は、独自のRGB印刷方式「TRIPRINT」技術で製造する世界唯一ものである。

<PROJECTORS>編集部(210916)


●●JVCケンウッド/8K対応のホームシアター向けプロジェクター3モデルを発表●●

 JVCケンウッドは、世界初となる8K60p入力に対応した D-ILAホームプロジェクター3モデルを11月下旬から発売する発表した。
 モデル名と価格は次の通り。DLA-V90R、275万円、DLA-V80R、165万円、DLA-V70R 、125万円。8K対応プロジェクターが家庭で楽しめると思えば廉価版の125万円で手にできるとすればC/Pが良いかも知れない。
 なお同社はすでに8K対応のホームシアタープロジェクターを発売していたが、BS8Kや8Kネットソースへの対応がされていなかった。今回の3モデルはいずれもこれらに対応したのが特徴で、いよいよ家庭内で8K鑑賞が当たり前の時代に突入した。


 主な特徴は、
・独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」を搭載、高輝度と長寿命を両立
・世界初HDRの最新規格「HDR10+」に対応、映像制作者の意図を忠実に再現にある。これにより、これから普及が見込まれる高画質な8K映像鑑賞が家庭で体感できることになる。ちなみにライバルの3LCD、DLP陣営からは8K対応ホームシアタープロジェクターの登場はまだない。

 技術的な面では、世界初8K60p入力に対応したこと、光源をランプからレーザーに変えたこと(独自レーザー光源技術「BLU-Escent」を全モデル搭載)、さらにHDRの最新規格「HDR10+」に世界初めて対応したことが特徴である。
 シリーズ最上位のDLA-V90Rは、これまでの「8K/e-shift」テクノロジーを進化させた新開発「8K/e-shiftX」と、大口径100mmオールガラスレンズの採用が注目である。
 ちなみに「8K/e-shiftX」は、これまでの「8K/e-shift」が画素の2方向への光学シフトだったのを新たに4方向へシフトするもので、4Kパネルから8K画素数(ドット)を作り出す最新技術の投入である。4方向シフトはライバルDLP(4Kタイプ)がこうした技術を採用しているが、DLAでも可能なことを示した意義は大きい。
 RGB3原色とも4方向シフトするから性能的にはDLPと同じ土俵に上がったと言えよう。なおDLAは3板式、DLPは単板式の違いとともに、それぞれ光学処理で画素数補完を行うが、3板式の方がより難しい技術を要すると思われる。

 新開発「8K/e-shifX」とは、8K(8192×4320ドット)解像度表示のための新技術。1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増化する高解像度表示技術が「e-shift」だが、0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスと組み合わせ、技術の進化をさせたもの。画素シフト方向をこれまでの斜め2方向から、上下左右を加えた4方向とし、8K(8192×4320ドット)を確保する。
 そのため0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスは、パネル駆動時間を従来より2倍にした240Hz駆動を実現、高速な映像表示を可能にした。

 レーザー光源技術「BLU-Escent」とは、同社独自のレーザー光源技術で、ブルーレーザーを使用した高輝度化と、長寿命化(全モデル約20000時間)、さらにレーザー光源の光出力制御を瞬時に行えるのが特徴である。映像シーンの明るさに応じレーザー出力を制御、これでより人の知覚に近い映像の再現性を改善する。

 


<DLA-V90Rの主な仕様>
 表示デバイス:0.69型4K D-ILA、画素数4096×2160ドット×3
 8K/e-shiftX(4方向):○
 8k60p入力:○
 表示解像度:8192×4320ドット(8K/e-shiftX)
 投写レンズ:2倍電動ズーム・フォーカス、オールガラスレンズ、口径100mm
 レンズシフト:上下100%、左右43%(電動)
 投写サイズ:60型 〜 300型
 光源:BLU-Escent(レーザーダイオード)
 明るさ:3000ルーメン
 コントラスト比:ダイナミック∞:1、ネイティブ100000:1
  Ultra-High Contrast Optics 〇
  シネマフィルター(色域DCI P3)〇
 入力端子:HDMI2(48Gbps/HDCP2.3対応)
 ファンノイズ:24dB
 電源と消費電力:AC100V、50/60Hz、440W(通常待機時:1.5W、エコモード待機時:0.3W)
 外形寸法:500×234×528(WHD、mm)
 重量:25.3kg

<PROJECTORS>編集部(210914)

●●「PROJECTORS」45号の話題/電源アクセサリーの活用が注目される●●

 発売になった当方の「PROJECTORS」45号ですが、話題と人気の薄型テレビ「有機EL」テレビの、電源アクセサリーを使った画質改善記事が注目されております。

 電源アクセサリーを利用した画質改善方法ですが、本誌では3年ほど前から誌上テストを行い、発表してきておりました。今回も以前にも使用したクリプトン社の電源コンセント「PS」シリーズを使い、4Kタイプ有機ELテレビの画質改善(向上)のテストと報告の記事です。これが有機ELテレビを使用したことまり、映像機器の画質に興味をもたれる読者、関係方面の方に注目されたのです。

 実は、最初の取り組みは、本誌の専門分野であるプロジェクターの画質改善にありました。100インチという大画面にあって、4Kという高精細化にあって、映像質感をもっと改善する手段として、電源アクセサリーに注目したのが始まりです。
 プロジェクターを使ったホームシアターは、いままたコロナ禍のステイホームにより改めて関心が高まっております。ホームシアターを手頃な4Kモデルでやってみたい、そんな方が相談に訪れるのです。

 大画面を相手に考えてみますと、微妙な映像質感はちょっとしたアクセサリーの活用でかなり向上することが分かっております。中でも電源アクセサリーは音質改善を目的に関連メーカーで発売され、オーディオマニアに支持されていますが、映像機器に利用することはあまりありませんでした。
 当方は、音の改善効果があるなら映像の改善効果も当然あるという考えを持っておりますが、一度プロジェクターで使ってみようから始まりました。

 結果はバックナンバーで参照いただければと思いますが、画質向上効果は予想以上でした。記事でも紹介しておりますが、立体感、奥行き感の向上、ノイズの減少、コントラストの向上と、ほぼ何もかも改善、向上するのです。
 100インチの大画面ではその差は大きく出ますが、薄型テレビでも効果の確認ができます。
 種明かしでも何でもないのですが、プロジェクターまたはテレビの電源コンセントと家のコンセントの間に電源アクセサリーのテーブルタップを入れるだけです。他に何も細工はありません。これで映像質感が素晴らしく向上するのですから不思議なものです。
 これについては発売元のクリプトン担当者に以前から伝えていましたが、彼らはオーディオ主体で映像機器にあまり興味を示さなかったのが実態です。しかし、ここにきて薄型テレビでも画質で人気のある有機ELテレビがマニアに広まったことで彼らの関心も変わりました。彼ら自らが体験会をやったのです。

   ということで有機ELテレビ、それも大型画面になればなるほど映像質感の改善効果を実感するのですが、多分目からウロコ状態なのだと思います、俄然映像機器に電源アクセサリーを提案したいと変わったのでした。
 ちなみに当方の考えを述べますと、薄型テレビも良いのですが、プロジェクターの方が使用効果は大きいことです。その理由はPJ45号の記事でも書きましたが、表示の画素構造に原因があります。
 薄型テレビが3原色になるRGB画素が横に並ぶ、プロエクターはそれが上下に重なる、です。つまり4K表示といっても画素間のつながりがプロジェクターが理想的となります。つまり映像質感の表現力は基本的にプロジェクターの方が優れているからです。例えば単色(赤ならR)の表示を考えていただければ分かると思いますが、薄型テレビはRGBと並ぶ中で、そのRが1つ光るにしても脇にはGBの2つがあり、光らず残ります。それによって画素密度が下がり(グリッドが広い)粗い画面になります。逆にプロジェクターは単色でも何色でもRGBが上下に重なっていますから、画素密度に変わりがありません、つまり粗くならないのです。

 これについて多くの方は注目していないのですが、映像質感を述べるには避けられない画素構造の違いとして受け取ってよいでしょう。要するに大画面でホームシアター鑑賞を目指すならプロジェクターを候補にすることが一番ということです。
 その上で電源アクセサリーを利用し、より映像質感を向上させるというのが良い取り組みではないでしょうか。

 コロナ禍にあってホームシアターに関心が集まっておりますが、こんなこともあると記憶に留めていただければ幸いです。本誌「PROJECTORS」の応援を、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げる次第です。

<PROJECTORS>編集部(210906)


●●「PROJECTORS」45号、9月5日から発売●●


 新刊「PROJECTORS」45号を2021年9月5日より発売。

 本誌テーマの『徹底視聴&比較テスト』です。
 最新の注目4Kシアター、コンパクト、ゲームプロジェクター「3」モデルの比較(EPSON、BenQ、LGの直接比較)。「番外」として4K有機ELテレビ(パナソニック)をチェックしました。注目記事は、「本誌ベストバイ選出」、「電源アクセサリーによるテレビ画質の改善」、新技術情報&ニューモデル、累計135万ビューワをクリアーした『dendosi』のつづり(楽天ブログ/20200224〜20200704)、さらに注目の新製品動向の紹介です。

 「プロジェクターの徹底比較視聴テスト」は、EPSON、BenQ、LGを取り上げました。「番外」の4K有機ELテレビですが、同じ両者土俵で視聴チェックしております。プロジェクターと有機ELテレビの直接画質比較になりました。久しぶりに間接視聴と直接視聴ものの視聴ですが、新たな発見をしました。プロジェクター画質の優位性を見い出した次第です。「ヒント」画素構造の違いに注目です。どうぞご関心がございましらぜひお読み下されば幸いです。

 本誌は、電書版、印刷版の両方で発行しております。それぞれのお買い求めは45号ページでご覧になってください。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

<PROJECTORS>編集部(210901)


●●LGジャパン/有機ELテレビの受注生産&販売を開始●●

 LGジャパンは有機ELテレビの高画素モデル「8K」に対応した最高級モデル「OLED Z1」を8月下旬から受注販売すると発表した(写真)。サイズは88型、77型の2タイプ(販売想定価格88型390万円、77型280万円)。


 国内では8KBS放送が開始されているが、主なソース源はNHKのみ。また受信にあたっては新しいBSシステム(アンテナ、チューナー、ケーブルなど)が必要なため、視聴者が広まっていないのが現状。もっとも今後は本8Kテレビのように対応モデルが増加する予定なので、受信者は増えて行くと見られる。
 また、来年冬の開催が予定されている中国北京冬期五輪では、政府が「8Kシステム」での放送&配信を計画し、機材の手当てに走っていることから、この五輪目当てで8Kテレビ購入が増加するとの読みもある。すでにシャープ(ホンファイG)はこの放送システムへの協力を積極的にすることを表明、カメラからモニターなどの提供を計画中と言われている。

 ところで、LGの有機ELテレビは日本国内では2015年から販売開始し、ご存じのようにテレビ用有機ELパネルの独占供給体制を整え、日本メーカーへ果敢に提供、各社主力モデルに採用され人気を得ている。もっとも最近は中国メーカーの追い上げが激しく、今後の動向には注目の必要がある。
 有機ELテレビの画質優位性は黒浮きの少なさ、コントラスト表現力の良さである。発光体が自発光のためだが、有機EL素子の安定性の悪さをかえりみず果敢な挑戦が実ったと言えるだろう。素材そのものは日本メーカーが協力し誕生した。

 その有機ELテレビも4Kテレビが定番化しているなか今後の方向性は8Kへとなるが、得意の有機ELパネルで対応をしてきたのが本モデルである。画素数は4Kの4倍、HDの8倍だ(7680×4320ドット)。当然同じ画面サイズなら画素数が多い方がきめ細かな表現力を備えるが、画素の増加分だけ消費電力が高まる。実際に本モデルの88型の消費電力は何と1083W(1kW以上)である。この画面サイズでこの消費電力をどう受け取るか個人の判断だが、かつてのプラズマテレビ同等である。

 それだけ発光効率が良くないことの証だが、販売中の4Kテレビも同じような感じなので、画素数分だけスライドしたと思えば良い。詳細は分からないが、発光方式、画素構造とも変わっていないのではと思う(なお、LGパネルを使用した有機ELテレビの視聴レビューはPROJECTORS 45号(9月上旬発行予定)で紹介する予定)。
 なお同時にLGは液晶テレビの8K版も発売する(「NANO96」シリーズ、想定価格65型39万円、55型32万円)。有機ELテレビは到底手が届かないと言う方に液晶モデルを用意するもので、ライバルのシャープよりも割安だ。

 各モデルの詳細は同社HPで参照ください。ともかくテレビ市場は8Kへ踏み出し、走り出したと言える。これで8K放送受信者が増えることを期待するが、アンテナシステムを更新する必要があるだけに、積極的な推奨には躊躇するのであった。

<PROJECTORS>編集部(210821)


●●新刊「導入資料集」2021、7月23日から新発売●●


 新刊PM、BIG LED、DS、イベント&事例『導入資料集』2021を、7月23日より発売します。

 PJ専門誌「PROJECTORS」別冊で、2018、2019号が人気になったように、事業者さんの支持も高い貴重な情報データ集で、通巻8号になります。ただ、コロナ禍の影響を受け、ほぼ1年少しの発行になりました。
 内容は、最新プロジェクションマッピング、BIG LED、DS、イベント&事例を掲載した総合的な導入資料集です。他に類を見ない5大映像事業関係の資料集で、年度毎による、最新実施例、業務に関する貴重な機材や費用、それらの詳細が分かる特徴は変わりません。これから事業に参入しようと考えておられるなら、絶対に見逃せない実用参考書です。

 印刷版、電書版の両方で発行・発売しておりますが、オールカラーページで見やすく、映像情報が満載です。印刷版は、ページ数の関係から価格を下げました。詳しくを紹介ページでご覧になっていただければ幸いです。

<PJ総合研究所>(210721)


●●ご案内/『エレガ』ヘッドホンのご案内●●

 当社で販売中の「ELEGA」ヘッドホンにつきご案内させていただきます。

 「ELEGA」モデルにつきましては、長くご愛顧、ご愛用いただきまして感謝申し上げます。

 さて販売中モデルですが、製造元「エレガアコス(株)」の諸事情により、ご提供できる製品数に限りがあることをご案内しておりますが、好評な「DR-592C2」が、いよいよ残り1台になりましたのでお知らせ致します。

 本モデル用の部品在庫により、残数「1個」になりました。
 御入用の方は、どうぞ早めのご注文をいただきますようお願い致します。なお、価格は従来通り特価で対応しております。
 (ご注文の前に、対応可能かどうかを当社にメールで問い合わせください)

 なお、録音現場や収録現場でご活躍の方々から支持されつづけております、プロ用ヘッドホン「DR-631C」につきましては、部品在庫に余裕があるとのことから、継続し販売致します。

 今後とも「ELEGA」をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。ご支援をいただいているオーディオファンの皆様には、心からの感謝と御礼を申し上げる次第です。(引き続きプロ用モデルは対応させていただきます)。

<エーブイシー:村瀬>(210706)


●●NHK技研公開2021(オンライン)/色鮮やかな量子ドット発光素子の開発●●


 今年の技研公開(オンライン)で、同局は色鮮やかなディスプレイを、環境にやさしい材料で実現する研究を進めていると発表。量子ドットという発光材料を用い、色鮮やかな赤・緑・青色の発光素子を開発したのである。
 ちなみに、この量子ドット発光素子は2019年の公開時に初めて出展したが、まだ暗いものの3原色発光が可能なことを見せ、研究継続の意志を強く示したもの。
 今回の2021年、丸2年を経過したが、一歩進んだ開発状況を見せた。なお2019年時には量子ドットEL素子として紹介していた。

・色純度の高い発光を実現
 有害なカドミウムや鉛を含まない量子ドット材料を使用し、材料と発光素子構造の改善により色純度の高い発光を実現した。これにより、4K8Kの国際規格Rec. ITU-R BT.2020で定められている色の範囲に対し、およそ80%が再現できるようになる。今後、より一層の色純度と発光効率向上に取り組むとする。

・量子ドット用材料
 量子ドット材料とは、粒子状の小さな半導体の結晶だ。発光を担うコアとシェルの周りに、インク溶剤をなじませるための配位子がある。コアの直径はわずか数〜十数ナノメートル。量子ドット材料は、コアサイズによって発光色が変わる特徴があり、サイズが大きいと赤、小さくなるにつれ、緑、青と変化する。各色の材料のサイズを揃えると、色純度の高い、色鮮やかな発光が得られる。

・量子ドット発光素子
 量子ドット発光素子は、 量子ドット材料の薄い膜を2つの電極で挟んだ構造の素子である。電極から電流を流すことにより量子ドット材料が発光する。今回、赤、緑、青の量子ドット発光素子を開発。また、量子ドット材料とそれに適した材料を混合したインクを用いることで、発光効率を改善した。

・何に使う
 量子ドット発光素子を用いることで、鮮やかな色を表現できるディスプレイを作ることができる。また、量子ドット材料はインクのように塗ることができ、将来的には、持ち運びできるフレキシブルディスプレイや、壁紙のような大画面ディスプレイに用いることができる。

 


<PROJECTORS>編集部(210617)

●●NHK技研公開2021(オンライン)/4K8K放送の地デジ放送の開発●●


 地デジによる4K8K放送実施は同局に課せられた重い任務である。実施スケジュールはまだ未確定のようだが、実行は決定され、技術開発陣には日々の努力が求められる。それで2020年の公開が見送られ、今年2021年オンライン開催となり進捗状況が判明した。
 2019年秋から東京、名古屋地区で地デジ4K8K放送実験が繰り返された。そこにはUHF2波(水平垂直)方式と同1波(水平)方式の2つがある。地デジ1chの6MHzチャンネル帯域幅の中に8KスーパーHVを実現するのだ。この間、2020年に大阪、福岡地区が開始、都合4地区での実験になっていた。
 およそ2年間を経過、新たな伝走路符号化方式や通信の多重化、そして映像、音声の符号化方式がより高度化したのである。以下、その紹介である。

1.伝送路符号化方式の実証実験
 地デジ1ch帯域幅(6MHz)で、固定受信用のスーパーハイビジョン放送と移動受信用のハイビジョン放送を同時に提供する方式を開発し、実用化に向けた技術的な調査検討を行う。東京、大阪、名古屋、福岡の4実験試験局を用い、さまざまな受信環境で固定受信特性や移動受信特性の評価を進めている。

2.放送通信融合に向けた多重化方式の実証実験
 高度な放送通信融合サービスを可能とするための送出システムと受信システムを試作、放送コンテンツに加え通信コンテンツをIPマルチキャストで伝送する実証実験を行い、効率的な多重化方式やコンテンツ配信方法の検証を進めている。

3.映像・音声符号化方式
 さまざまな視聴形態に対応できる高品質・高機能な映像・音声サービスを実現するため、VVC(Versatile Video Coding)や、MPEG-H 3D Audio BLプロファイルに対応した符号化装置・復号装置の開発を進めている(本研究の一部は、総務省の周波数ひっ迫対策技術試験事務「放送用周波数を有効活用する技術方策に関する調査検討」の請負者である、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)から業務を請け負い実施。またMPEG-H 3D Audio BLプロファイルに対応したリアルタイム音声符号化・復号装置は、フラウンホーファー集積回路研究所と協力して開発)。

4.伝送路符号化方式の比較
 現在評価を進めている新伝送路符号化方式は、現行の地デジのセグメント構造を継承しつつ、新たな要素技術の導入や信号構造の改良を行い、周波数利用効率を向上させた。
 新しく取り組んだのは、帯域幅の拡大、ガードインターバル比の削減、誤り訂正符号やキャリア変調の雑音耐性向上などで、これにより現行の地デジと比較して、伝送効率を約1.7倍程度改善した。

5.実験試験局と野外実験の概要
 東京、大阪、名古屋、福岡に親局級の大規模実験試験局を整備し、実フィールドで伝送路符号化方式の実証を進めている。
 固定受信特性、移動受信特性、水平/垂直の両偏波を用いた伝送特性、現行の地デジと同じ片偏波の伝送特性など、さまざまな受信形態を想定した技術検証を進めている。

 


<PROJECTORS>編集部(210616)

●●三井化学、丹青社/特殊フイルムで空間の演出●●

 「リゾートホテルから眺めるオーシャンビュー」、「海岸から見た海が部屋の窓から鮮やかなターコイズブルーへ」。この演出により鮮明に見せるのが、三井化学と丹青社が新開発した「ポジカフィルム」の効果である。


 両社は、人の感性や感情に訴える素材開発や、社会実装を目指し、2021年5月に発表したのが「ポジカフィルム」。三井化学合成化学品研究所主席研究員は「人間は8割の情報を視覚から得る。五感の中でも視覚に着目しフィルムを開発した」と話す。
 人間の視覚情報には光が大きな影響を与え、太陽や人工光源などから出た光は物にぶつかりさまざまな方向へと反射。その反射光を目で受け止めることで人は物体を認識する。ポジカフィルムが認識力を補助し、対象物をくっきりと見せながら、目に入る光の色を調整する機能を持っているのが特徴という。

・貼るだけで窓からの景色が鮮やかにできる
 光は波長であり、人の目に見える「可視光」の波長は約400〜770ナノメートル。この可視光の波長を長い順に見ると、赤、オレンジ、黄、緑、青とつづき、紫色が一番短い端。これをポジカフィルムは利用、黄色の波長部分でる550〜650ナノメートルの光だけ吸収する化合物をフィルムに混ぜ、黄色波長をカット、これで風景や物体のくすみを和らげ、くっきりと見えるようにするのである。

 今回、三井化学と丹青社が新開発したポジカフィルムは黄色光をカットし物体を濃く見せられる。「窓に貼れるような耐久性のある素材と化合物が合うかどうかなど、よいあんばいの材料を見つけることが開発ポイントだった」と先の技術者はいう。仮に黄色の光波長を吸収できても、フィルムに使う材料の分子が壊れてしまえば効果がなくなってしまう。過去の素材開発のノウハウや候補となる物質を見つける計算化学を駆使しながら、膨大な材料の中から適切なフィルム素材を見つけ出し成功に導いた。


 ポジカフィルムは主にホテルや結婚式場、展望台、水族館など、大型の窓があり景観が重要な施設での需要を見込む。さらに商品パッケージにも活用でき、眼鏡のレンズに貼れば読書の際に文字がはっきりと見えるようになるなど、建物以外での用途も想定される。

 丹青社の企画開発センター企画部は、「コロナ禍、在宅勤務が増え会社に行くことが特別ななか、窓からの景色を良くするなどオフィス環境の改善を図りたいに企業側ニーズに応えたい」と話す。

 素材開発に強い三井化学と、デザインや社会実装に強い丹青社がタッグを組んだことで、空間の価値を向上させる製品開発を投入できた。両社は今後、共同開発する製品をさらに拡充、2025年度の事業規模20億円を目指すという。

<PROJECTORS>編集部(210615)


●●エプソン/令和3年度全国発明表彰で大光量高画質プロジェクターが「内閣総理大臣賞」を受賞と発表●●

 セイコーエプソン(株)は、令和3年度全国発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)において、「単一色のレーザー光源を用いた大光量高画質プロジェクターの発明(特許第5928569号)」が、内閣総理大臣賞を受賞したと発表した。
 当社が同賞を受賞したのは、1974年の「カレンダー時計の日付・曜日修正装置の発明(実用新案登録第957711号)」以来、2回目という。


 全国発明表彰は、皇室から御下賜金を拝受し、日本における発明などの完成者や実施者、および発明奨励に関する功労者を顕彰することで、科学技術の向上および産業の発展に寄与することを目的として行われている。
 その中でもっとも優れた発明・意匠の完成者に恩賜発明賞を、次いで「内閣総理大臣賞」が贈呈される。

<全国発明表彰>
 大正8年(1919年)の第1回帝国発明表彰に始まり、文部科学省、経済産業省、特許庁、日本経済団体連合会、日本商工会議所、日本弁理士会、朝日新聞社の後援により開催。

 今回表彰の対象となった発明は、レーザー光と回転蛍光板を用いた赤、緑、青の投写光の生成と、レーザー光源をデジタル的に明滅させ、明るさ調整を可能にしつつ、投写映像にちらつきを発生しないようにした技術が評価されたもの。この技術を採用することで、レーザー光源プロジェクターの高輝度・と高画質化を実現した。

<内閣総理大臣賞>
豊岡隆史:セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ(事)VP企画設計部
座光寺 誠:セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ(事)VP企画設計部
<発明実施功績賞>
小川 恭範:セイコーエプソン(株)代表取締役社長


<発明の概要>
 本発明は、蛍光体にレーザー光を照射すると所望の色光を発光できる点に着目、単一色のレーザー光を回転蛍光板に光照射して得られる発光(黄色=赤色+緑色)と、単一色のレーザー光(青色)に基づき赤、緑、青の3原色光を生成、これを投写光に用いること。
 プロジェクターに必要な明るさ調節は、明るさに対応した長さのパルス幅を有する周波数信号を用い、レーザー光をデジタル的に明滅可能な構成にする。レーザー光の明滅周波数と回転蛍光板の回転周波数が干渉すると、映像ちらつきが発生することから、この2つの周波数を最適設定する。これによりプロジェクションマッピングなどにも使用できる長寿命で利便性の高い、高輝度・高画質のプロジェクターが実現した。特に、明るさをデジタル的に、より正確に制御するため、空間演出など複数台のプロジェクターを用いる場面においても利用しやすくなった。

<PROJECTORS>編集部(210525)


●●エプソン/JR東日本とKDDIが創設する「空間自在コンソーシアム」に参画●●

 エプソン販売(株)は、このほどJR東日本とKDDIが創設する「空間自在コンソーシアム」へ、パートナー企業として参画すると発表した。
 本コンソーシアムにおけるコミュニティーの第1弾で、両社が立ち上げる空間自在ワークプレイスにて、2021年5月17日(月)から始まるプロジェクターによる空間一体型の新たな会議スタイルを実現する実証実験に参加する。


 「空間自在コンソーシアム」は、第1弾の取り組みとして、人々の働き方に関する課題解決を目指すワークプレイスコミュニティーを立ち上げ、東京・神奈川・埼玉内の計5ケ所のうち2拠点をつなぎ、高セキュリティーを担保しながら、離れた場所にいても最先端テクノロジーを用いて、同じ空間にいるようなチームワークが可能な「空間自在ワークプレイス」の実証実験を実施するもの。

 エプソンは、本コンソーシアムの参画することと、今後もオープンイノベーションへの取り組みを推進し、多様な働き方・こころ豊かな社会の実現に向けた社会的課題解決を創出する商品・サービスを提供して行くとする。

【実証実験内容】
 空間自在ワークプレイスに、同社プロジェクター「EH-LS500W」を設置し、120インチスクリーンの大画面に4K相当の高画質映像を投写。その大画面越しに、あたかも他拠点があるかのような臨場感により、異空間を一体化する環境にて、円滑な意思疎通が可能な会議スタイルを実現、空間を超える価値を提供する(空間自在ワークプレイスにおいて、使用する機種が追加・変更となる可能性があり)。
 同社は、今回の実証実験を通じて、利用者ニーズを把握し、商品の技術・特徴を活かした今後の新しい働き方スタイルを提案していく。

<「EH-LS500」シリーズの主な特徴>
 壁際に置くだけで最大130インチの大画面映像を実現する超短焦点モデル
 レーザー光源採用/スクリーン解像度:4K/明るさ:4,000ルーメン 
 レーザー光源と3LCD方式、エプソンの光学技術による明るく色鮮やかな映像を実現
◆JR東日本とKDDIの共同プロジェクト「空間自在プロジェクト」詳細の参照HP
 https://kukanjizai.com/

<PROJECTORS>編集部(210512)


●●シャープ/4K有機ELテレビの新モデル「DS1」を発売●●

 シャープはAQUOSブランドの4K有機EDLテレビを発売した。昨年有機ELテレビを発売したが、そこではこのブランドを付けず液晶との区別を図っていたが、今回からこれをなくしたのが特徴である。それが「AQUOS OLED」だ。


 なかでも上位モデル「DS1」は、有機ELパネルに独自の工夫を加えたのが見どころで、放熱パネルを有機ELパネルの背後に設置した設計を採用、これを高輝度「S-Brightパネル」と称する。目的は高輝度化を図るためで、有機ELパネルからの発熱を効率良く放出、これで映像輝度を高めと省電力化を促すという。
 ちなみに同じような有機ELパネルにプラスし、高画質化のための独自構造を採用しているメーカーにパナソニックがある(一昨年から採用)。

<高画質に貢献する技術>
・映像を明るく鮮やかに映し出す独自の高輝度「S-Brightパネル」採用
 DS1ラインは、独自に設計チューニングした高輝度「S-Brightパネル」を採用。有機EL発光に伴う発熱を抑える構造により、効率的な発光と輝度アップを可能にした。これによりあらゆる映像をより明るく明暗豊かに描き、シアターからリビングまで幅広くお楽しめる。
・有機ELパネルの輝度性能を引き出す「Sparklingスパークリング Driveドライブ Plusプラス」採用
 「スマートアクティブコントラスト」により処理した映像をベースに、発光量を画素ごとに緻密に制御。画面全体が暗く一部だけが明るい場面でも、漆黒から煌めきまで明暗豊かに表現する。画面全体が明るい場面では、ハイライトでも白飛びを抑えた忠実な階調表現でリアリティーを高める。またDS1ラインは、S-Brightパネルを最適制御する「Sparkling Drive Plus」を搭載。
・8K高画質技術を応用した新開発4K画像処理エンジン「Medalist S2」採用
 高精細、色鮮やか、高コントラストで4K映像が楽しめる新開発4K画像処理エンジンを搭載。
■DS1ライン想定販売価格
 65V型「4T-C65DS1」:49万5,000円前後
 55V型「4T-C55DS1」:34万1,000円前後
<PROJECTORS>編集部(210423)


●●電書「honto」/9周年大感謝スーパーセールに出品●●

 当社は、電書店のhontoが実施しております「honto9周年!大感謝スーパーセール」に出品しておりますので、ご案内いたします。

 9周年セールは以下で実施中で、ここから出版社「PJ総合研究所」を検索いただき、目的の書籍を見つけてください。
 https://honto.jp/cp/netstore/2021/signed-book.html?cid=ip_ec_albn_ctr_03

 「大型映像年鑑」、「導入資料集」とも電書を6割〜2割の大幅な値引きで販売中です。ちなみに最新刊は2割引き、バックナンバーは6割引きです。
 この機会に貴重な各「資料本」を手に入れていただければ幸いです。
 (セール中だけの大幅値引きです)

<PROJECTORS>編集部(210416)


●●LGジャパン/高輝度&高画質4Kプロジェクターを発売●●

 LGジャパンは、4Kプロジェクター「HU810PB」を、ホームシアター向けに画質、サウンド、操作性すべてで妥協しないハイエンドモデルとして発売した。

 画質では、最大300インチの大画面と、4K映像に対応したほか、周囲の環境光に応じて虹彩を開閉させ、明るさを調整したりシーンに合わせレーザーの出力を調整することで明暗差を再現する「ブライトネスオプティマイザー」の搭載が特徴。
 サウンドでは、大容量の音声データを伝送できるeARCに対応、立体的なサラウンド効果で没入感を高める「ドルビーアトモス」再生も可能。
 操作性では、Wi-Fi接続に対応、webOSのインターネットブラウザや各種VOD再生など、手軽にエンターテインメントを楽しめる。

・主な特徴
 4K 対応と大画面でリアリティーあふれる高精細映像を最大300インチで表示。
 周囲の環境光に応じ虹彩を開閉させて映像の明るさを調整。レーザー出力を映像に合わせて調整し、シーンに合わせた明暗差を再現。
 HDR映像ソースのコマごとのメタデータにしたがい映像を最適化する「ダイナミックトーンマッピング」に搭載。フレームごと変化させられ、常に適した明るさ、色彩を表現。
 Digital Cinema Initiativesが策定の色域「DCI-P3」を97%カバー、映画制作者が意図する色合いを忠実に再現。
 BSによる 4K/8K 放送に採用の「HLG」に対応。
 HDR出力に対応のゲームコンテンツ標準「HGiG」表示が可能。
 Filmmaker ModeによりD65(CIEで制定された標準光源)で相関色温度6500Kに設定、暖色系や冷色系の色の見えすぎを防ぎ、映像ソースをありのままに再現。
 台形補正(手動)と水平方向24%、垂直方向60%までの位置調整に対応。
・その他
 Wi-Fi接続機能により、webOS のインターネットブラウザや、各種VODの視聴など、手軽にエンターテインメントを楽しめる。
 モバイルデバイスと同一のネットワークに接続すれば、専用アプリ「LG TVPlus」で、モバイルに保存 されたコンテンツを再生できる。

・主な仕様
 方式:DLP単板式
 パネル画素数:4K対応(3840×2160ドット)
 明るさ:2700ルーメン
 コントラスト比:2,000,000:1
 画面サイズ:40〜300インチ(113〜870cm、1.6ズーム使用時)
 光源:デュアルレーザー
 スピーカー:5W+5W、ステレオ
 電源:AC100、消費電力300W
 端子:HDMI×3、USB2.0×2、光デジタル出力×1
 外形寸法:337×151×410(WHD、mm)
 重量:約11kg
 発売/2021年4月21日、オープン価格(360,000円前後予定)

<PROJECTORS>編集部(210416)


●●ソニー/BRAVIAを購入者向け追加の設置サービスを開始●●

 ソニーは独自に、ソニーストアでBRAVIAを購入した人向けに提供している「テレビ基本設置サービス」に、新たに有償の「プレミアム設置設定サービス」(3,300円)を追加すると発表した。

 画面サイズで75V型以上のBRAVIAを、ソニーストアで購入する人が対象(75X8000H、75X85Jは除く)で、ソニーストアの専門スタッフが作業するという。

 事前に予約制の「購入相談会」を設け、電話やオンラインで相談したり、ソニーストアの実店舗で1対1のマンツーマンの相談ができる。同サービスはテレビ購入時に同時にオーダーする必要があり、テレビ購入後のオーダーはできない。
 これまで提供していた、委託会社のスタッフが無償でブラビアと周辺機器の設置などの作業を行う「標準設置サービス」と、ソニーストアの専門スタッフがネット接続やAndroid TVの機能設定、AVラックの組み立て・設置なども行う「おまかせ設置設定サービス」(3,300円)は継続という。有償の「ブラビア壁掛けパック」や「4Kチューナー設置サービス」も引き続き提供する。

 新たに追加したプレミアム設置設定サービス(住まいの地域によっては一部提供できないサービスがある)。
 部屋の明るさ、視聴環境に合わせた画質調整 ※
 座る位置に合わせたサウンドバー設置、音場設定 ※
 ユーザーの要望に合わせた音場設定 ※
 購入商品のオプション、機能、使い方説明 ※
 BRAVIAの開梱・設置
 アンテナとテレビの結線
 初期設定(チャンネル設定)
 ネットワーク接続とAndroid TVの機能設定
 (有線・無線LANを問わず、BRAVIAのネットワークへの接続と設定、Googleアカウントの新規取得サポートなどAndroid TVの機能設定)
 取り扱い説明 BRAVIAの使いかた説明
 周辺機器との接続
 (最大3台までのBDレコーダー、サウンドバーといった周辺機器のつけかえ、同時購入した周辺機器の設置)
 周辺機器のネットワーク接続
(有線・無線LANを問わず、ソニールームリンク対応機器3点までのネットワークへの接続と設定)
 AVラックの組み立て・設置
 (ソニーストアでBRAVIAと同時購入したAVラックが対象)
 梱包材の引き取り
 リサイクル品回収(別日)

※マーク付きの項目は「プレミアム設置設定サービス」のみのメニュー
 テレビを壁掛けにしたいが、壁に穴を開けられない住居でも、壁掛け風に設置できる「カデンツァ製 オリジナルAVラック」を用意。対象BRAVIAとの同時購入時の価格は94,468円(壁掛けユニット「SU-WL450」を含む)で、上記のプレミアム設置設定サービスの対象となる。

<PROJECTORS>編集部(210414)


●●DS(デジタルサイネージ)用LCDディスプレイの受注●●

 当方のHPでご案内しておりますように、当社AVCは、DS用ディスプレイ(主に直視型LCD)&システムの取扱いを始めております。

 これは主に各種インフォメーション用LCDディスプレイ、そのシステム構築するのですが、韓国製ディスプレイを中心に、目的の画面サイズ、明るさに応じて仲介する事業です。もちろん少個数でも対応し、個別毎に販売いたします。
 なかでも必要数が少ないため入手しづらいなど、突発的な案件に対応することを目的にするものです。

 少しご紹介すると、最近のことですが、そろそろ東京五輪がの日程が近づいてきたのだと思いますが、50、60インチほどで高輝度な野外用LCDディスプレイを入手したいという問い合わせがありました。
 かなり急がれているようで当方に問い合わせと見積りの依頼が参り、対応させていただいたものです。ちなみに野外向けではかなり高輝度LCDディスプレイが必要になりますが、目的に適ったLCDディスプレイをご案内することが可能です。一般的な800カンデラほどより遥かに高輝度である1500、2000カンデラなどをご案合いできますので、遠慮なくお問い合せください。

 コロナ禍で東京五輪開催が危惧されておりますが、機材手当ては時間が迫りやきもきさせられます。なお、問い合わせご案内などは無料ですので、どうぞお声掛け下さい。もちろん五輪組織委員会が早めに決断することが望まれるのですが、彼らお役人仕事ですので当事者の都合などあまり気に掛けないようです、困ったものです。
 また当方から関係の設計工事企業などもご案内できますので、合せて問い合わせください。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。(担当:村瀬)

  <PROJECTORS>編集部(210408)


●●エプソン/ドコモレンタルサービス「kikito」でホームプロジェクター対象商品を4機種に拡大●●

 エプソンは、NTTドコモのデバイスレンタルサービス「kikito(キキト)」が、2021年4月1日から本サービスを開始したのに伴い、レンタル対象モデルにホームプロジェクターを4機種を提供すると発表した。


 ドコモ「kikito」は、5Gの映像体験を拡張するデバイスや、スマフォだけでは体験できないさまざまな体験ができるデバイスをレンタルすることを特徴に、レンタル利用して気に入った商品の買い取りも可能にする新しいサービス業態が特徴だ。
 昨年11月5日より「kikitoおためしキャンペーン」がスタートし、エプソンはホームプロジェクター「EF-100BATV」をレンタル対象モデルとして参加した。

 今回「kikito」の本サービス開始に伴い、日常生活のさまざまなシーンでより多くの方に大画面映像を体験いただくため、ホームプロジェクター「EH-LS500B」、「EH-TW7100」、「EB-W06」の3モデルを新しく追加した。

 これを記念し「kikito」でプロジェクターをレンタルされたユーザー向けに、期間限定で、dTV無料視聴コード、およびdアニメストアグッズクーポンがもらえる「kikito×dTV・dアニメストア クーポンキャンペーン」を、NTTドコモで合せて実施する。
・「kikito」サービス:https://rental.kikito.docomo.ne.jp にて紹介

 


<対象商品の主な特徴>
・壁の前に置くだけで最大130インチの4K大画面映像が楽しめる「EH-LS500B」(写真)。
 レーザー光源採用で明るさ4000lm。明るいリビングでも4K大画面映像が楽しめる。
 Android TV端末を同梱。有料・無料の配信動画を簡単に大画面で。
・優れた設置性で快適に使える機能が搭載された「EH-TW7100」。
 レンズシフト機能付きで投写面の正面でなくても設置が可能。
 10Wスピーカー搭載で、プロジェクター本体だけで音声も再生可能。
 Bluetooth対応スピーカーも接続可能。
・配信動画を楽しめるコンパクトモデル「EF-100BATV」。
 3LCD方式、レーザー光源採用で高画質映像が楽しめる。
 360°設置ができ、壁だけでなく縦置きにして天井にも投写が可能。
 Android TV機能搭載端末を同梱で、有料・無料の配信動画も利用可能。
・大画面を気軽に始められる「EB-W06」。
 3LCD方式による明るく豊かな映像表現を実現。
 充実した補正機能搭載で、斜め横からでも投写可能。
 設置位置がさらに広がる、1.2倍ズームレンズ搭載。

<PROJECTORS>編集部(210402)

●●マクセル/マクセルブランドプロジェクターの販売権をアイリスオーヤマに譲渡●●

 マクセル(株)(取締役社長:中村啓次)は、アイリスオーヤマ(株)(代表取締役社長:大山晃弘)に、日本国内におけるマクセルブランドプロジェクターの販売権を譲渡することで合意したと発表した。これによりアイリスオーヤマは、2021年4月1日より国内で販売を開始する。

 マクセルは、2013年7月、日立コンシューマエレクトロニクス(株)から日立ブランドのプロジェクター事業を承継、プロジェクターの開発・生産を行い、2019年からマクセルブランドのプロジェクターを世界で販売してきた。同社独自映像技術や光学技術を活かした製品とその品質は、市場から信頼され、高く評価されている。

 今後はアイリスオーヤマの持つ提案力・販売力・販売網を活かし、教育施設やオフィス、複合施設、ホテルなどへの提案を強化、新型コロナウイルス感染症拡大により変化している、ICT化を中心とした新しい生活様式やビジネス様式をサポートするソリューションを強化して行くとする。

・譲渡事業の内容
 1.譲渡する事業の内容:日本国内におけるマクセルブランドプロジェクターの販売
 2.日程:譲渡期日2021年4月1日
・アイリスオーヤマ(株)概要
 設立:1971年4月、所在地:宮城県仙台市青葉区五橋 2-12-1、代表者:代表取締役社長 大山 晃弘、資本金:1億円、従業員数:4,434名(2021年1月現在)、事業内容:生活用品の企画、製造、販売

<PROJECTORS>編集部(210326)


●●電書/「試し読みコーナー」ボタンの設置●●

 いつも本コーナーのご愛読ありがとうございます、御礼申し上げます。
 さて、最近好調な「電書」ですが、当HPに「試し読みコーナー」ボタンを配置しましたので、ご活用くださいませ。

 どのリーダーでも読むことができる「BookLive」が提供されているもので、こちらで当社発行の電書を試し読み可能ですのでご案内しました。
 過去に発行したものまで販売中で、それらが試し読みできるよう仕組まれております。用意しましたボタンをクリックされますと、その紹介ページへ飛びます。
 試し読みとは電書の「始めから数ページ分を見る、読む」ことができる機能で、本書の特徴、目次などのレイアウトが確認できるようになっております。
 もちろんそこから購入ガイドページに飛べますので、購入希望のとき便利に処理できると思います。

 どうぞご活用いただければ幸いです。

<PROJECTORS>編集部(210325)


●●ニューステクノロジー/国内初の車窓モビリティサイネージサービス「Canvas」を開始●●


 (株)ニューステクノロジーとS.RIDE(株)は、国内初の車窓モビリティーサイネージサービス「Canvas」を6月1日から始めると発表した(写真)。
 東京都内最大級のモビリティーメディア「THE TOKYO TAXI VISION GROWTH」(以下、「GROWTH」)を運営するニューステクノロジーは、タクシーアプリ「S.RIDE」などを展開するソニーグループのS.RIDEと共同で、国内初の車窓モビリティーサイネージサービス「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」(以下、「Canvas」)を2021年6月より開始するという。

 最近のモビリティー産業は、移動自体の高付加価値化や、さまざまな交通手段をつなぎ、シームレスな移動を実現するMaaS(Mobility as a Service:マース)につづき、DX(デジタルトランスフォーメーション)が注目され出している。
 またすでにニューステクノロジーとS.RIDEは、すでに2019年4月よりアプリでの配車からデジタルサイネージ、降車時におけるアプリ決済などを通じ、タクシー産業のDXを推進してきていた。

 今回の新しい提案「Canvas」は、「東京に新たなギャラリーを」をコンセプトにし、都内を走行するタクシーの空車時間を活用して、乗客サイドのガラス面に広告(デジタルサイネージ)を提示する、国内初の車窓モビリティーサイネージサービスである。
 サイドガラス面は、AGCが独自に開発したガラス製透明スクリーン「グラシーン」を採用した。これにより映像投写していない時は透明な窓ガラスで、投写時にクリアーな広告を映し出すことができる。なお、車窓モビリティーサイネージサービスにおいて「グラシーン」の導入は日本初。

 「Canvas」は、まず都内を走行するJPN TAXI 100台で運用を開始、その後段階的に対象車両を増加させるという。S.RIDE加盟のタクシー事業社が保有しているJPN TAXIすべてに搭載の予定であるとも。将来的には従来の屋外広告の枠を超え、タクシー配車アプリ「S.RIDE」で取得した位置情報などのデータとも連携、ロケーションや時間帯に最適化した広告やその他情報を表示できるよう開発を進めて行くとする。
 これによりニューステクノロジーとS.RIDEは、今後もタクシーを起点に人々の「移動」に伴う体験に新しさを提案し、価値の向上と豊かな社会につながるモビリティーサービスを追求、モビリティー産業への貢献を目指すめという。

 


 ・事業関係の問合せ先 (広告メニュー資料他)
 ・(株)ニューステクノロジー
 ・THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas担当
 ・E-MAIL canvasad@newstech.co.jp

<PROJECTORS>編集部(210318)

●●新刊/『大型映像年鑑』2021、好調な売れ行き●●

 新刊として発行した「大型映像年鑑」2021が好評で、読者を拡大しております。
 コロナ禍のなか、緊急事態宣言が収まっていない時期で発行したため、売れ行きが心配でした。

 ただ関心の高さは東京五輪を控えていることもあるかと思いますが、テレワークで出社できないことが反映しているように受け取りました。
 資料として貴重な情報が載っていると自負しておりますが、自宅、事務所で情報入手を行い、企画書、提案書作りに役立つといった内容に理解が深まったのだと思いました。

 デジタルサイネージ(DS)、PMなど映像を使用した設備の提案、そのヒントが見つかる、といった期待に応えるのだと。今回は経済状況を考え値下げしておりますが、これも購入の動機につながったようです。ありがとうございます。

 この後は「導入資料集」2021の発行を控えておりますが、ご期待に添えるよう内容の充実に努める所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

<PROJECTORS>編集部(210315)


●●富士フイルム/「屈曲型二軸回転機構レンズ」の高輝度超短焦点プロジェクターFP-Z8000を発売●●


 富士フイルムは2019年、世界初の「屈曲型二軸回転機構レンズ」を備えた超短焦点プロジェクターFP-Z5000を発売した。今回はこのFP-Z5000ベースに、高画質、超短焦点モデル、高輝度の3つの特徴を備えた新製品「FP-Z8000」を発売した。
 Z5000で好評を博した、本体を動かさずにさまざまな方向へ映像の投写できる、至近距離から大画面が映せる、さらに繊細な画質、素直な色合いなどが支持されたが、さらに使い勝手の向上を図ることに成功したモデルである。より市場の拡大を狙いだが、前モデル以上に多くの市場や用途で活躍することが期待されている。

 新製品FP-Z8000は、FP-Z5000の特徴を引き継ぎつつ、さらに精緻さ、高性能化に磨きをかけ、光透過率の高い新開発投写レンズ(小型化されスマートになった)、高輝度レーザー光源、高画質&高輝度(8000ルーメン)化を実現したのが特徴である。Z5000でカバーできなかった明るい店舗内のデジタルサイネージなどへの浸透を図るのが狙いで、ハイコントラストで鮮明な映像が得られ、多方面へでの活躍が期待される。

 FP-Z8000の特徴は、レーザー光源により8000ルーメン以上の明るい映像が投写できる超短焦点プロジェクター、クラス最小・最軽量なコンパクトデザイン、光透過率が高いレンズとレーザー光源を採用、高輝度8000ルーメンの実現だ。より明るさが増したことで、さらに明るい店舗内のデジタルサイネージなどで活躍、ハイコントラストによる鮮明な映像を映し出す。

 本体内部の部品配置を最適化しクラス最小(幅460ミリ・奥行510ミリ・高さ163ミリ)・最軽量(質量約19kg)、コンパクトデザインも備える。設置は、縦置き・横置きの両対応で、環境に応じた設置が可能である。これまでデッドスペースだった場所の有効活用に貢献し売上げアップなど見込むことができる。

<PROJECTORS>編集部(210311)


●●ダイナスキャン/ウィンドウ用超高輝度4000カンデラサイネージモデルを発売●●


〜 ショーウィンドウから日中でも視認性の高い美しい映像で情報発信 〜
 高輝度の業務用ディスプレイソリューションの提供を行っているダイナスキャン・テクノロジー・ジャパンは、 商業施設や公共機関などのウィンドウより視認性の高い情報発信が可能な最大4000カンデラという、超高輝度ウィンドウ用ディスプレイ3モデルと、室内用途4K液晶ではもっとも大きく明るい100型ディスプレイに、いろいろなグレードのボードタイプPCを装着可能な新モデルを、2021年3月より随時発売すると発表した。

新製品の概要
ウィンドウ用超高輝度ディスプレイ誕生の背景
 晴天下でのダイナスキャン3500カンデラ超高輝度ディスプレイと、他社700カンデラ高輝度ディスプレイでは、日中輝度が不足しほとんど見えない状態のものが多い。コロナ禍の現環境は、店舗や諸施設にお客を呼び戻すアプローチも強く望まれ、屋外のお客との接点であるショーウィンドウや、ガラスドア越しなどのスペースを有効活用するサイネージソリューション需要が期待され強まっている。ダイナスキャンは超高輝度ディスプレイに強みがあり、また24時間昼夜を問わず視認性の高い情報発信が可能でこのニーズに応える。

 さらに新モデルの86型、100型はインテルスマート・ディスプレイ・モジュール(インテルSDM)のPCに対応するスロットを装備し、用途に適したグレードのPCを選択可能で、ケーブルレスでスマートな装着に対応、ディスプレイに搭載しているAndroidと合わせ、コンテンツ運用へフレキシブル対応できる。

<新製品仕様>
共通仕様:
・“True Color”/C IE国際照明委員会が太陽光下でもっとも自然な色としている色温度D65(6500K)に設定、原色を忠実に再現。RGB独立したカラーカリブレーションも可能
・高い耐久性/5年使用時の輝度劣化が1割、24時間運転も可能。黒化現象に強い高温対応液晶、縦横設置対応

発売モデル
1)ウィンドウ用超高輝度ディスプレイ「DSシリーズ」
●モデル名:DS861LR4(86型)、5月20日発売予定、オープン価格
‐クラス最高3500カンデラの高輝度4Kディスプレイ
‐85型の従来機は200V専用だが新モデルは100Vに対応し電気工事不要
‐従来機に比べ消費電力を21%低減、同等サイズでカンデラあたり最小のエコ設計
‐従来機より画面が1インチサイズアップしているが厚さ79ミリと27%薄型化
‐インテルスマート・ディスプレイ・モジュール対応スロット装備
 用途に応じCPUのインテルSDM準拠PCをケーブルレスで装着可能
‐Android8.0.0ベースメディアプレーヤー搭載
●モデル名:DS752LT5(75型)、3月8日発売予定、オープン価格
‐クラス最高4000カンデラの高輝度4Kディスプレイ、消費電力はカンデラあたり最小のエコ設計
‐Android8.0.0ベースメディアプレーヤー搭載

●モデル名:DS552LT5(55型)、3月8日発売予定、オープン価格
‐クラス最高4000カンデラの高輝度ディスプレイ、消費電力はカンデラあたり最小のエコ設計
‐Android7.1.2ベースメディアプレーヤー搭載

2)室内用高輝度プレミアムディスプレイ「DIシリーズ」
●モデル名:DI100ST2-M(100型)、3月8日発売予定、オープン価格
‐クラス最高700カンデラの高輝度4Kディスプレイ、従来の4面マルチスクリーンをつなぎ目なしに置換え
‐インテルスマート・ディスプレイ・モジュール対応スロットを装備
 用途に応じたCPUのインテルSDM準拠PCをケーブルレスで装着可能
‐Android8.0.0ベースメディアプレーヤー搭載

<PROJECTORS>編集部(210309)


●●カシオ計算機/2000ルーメンで世界最小・最軽量 の小型プロジェクター新発売●●

●小さい、明るい、速いを兼ね備え、効果的なプレゼンに貢献する
 カシオ計算機は、小型プロジェクターの新シリーズ“FORESIGHT VIEW”により、2000ルーメンで世界最小・最軽量を実現した「CX-F1/CX-E1」各2カラー計4モデルを3月下旬より発売する(写真)。


 これにより同社は、独自の小型化技術や防塵技術といった強みを生かし、市場の事業開拓を進め、プロジェクター活用機会拡大を目指す。スマートホーム/ビルディング/ファクトリー向けのプロジェクションモジュールを展開する“組込領域”を事業軸にシフト、合わせてそのモジュール技術を用い効果的な対面コミュニケーションのツールとして新しい価値を提供する。今回の“FORESIGHT VIEW”は、新事業戦略における“コミュニケーション領域”の第1弾になる。

●開発背景
 新型コロナウイルス感染拡大により、新しい働き方への変化が加速、IT環境の整備やワークプレイスの多様化も急速に進行している。それがオンライン化を促進する一方、対面コミュニケーションの価値や効果が再認識され、ビジネスコミュニケーションにおいて効率性や成果が求められる環境になった。そんな環境に新モデル群を投入するが、対面コミュニケーションのあり方の効果を最大限に高めることを狙いに開発したという。

 A5サイズというコンパクトボディは、外出先やオフィス、自宅などさまざまなワークプレイスの使い慣れたツールとして、安心感に加え手軽に持ち運べ、しかも高輝度2000ルーメンを獲得、これは照明を消すことなく投写できる輝度であり、効果的なプレゼンテーションを約束する。


 開発に当り同社は、ビジネスプロジェクター市場が2018年まで微減傾向がつづいた、2019年に前年比2割ダウン、2020年にコロナ禍もあり大幅に落ち込んだ。2021年以降も市場が縮小して行く見込みと。そのなか同社の技術的な特徴である水銀ランプを使わない半導体光源(レーザーとLEDの組合わせ)システムをより進化させることで、新しい市場を開拓できると確信する。
 それが「プロジェクションAR」分野とみて、「スマートファクトリー、スマートホーム、スマートビルディング」と位置付ける。今後は、さらに自動車などモビリティ領域への広がりも期待されるという。
 このプロジェクションAR向け開発の「組込領域」を軸としながら、「コミュニケーション領域」で人と人の対面時に利用するプロジェクター製品を展開することで、エンドユーザーに直接貢献すれば事業拡大に結び付くという。

●主な特徴
・ビジネスバッグに入れて手軽に持ち運びが可能
 “FORESIGHT VIEW”はA5サイズ、質量約1.1kgと世界最小・最軽量のため、バッテリーやケーブルも含めてビジネスバックにすっきりと収納できる。外出先での商談、プレゼンといった機会も手軽に持ち運びができ、大きさや重さが負担になりにくい。
・部屋の照明を消すことなく大画面投写に対応
 コンパクトサイズとしながら、明るさ2000ルーメンという高輝度。照明を消すことなく投写し明るい大画面を活用できるため、会議において出席者の表情を確認しながらの説明が可能。
・最短2ステップで出席者を待たせずスピーディーに投映開始、無線LAN対応
 電源接続とPC接続の最短2ステップで投写を開始。起動時間は最短5秒と出席者を待たせずスピーディーに会議を始められる。オプションの専用バッテリーを使えば外出先の電源を気にするといった必要もない。そして無線LAN対応モデルのCX-F1ならスマホやタブレットとワイヤレス接続させることも可能(もちろんノートPCとも)。CX-F1の無線LANは同梱の無線LANアダプターを接続して使用する。

<CX-F1の主な仕様>
 明るさ:2000ルーメン
 表示素子:WXGA 0.65型DLPチップ、1,024,000画素(1280×800)
 台形補正:縦:自動+30°/手動±30°、横:手動±30°
 焦点調整:手動フォーカス 
 投写レンズ:光学1.2倍ズーム(手動)
 投写画面サイズ:30〜300型
 光源:レーザー&LED光源
 色再現性:フルカラー(最大10億7千万色)
 入出力端子:HDMI Type-A×1
       USB Type-A×1(同梱の無線LANアダプター専用)
       Micro-USB type B×1(ロゴ登録・ユーザーアップデート用)
 音声:ステレオミニジャック×1(音声可変出力)、1W×1モノラル
 無線対応:IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)
 電源:ACアダプター(AC100V、50/60Hz)
 外形寸法:215×43×152(WHD、mm)
 質量:約1.1kg

<PROJECTORS>編集部(210211)


●●令和3年、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。●●

 新しい年がやってきました。明けましておめでとうございます。

 大変な年の幕開けと感じております。本日(8日)から緊急事態宣言の下の生活がジ始まります。昨年5月につづいて2回目の発令で、前回よりも新型コロナ感染者数がとても多い中での緊急事態です。果たしてこの指示により感染者を抑えられるのでしょうか? 国民の関心が集まっております。首相はこの1ヶ月で感染者数が下がると確信しておりますと、堂々の宣言をしました。責任を感じているのでしょうか。

 さて皆様の生活はコロナ禍で大きく変わったことでしょう。企業はテレワーク、リモートワークといって出社を控えるような、企業活動にとって大きな障害となることを強制です。これで毎日の通勤がなくなったと喜んでいるかも知れませんが、実態は生活パターンの変化と変調で、個人への負担が増大しています。
 本当に出社しなくて会社が回るのか、非常に心配しつつ、給与への影響はどうかと危惧していると思います。実際に営業活動への影響が出てしまい、売上減に見舞われたところも少なくありません。そんな損失にも成りかねない状況に政府は保証してくれるのでしょうか、疑問です。
 結局は自分の身は自分で守れ、だと思います。本来の営業事業活動の状況に戻らないと、企業業績を継続、上昇させることは難しいと思います。早くコロナ禍が過ぎ去り正常な生活と事業に戻ることを願うばかりです。

 そんな中、当社は「大型映像年鑑」2021(2月末発行予定)の編集、営業活動に入っております。営業面ははなはだ厳しい反響しかないため苦戦しております。各企業さまもPR費を大幅に削減、当誌への支援も細くなっているからです。

 年1回の大型映像事業を集大成しアピールできるのが当誌です。各社の事業成果を記録として残し、またPRする雑誌として最適と自負しております。
 継続的な事業の取り組み、将来に向けた布石、そしてメモリアル&アピールとして、どうぞ「大型映像年鑑」のご活用を考えていただければ幸いです。

 ちなみに「事業報告」や「事業PR」のために原稿をお寄せいただいている企業もすでに多くおられます。ご提供いただいた「原稿」は無料で掲載させていただきますので、どうぞご予定されておられましたら遠慮なく1月10日までに編集部までお送り下さい。(1月10日が締切日ですが、連休がありますので、もう少し遅くても受け付けます)

 さて遅れましたが、皆様方におかれましては本年も益々のご健勝、ご活躍、ならびにご発展を心よりお祈り申し上げます。
 (有)エーブイシー 代表取締役 村瀬孝矢

 ★2020年に発刊した書籍
 ・「大型映像年鑑2020」、「導入資料集」2020、「PROJECTORS」42号、43号、44号


※ テレワークの影響かと思いますが、「通販による書籍購入」ネットの「電書」購入が、より盛り上がっているようです。
 当社の通販、電書など前年にも増してご購入いただいております。この場をお借りしまして御礼申し上げます。

<PROJECTORS>編集部(210108)


(有)エーブイシー
〒362-0013 埼玉県上尾市上尾村1352-5
Tel048-776-7580 Fax048-772-0861

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