ケーキ工房への道

ひょんなことから友人が始めるカレー屋さんに自家製ケーキを卸すことになってしまった。
もともとそういう事がしたかったから、なかば強引にケーキ焼くから置いて、置いてって売り込んでしまった。
ところが、話がとんとん進み、なんと本当に置いてもらうことになったのです。
それが12月1日のオープンまであと17日という日の出来事だったのです。

最新の日記(98/4/14)

11月15日(土) 試作品

明日、試作のケーキを持って、初めてカレー屋さんを見学にいくことになった。
さて、何を焼いていこうか? 
私がいちばん自信があるのはシフォンケーキ。 まずはこれをもって行こう。
これなら、まずいとは言われまい。
ただ、いつものようにプレーンと紅茶のシフォンとかじゃおもしろくないなあ。
カレーといっても、タイカレーだし、アジアっぽいケーキの方がいいに決まってる。
スパイスを効かせた味にしよう。
シナモンにナツメグ? クローブ?? シフォンケーキに合うスパイスって???
結局、シナモンとオールスパイス、つぶつぶの触感を狙ってキャラウェイシードを入れてみることにした。
試作品第1号 スパイスのシフォンケーキに決定。

もうひとつは何にするか。
ココナッツ、タピオカ・・・うーん、なんだろう。エスニックっぽくなる食材って。
本屋へ行って、お菓子の本をくまなく探す。どうもいいのが見つからない。
結局、買った本はこれ。

清水 康生  食後の誘惑(文化出版局)
椎名 眞知子 焼き菓子教室(柴田書店)

キハチのパティシエ清水さんの本はよかった。アジアの味に参考になるものが載っていた。
黒みつ、あん、ごま、白きくらげ・・・
中でもごまに惹かれる。これは結構良いかも。
本の中ではごまのブラマンジェや黒ごまのアイスなどが紹介されている。
黒ごまをチーズケーキに入れたらどうだろう??
意外にいけるかも。 白いチーズケーキに黒いごま。
練りごまにはちみつを混ぜて、チーズケーキにマーブル状に混ぜ込んでみる。
見栄えもなんだかいいかもしれない。
題して、黒ごまとはちみつのチーズケーキ
試作品2号はこうして決まった。

11月16日(日)商談成立

朝9時から作りはじめる。
まずはシフォンケーキから。 これはよく作るから心配はいらない。
でも、どうしたことか生地を型に流し入れたときに、量が少ないのに気がつく。
そうだ、卵が小さかった。
焼き上がりもやはり全体的に膨らみが足りない。やっぱり卵が小さかったんだ〜。

スパイスの配合はこれ。
キャラウェイシード  大さじ1.5
シナモン       小さじ2
オールスパイス    小さじ2

焼き時間は170度で30分、160度で20分の合計50分。

続いて、チーズケーキ。
ベイクドでいちばん簡単なレシピで作ってみる。
クリームチーズ、生クリーム、粉、卵、砂糖をフードプロセッサーにかける。
滑らかになったらボールに取り出して黒ごまペーストを加えるんだけど、その前に黒ごまとチーズがほんとに合うのかどうか味見してみる。
うん、香ばしい。全然悪くない。焼けばきっともっとおいしくなるに違いない。
よし、実行だ。
練り黒ごまとはちみつを2:1くらいで混ぜ合わせたものを生地に加えて、マーブル状になるようにへらでささっと混ぜ、型に流し込む。
型にはあらかじめ砕いたビスケットとバターをこねたものを敷き詰めておく。
そして、オーブンで50分。
表面がつやつやしてきつね色の焼き色がついた、大成功。
生地の状態では何となくチーズの白とごまの黒が混じった灰色の部分が目立ったけど、 焼き上がりはくっきりと白と黒が分かれている。
見た目はなかなかかっこいいぞ。
試作品は2品とも上々の出来上がりだ。
あとは味見をしてもらって、何といわれるか・・・?

お店の場所は早稲田大学の西門のすぐそば。
高田馬場から歩いて15分くらいだろうか。 外観は茶色のレンガと黒枠のガラスドア。
想像してたよりずっときれいだ。
カレー屋「東方市場」のスタッフは6人。
この日はじめてお目にかかる人が店長さんはじめ、そのうちの4人。
スパイスのシフォンケーキは切り分けて、持ってきた生クリームを添える。
黒ごまとはちみつのチーズケーキも12等分に切り分ける。

さて、味見。
まず、スパイスのシフォンケーキ。焼き加減はよかった。
ちゃんといつも通りしっとりふわふわしている。
ただ、このスパイスの香りと味が嫌いな人もいるだろうなぁ。
キャラウェイシードもかなり入ってるし。
でも、シナモンとオールスパイスのお陰で全体に茶色っぽく仕上がっていて、いい感じ。
くせはあるけれど、これはおいしいと思う。甘さもちょうどいい。
なんと言ってもこのお店の店長さんがとってもおいしそうに食べてくれたし。
よかった、気に入ってもらえたようだ。

次に黒ごまとはちみつのチーズケーキ。
切ってみると、黒の分量がちょっと多いように見える。
食べてみると、たしかに黒ごまペーストの味が勝っている。
だけど、チーズと黒ごまの相性はピッタリだ。
ごまがすごく香ばしい。 ただ、甘みがかなり控えめだ。
これではケーキを食べたという気がしない。
はちみつの味ももう少し出した方がいいな。
課題は多いにせよ、これも基本的には成功したようだ。
スタッフの人も喜んで食べてくれた。 こちらのチーズケーキの方が好きという人も多かった。

何はともあれ、ケーキは好評でうれしかった。
あとは材料費を提示して、納品の仕方なども話し合って、商談成立。
ケーキメニューについては定番は当分決めない。
とりあえずいろいろ焼いてみて、注文の具合をみてからということになった。
東方食堂というカレー屋にふさわしく、アジアっぽいものをと考えていたが、それにはこだわらないでよくなった。
喫茶部門はまったく別路線でいっても問題ないそうだ。
これでまた、俄然やる気がでてきたのだった。
紅茶のシフォンケーキ、りんごのケーキ、メープルシロップのスイートポテト、スコーンとジャム。
あぁ〜、ケーキのことで頭がいっぱいだ〜。

11月17日(月)ケーキ工房の名前

昨日から、早速我がケーキ工房の名前を考えている。
有名なケーキ屋さんってアントルメとかエピキュリアンとかリリエンベルグとかオーボンヴェータンとか。
うーむ、そんなしゃれた名前も似合わないし、本格的なフランス菓子でもないんだし。
家庭で作った素朴なケーキ。なんだろなあ。
そういえば、オーブンミトンというケーキ屋さんがあったっけ。
そういう路線がいいなあ。
そこで、ケーキを作る材料や道具の名前やケーキの名前のから取ったらどうかと思いついた。
お菓子の本を広げてあれやこれや考える。
道具では一番使う"ハンドミキサーとゴムべら"とか"ボール"とか。だめだ全然かわいくない。
材料では"たまごと小麦粉"、"バターとバニラ"・・・。これもなあ。
ではでは、ケーキの名前で行こう。

黒ごまとはちみつのチーズケーキにちなんで、
"セサミ アンド ハニー" "sesami & honey" 
日本語で書いて、"ごまとはちみつ"
スパイスのシフォンケーキにちなんで、
"スパイスシフォン" "spice chiffon"

これ、これ、どっちもいい感じ。
記念すべき第一回の試作品だし。
"sesami & honey"はちょっと長いかな。
"spice chiffon"もいいけど、"ごまとはちみつ"も捨て難い。
いちばんおいしそうな名前って?
どうしよう〜。

11月18日(火)メニュー作り

ケーキの種類はどうしよう。
アジアの味にこだわらなくていいということだから、選択の幅がますます広がってしまう。
この季節なので、さつまいもやリンゴを使ったお菓子もいいし。
スコーンを焼いて、クロテッドクリームやジャムと一緒に出すというのもいいな。
さつまいものプディングやスイートポテト、タルトタタンとかメープルシロップを使ったシフォンケーキとか。
オープンまでにまた店長さんに味見してもらう。
1回に焼くケーキは限られているし、毎回違ったケーキを焼いてみて、売れ行きをみるしかないか。
そもそもカレー屋さんでケーキを注文してくれるかどうかも不安だけど。
誰かが私のケーキをおいしいって食べてくれたら感動するだろうなあ。


11月21日(金)ふたたびケーキ工房の名前

またまた名前に頭を悩ませている。
この間から候補に上がっている
"sesami & honey" 
"ごまとはちみつ"
"spice chiffon" の他に、
"Vanilla beans"
"Spice cafe"
"Asian cafe"
"Oriental tea room"
なんかがあるんだけど、うーむ。
もう何が何だかわからなくなってきた。
さっさと決めて次に進みたいのに〜。

11月25日(火)オープンの日のケーキ

開店当日のケーキを決める。
東方食堂からは3台注文を受けている。
1台はシフォンケーキ。
店長さんはこの間のスパイスのシフォンケーキを気に入ってくれている。うれしい。
でも、スパイスもいいけど、最近思いついたメープルシロップとくるみのシフォンケーキがおすすめだ。
くるみとメープルシロップを入れた生地をメープルシロップで風味をつけた生クリームで覆う。
なんておいしそうなんでしょ。
ま、これは次回にまわしてもいいや。
あと、紅茶のシフォンケーキも定番だけど、おいしいし。
それから、もう1台は何か焼き菓子。
これをスコーンにしよう。
スコーンは簡単で自信もある。
今年の春仕込んだいちごジャムも健在だし。
いっしょに食べるとおいしいぞう。
そして、もう1台はデザート。
タピオカココナッツミルクとかかぼちゃのプディングとか。
冷蔵庫で保存できるもの。
ちょっとエスニックっぽいものもいいかもしれない。
けど、とりあえずかぼちゃのプディングにするか。
というわけで、初日のケーキが決定。

スパイスのシフォンケーキ
スコーン(自家製いちごジャムとクロテッドクリームといっしょに)
かぼちゃのプディング

ああっ、黒ごまとはちみつのチーズケーキがない! 
開店お祝いにこれもおまけに作ってしまおう。

11月27日(木)いちごジャムの悲劇

何だか今週は恐ろしく忙しい。
バイトの締切りとオープンの日が重なってしまっている。
ゆっくりケーキのことを考える暇も買い物へ行く暇もなくなってイライラ。
何とかしないと〜。早くバイトを仕上げてケーキに専念したい。
そんな中、思いたって、今年の春に作ったいちごジャムの瓶をあける。
蓋をとると、白いものが・・・。
大丈夫だろうと思っていたのに、かびが生えている!
ああ、悲しい。
これでスコーンを食べてもらおうと思ったのに〜。
冷蔵庫に入れていた未開封の瓶3本とも腐っていた。
あさっての買い物はいちごジャムの追加だ。

11月29日(土)スコーンの実験

今日は朝からスコーンを焼く。
スコーンは最初の粉とバターを手でこねる作業が楽しい。
材料は薄力粉、バター、卵、砂糖、カッテージチーズ、牛乳。
8〜9個分ずつ作ると力もいらないし、作りやすい。

←出来上がりはこれ

焼きたてはもうほんとにすっごくおいしいんだけど。
問題は、お店で出すときどうするか。
あらかじめ焼いて納品することになるし、出す前に温めるとなると・・・。
オーブンかトースターか電子レンジか。
あの厨房にオーブントースターはなかったし、大きな業務用オーブンならあったど、あれで2個ずつ温めるっていうのもなあ。
夕方、このスコーンを持って、東方市場で実験してみることにした。
やっぱり、業務用オーブンは半端な大きさじゃないから、予熱もすごく時間がかかる。
これじゃあだめだ、ということで、電子レンジでやってみる。
2個で1分弱ぐらい。 中はほくほくふんわりしている。
外側もべっちゃりしてない。
半分に割って、クロテッドクリームといちごジャムをのせて食べてみる。
いいぞ、焼きたてみたいだ。
よし、これで行こう。

11月30日(日)オープン前日

今日はオープンの日のケーキ作り。
まずかぼちゃのプディングから。
キャラメルはちょっと苦めにして、大人の味にしよう。
かぼちゃもあまり堅くならないようにしてと。
型が大きいから、いつもより焼く時間がかかる。
結局、1時間以上も湯煎して焼いてやっと出来上がる。

←焼き上がりはこれ

お次はスコーン
2回分焼いて、18個作る。
でも、そのうち2個は形に問題ありなので、16個にして納品する。

最後にスパイスのシフォンケーキ
キャラウェイ、クローブ、シナモン、オールスパイスを入れて焼く。
今回は卵はちゃんとLを買ってきたので、期待通りに膨らんでくれた。
何とか、無事ケーキが焼けてほっとする。
そういえば、昨日スコーンを持っていったとき、スタッフのみんなは疲労が目立っていた。
確かに連日疲れるだろうなあ。
特に店長さんはもうやつれきっていた。
そうだ、何か差入れようか。
思いたって、甘いアップルケーキを焼く。
これは簡単でリンゴを皮をむいて4つ切りにし、バターと砂糖を溶かしたフライパンで炒める。
最後にシナモンを振り入れることを忘れないで。
生地は、バターを練って、卵と粉を混ぜ合わせてできあがり。
これを型に敷き、炒めたリンゴをのせて焼くだけ。
まだ、リンゴのしゃきしゃきが残っている位がおいしいから、炒めすぎないのがコツ。

このリンゴのケーキはバターと砂糖がたっぷりでカロリーもありそうだけど、疲労回復にはいいよね。
さて、ケーキもすべて焼けたところで箱や袋につめて、いざ早稲田へ。
もう、両手に袋をさげて、行商のおばちゃん状態。
重くはないけど、持ちにくいものばかりなので、駅までの道のりさえ辛い。
ようやく東方市場に到着したのは6時半すぎ。
まずは、スパイスのシフォンケーキにクリームを塗る。
生クリームは中沢の高くておいしいもの。
これにメープルシロップを加えて風味を出した。
ただ、22cmのシフォンケーキにたっぷりと塗るのには生クリームが200ccでは足りないみたい。
これじゃちょっとさびしいなあ。
次は生クリームの量を倍にしてみようか。
準備が整ったところで、ケーキの写真撮影。
メニューに載せるみたいだ。
お皿にきれいに盛り付けて、こんな感じ。

←スコーン(クロテッドクリームといちごジャム添え)

←かぼちゃのプディング

←スパイスのシフォンケーキ

ケーキセット650円。
いよいよ、明日開店だ。

12月1日(月)オープン当日

朝から雲行きが怪しい。
今にも雨が振りそうなかんじ。
せっかくの開店日なのに雨だなんて。
11時開店時間。
事務所に居ながらも、気になる。
お客さん入ってるかなあ。
カレーの仕込み間に合ったのかなあ。
とりあえずは私のケーキの事よりカレー屋の繁盛が先だ。
カレー屋が流行れば、そのうちケーキも食べてくれるだろう。
昼休み、雨の中東方市場に霧吹き(スコーンを温めるのに使う)を届けてきた。
午後1時半くらいだった。
お客は学生6、7人のグループで入っていた。全員男性。
一人で食べている女の子もいた。
どうも、お客は大学の昼休みにどっと押し寄せ、てんてこまいだったそうだ。
よかった、よかった。
メニューはレッドカレー(タイカレー)よりダブルチキンカレー(日本風)の方が3倍も出たらしい。
10食限定のタイ風チキンライスはあっという間になくなったそうだ。
初日、雨でもこれだけ入ったんだものよかった、よかった。
ケーキの方は残念ながらさっぱりだったようだ。
どうも、外観からはケーキを食べさせる店には見えないし、宣伝が足りなかったみたい。
ま、とにかくカレーが売れて万々歳。

12月2日(火)東方市場ご案内

東方市場

住所:新宿区西早稲田1−4−18
電話:03−3204−0147
定休日:日曜日
営業時間:午前11時〜午後8時
アクセス:
地下鉄東西線早稲田駅下車徒歩5分
都バス77系統 西早稲田バス停下車1分
(早稲田通り西早稲田より前野書店の角の細い道を入って右手数軒め、早稲田大学西門のすぐそばです。木彫りの看板が出ています。)
メニュー:
カレーは定番2種類(レッドカレー、ダブルチキンカレー)と日替りが有ります。650円。
ケーキセットも650円。
その他、各種お茶、アジアの輸入ビールなどもあります。

12月3日(火)ケーキ屋危うし

世の中、何事も思うようにならないのが常なのだけど、ケーキが売れていないらしい。
なぜって、お茶しにカレー屋に入る人がいないから。
確かに、外観は見るからにエスニック風カレー屋さんだし、お客は男子学生がほとんどだし、 昼時にカレーだけ食べて帰る感じ。
どうも、ティータイムに人が入らないみたい。
宣伝も足りなかった。もっと、ケーキの看板をお店の前とかに出すべきだったと思う。
私もすっかりおいしいケーキを焼くことだけを考えてしまってたから、PRを怠ってた。反省。
せっかくのケーキが売れないで残ったなんてほんとにショック。
おいしいから食べてくれるって、と漠然と思って心配してなかったよう。甘いなあ。
今後、いろいろ企画を練って、ケーキ屋存続の道を探さないと、と気をひきしめるのでした。

12月4日(火)二度目の納品

ケーキは相変わらずみたいだけど、東方市場から1台注文が入った。
今度こそ、お客さんに食べてもらいたい。
東方市場からの注文は普通っぽいシフォンケーキ、ということで紅茶のシフォンにした。
とっておきのマリアージュのアールグレイを惜しみなくたっぷり使って作った。
周りに塗る生クリームも前回の倍の量にして、たっぷりと塗った。
これはおいしいぞ。
だれか注文して〜。

12月6日(土)三度目の注文

ケーキを食べてくれたお客さんの反応はいいみたい。
バイトの人もおいしいと言ってくれていて、少しほっとした。
私も時間を作って、店内に貼る小さいPOPを作りたいところなんだけど、 何だか事務所も忙しくなってきてそんな時間が作れない。
来週の注文が入った。
次はスパイスのシフォンケーキとスコーンだ。
納品は月曜日の朝。
スパイスのシフォンはちょっと変わっていて評判がいいみたい。

12月7日(日)型からきれいに取り出すには?

朝から、ケーキ作り。
シフォンケーキもスコーンも結構焼いているので、もう分量も作り方も覚えてしまった。
シフォンケーキは50分焼いた後、型から出さないで逆さまにして冷ますのに時間がかかる。
生クリームも直前に塗った方がおいしいから、どうしても月曜日の朝になってしまう。
うう、お弁当が・・・。
周りにぬる生クリームも贅沢に中沢の純正を惜しみなく2パック使って、 メープルシロップもたっぷり入れてと。
シフォンケーキを型から取り出すときになかなか美しくはがれない。
型にバターを塗ったり、紙を敷くときれいにとれるけど、そういうシフォンケーキのレシピは見たことがないから、 あの型には向かないのかなあ?
膨らまなくなるのかなあ?
知っていたら誰か教えて下さい。

12月9日(火)くるみのショートケーキ

日曜日、吉祥寺の喫茶店でくるみのショートケーキというのを食べた。
これがすごく美味しかった。
スポンジケーキにクリームとくるみが挟んであるだけなんだけど、 キャラメル味のクリームがとってもこくががっておいしくて、 さらにくるみは表面がカリッとキャラメルでコーティングされていて香ばしく、いいアクセントになっている。
このクリームとくるみ使いたいなあ。
今度、シフォンケーキを真ん中で切って、間に挟んでみようかな。

12月10日(水)メニューが増えた

昨日、開店して初めて東方市場へカレーを食べに行ってきた。
午後8時ごろだったけど、店内にはお客はちゃんといました。
学生風の若い男の子2人連れとサラリーマン風の2人連れ。
その横の席に座ってメニューを見ると・・・。
なんと、1週間前はカレー2種類と日替わりカレーのみだったのに、 AFTER DARK MENUとかかれたところには、カレー以外にアンチョビのパスタ、チジミ、豚キムチ、揚げ春巻きからチーズ、ポテトフライ、野菜のディップなどおつまみまで数10種類いろいろとメニューが増えているじゃない。
いつのまに?と聞くと、「昨日から」という答えが返ってきた。
そうか、すごいなあ。
これを全部店長さんが作るなんて。
感動して、ナシゴレンと焼きビーフンと生ビールを頼んだ。
冷え冷えのジョッキのビールもまた美味しい。
店内は落ち着いた雰囲気なので、確かに夜行くのもいいなあ。
昨日は10時まで営業していると言ってました。
お近くの方、おすすめします。

4月13日(火)ケーキ工房は現在クローズです

12月10日から更新されないこの日記について、その後どうなっているのかというメールをいただきながら、延ばし延ばしになっていました。
実は、ケーキ工房は現在クローズしています。
もちろん、高田馬場の東方市場は営業中ですが、ティータイムが不振のため、昼と夜の営業のみとなり、必然的にケーキの不要となったのでした。
前回の日記(12/10)にも少しあるように、カレー屋は夜はエスニック風飲み屋となっています。
近隣の大学生にとってはその方がウケたようです。
ということで、またチャンスを見つけて工房を開きたいと思っています。
現在はさらに修行すべく、ケーキ作りの技を鍛え、ケーキを食べ歩いて、アイデアでも練ろうかな、なんて考えています。


[季節のおやつ]