「コスパ」= コストパフォーマンス



「コスパ」とは‥‥

 商品を購入するとき、もっとも有効な情報は「価格」である。しかし安物がすべて良いとは限らない。昔から言われている諺に「安物買いの銭失い」があるであろう。モノが氾濫している今日では、より安くて良い商品を見極める情報が必要不可欠になっている。
 こうした中で多くのユーザーの声に応えられるよう、私たちが独自に開発した機材と手法を用いて、『コストパフォーマンス』を数値化、表現したものが「コスパ」である。これから定期的に、ユーザーの期待に応えられるよう「購入品」についてのC/Pポイント(コスパ)を誌面で紹介して行くことにした。ぜひ購入時の参考とされることを希望致します。(コスパ編集部)


<<C/P評価法>>
※コスパ表記  価格と性能から、「基準性能」を価格に反映させ表記
        ・価格情報(C)・・・市場価格
        ・性能情報(P)・・・受像評価+計測評価
        ・C/Pポイント情報=価格(C)/性能(P)
 1、価格   価格ドットコムなどの公開価格情報を抽出
        ・時々刻々と変化する価格を日時設定で表記
        ・市場でもっとも安い価格を提供する
 2、受像評価 画質評価専門家3名による受像比較評価法
        ・5段階評価法−1:Worst 2:Bad 3:STD 4:Good 5:Excellent
        ・評価ソフト−独自で選定
 3、計測評価 静止画と動画でのカメラ計測法
        ・コニカミノルタ製分光カメラ CA210、CS1000
        ・独自の動画測定器 MDE31

<<C/P採点法>>
※コスパ表記例
   ・価格情報(C)・・・市場価格
     C1=15000 C2=17000 C3=20000 C4=21000 C5=30000
        最安値  15000
        最高値  30000
   ・性能情報(P)・・・受像評価(40)+計測評価(40)
     C1=60 C2=75 C3=80 C4=70 C5=65
        最高点  80
        最低点  60
   採点
     K Factor=Cost Min/Performance Max=15000/80=187.5
     Cost Performance=K/(Cost/Performance)×100
     (例)
       C1のCP=187.5/(15000/60)×100=75
       C2のCP=187.5/(17000/75)×100=82
       C3のCP=187.5/(20000/80)×100=75
       C4のCP=187.5/(21000/70)×100=62
       C5のCP=187.5/(30000/65)×100=40

<<計測項目と計測TOOL>>
計測項目  計測TOOL  計測Contents  計測ポイント
1、輝度(Cd/m2) CA210、CS1000 75%Color Bar 9〜20Pointの輝度計測
2、黒(Cd/m2)  CA210、CS1000 10Step Pattern  9〜20Pointの輝度計測
3、コントラスト(比) 輝度/黒の比計算 ー White輝度/Black輝度
4、色温度(K±MPCD) CA210、CS1000  10Step Pattern 8Grading計測K±MPCD
5、色再現(CIE) CA210、CS1000  75%Color Bar L、x、y
  6、鮮鋭度(%) MDE31 AVIA Pattern  Pre、Over Shoot&Balance
7、ノイズ(SN比) MDE31 50IRE Pattern  White/(PPn×6)
8、動画(Jagging) MDE31 HQV Motion  5Step Evaluation

<<計測法の詳細>>
1、明部の輝度測定 ・APL100%の100IRE部の輝度計測
          ・画面9〜20Areaの計測とMax/Min削除後の平均値Wx
2、暗部の輝度測定 ・APL 0%の0IRE部の輝度計測
          ・画面9〜20Areaの計測とMax/Min削除後の平均値Wx
3、コントラスト比 ・Wx(APL100)/Bx(APL0)の比を計算
          ・APL10%の100IRE部の輝度とAPL90m%の0IRE部の輝度測定
4、色温度測定   ・10Step Patternの色温度Kx±MPCD計測
          ・Max/Min削除後の平均Kx±MPCD
5、色再現測定   ・75%Color Barの色度R、G、B、Mg、Ye、CyのL、x、y
          ・Color Vector座標値計測、S、V
6、鮮鋭度測定   ・AVIA PattarnのShoot波形計測
          ・Per-Shoot、Over-Shoot、Shoot Balance値
7、SN比      ・3Step Patternの50IRE部ノイズ計測
          ・S/N=20LogWpp/(Npp×6)
8、動画品位測定  ・HQV Motion Pattern評価(H、V、Diagonal、Scroll、I/P Mode)
          ・認知Level評価 1〜5Grade


「コスパ」編集部

 ●AVCホームページへもどる