1997年9月12日(金)
サントリー武蔵野ビール工場
申込み いざ、ビール工場へ 他の参加者
講義が始まる
やった、テイスティング!
試飲させてもらったのは、ピルスナー、濃色ボック、ヴァイツェン、ブラウンエール、ライビックの5種類。
事務所のメンバーの紹介はこちら
ふらふら工場内へ
途中、ビール博物館にも立ち寄ります。
ビアパーティ
卒業式
すっかりサントリーとモルツのファンになったしまったのでした。
ビール一日大学は年に8回だけ行われているというイベントです。
ある日、
サントリーのホームページを見ていてみつけました。
はがきで申し込むのですが、問い合わせたところ二人に一人という確率だとか。
でも、なぜか私の勤務先の
事務所では8人出して8人とも当選してしまいました。
都合がつかない人もいて、結局5人で参加。
参加費は1人2000円。ビアパーティ付きというのにつられて申し込んではみたけど、
13時から17時という長時間、いったい何をするんだろう?
まさか、4時間飲み放題ってこともないだろうし・・・。
そんな期待と不安が入り交じっていました。
武蔵野ビール工場へは、京王線分倍河原駅から送迎バスが出ています。なかなか可愛い。
でも、私たちは乗り遅れてタクシーで行くはめになりました。
タクシーでも5分くらい、ワンメーターで行けました。
ロビーで待たされること20分。
平日の昼間、どんなメンバーで行われるのかと思ったけど、
案外、ネクタイ姿のサラリーマンもいて、女性もちらほら。総勢50名弱くらいか。
13時ちょうどになって、部屋に案内される。
案内された場所は、ビアホール風。
ちょっと、もう飲んじゃうのかと期待したけど、
一日大学のテキストが配られる。
最初は講義。その前に入学式というのがありました。
やっぱり、一応大学みたいになってきた。
講義はスライドを使って、1時間くらい。
途中2度ほど実験も見ることができました。
不思議と退屈はしなかった。
なかなか面白く聞くことができました。
大麦を試食したり、ビールができていくまでの段階の麦汁を試飲したりしました。
市販のビールの素もいいけれど、だんだん大麦から育てたくなってきた〜。
休憩の後、各種ビールの紹介と試飲。
さらに楽しくなってきた。
それぞれ、ドイツ、チェコ、イギリス、ベルギーのもの。
ピルスナーは下面発酵の淡色で、いわゆる普通のビール。
日本のビールもほとんどがこのタイプ。
さっぱりとさわやかで飲みやすかった。
濃色ボックも下面発酵だけど、濃いこげ茶色のビール。そう黒ビールです。
麦芽を黒く焦がして作るというだけあって、カラメルのような香りでこっくりとしてました。
ヴァイツェンとブラウンエールはどちらも上面発酵。
ヴァイツェンは淡色で、ブラウンエールはもちろんブラウン。
味の方は、ヴァイツェンは芳醇なバナナの香り。
でも、バナナが嫌いな私はちょっと苦手。
ブラウンエールは香ばしくて、ほどほどに苦みもあって、私の一番のお気に入りになりました。
この夏、
仙台のサッポロビール工場で飲んだライオンエールに似ていました。
ただ、それよりももう少し濃い感じ。
ランビックは自然発酵のビールです。
ビール独特の苦みがなくて、甘いシャンパンのようで、ビールとは思えないくらいでした。
いろいろなビールを味見できて楽しかった。
そして、だんだんいい気分になってきた。
次は、工場見学。
もう、お酒が入って席を立ちたくない気分だったけど、工場見学へ。
発酵室、仕込室、コントロールルームに貯酒室、瓶詰場などを見学。
ビールは紀元前6世紀、メソポタミア文明の頃から作られているとかで、
エジプトの壁画にもビールを飲んでいる絵が残されているということです。
当時は、パンを水に浸して発酵させていたとかで、そのため様々な雑菌が繁殖し、
雑味が強いので、これをやわらげるためにホップなどの苦みのある薬草を使ったそうです。
うんちくが深くなったところで、ビアパーティへ。
ゲストルームに通される。
テーブルごとに工場の方が3、4人間に座って、飲みながら、食べながらいろいろな質問に答えてくれる。
ビールはもちろん、武蔵野工場で作っているモルツとホップスの生ビール。
モルツスーパープレミアムというこの工場のみでしか味わえないビールも登場。
これは、かなりくせがあってモルツとは全く違った味わい。
食べきれないほどの食事も用意されていました。
お腹が空いていたので、一気に食べたところで、クイズタイム。
今日の講義やビールに関する問題を○×形式で答えます。
最後まで残った7人には賞品がもらえます。
頑張った末、私も含め、うちの事務所で4人分も賞品をいただいてしまいました。
賞品は、モルツスーパープレミアム2本。
ほんとに、来てよかった〜。
そろそろ終わりに近づくと、卒業式。
工場長より卒業証書(が書かれたテレカ)が手渡されました。
さらに、お土産として、モルツTシャツとマイグラスもいただきました。
工場の皆さんのお見送りの中、モルツバスに乗って駅まで帰りました。