基本のベーコン
6月24日

近所の肉屋でブタバラ肉塊を500gを購入。 肉は身が締まっていて、できるだけ赤身が多い部分を選んだ。


6月25日

ソミュール液を作って、肉を漬け込む作業。 肉はあらかじめ表面の脂身が多い部分は、削ぎ落としておくといいらしい。 ソミュール液ができたら冷ましてから、肉とともに漬ける。 本によると、ビニール袋に入れるとあるが、こぼれるのが心配なので、 保存容器を使った。 肉の表面全てに液が染みわたるように、ラップで空気が入らないよう ぴっちりとふたをする。 このまま、冷蔵庫で1週間熟成させる。 何度か途中で肉をひっくり返したりした。


6月30日

予定の1週間より少し早いが、いよいよスモークする。 その前に、塩抜き。水で肉を洗い、ボールにいれて、少量の流水で1時間塩を抜く。 その後、市販のピチットシートに包んで30分水気を切った。 さて、スモーカーが必要だ。これは、八百屋でもらった1斗缶で代用。もとは、 筍の水煮がはいっていたものだ。 この1斗缶に数箇所穴をあける。必要なのは、肉をつるす穴2ヶ所と温度計を 差し込む穴1ヶ所と空気穴4ヶ所ほど。 いずれも上蓋に。 ガス台にアルミホイルを敷いて、針金を刺して肉をつるしたスモーカーを置く。肝心のチップだが、 ナラの燻棒を使った。(燻棒とは、チップを固めて棒状にしたもの)燻棒の先に火をつけスモーカーの中に入れる。温度は、60度から70度 に保つ。ところが、思うように上がらない。敷いていたアルミホイルをとり、コンロに火を つけてスモーカーごと温めた。火からおろすと、またすぐ温度が下がる。今度は、燻棒を もう1本入れ、空気穴を余分にあけた。これで、常時60度に保てるようになった。そして 燻すこと2時間半。 燻棒を取り出しても肉はそのまま1時間ほどつるしておく。 やっと、出来上がりだ。


試食・感想

ずっと、作りたかったベーコン。出来上がりを目にしただけでも感動だった。 スモークの香りもむせるほど。形も上々。これは、いける!はず。 薄くスライスして、ひとくち。ちょっと塩からい。生では、塩がきつすぎる。 でも、この本物のスモークの香りはとてもとてもおいしい。 手間は想像していたほどかからず、簡単。そして、経済的。しかも、売っているもの より何倍もおいしい。これは、おすすめである。


反省点

塩抜きが足りなかった。1時間では短かったので次回から長めにしよう。


その後

ベーコンは、手抜き料理をおいしくしてくれる。 ただの野菜炒めは、香り豊かな欧風料理になり、 ジャガイモと炒めるだけで、絶品のジャーマンポテトに変身する。 しかも、香りも塩も少量で効くので、やっぱり経済的でもある。


材料と費用

ブタバラ肉塊500g
燻棒1/2本
あら塩200g
パセリの茎5本
セロリの葉1本分
月桂樹の葉5枚

ソミュール液の作り方

  1. 水1Lとあら塩150gを鍋に入れ、沸騰させる。
  2. 沸騰したら香味野菜(パセリ、セロリ、月桂樹の葉など)をタコ糸で束ねたものと 黒胡椒を粒ごと5、6粒入れて、少し煮立てて火を止める。
  3. 冷めたら香味野菜、黒胡椒を取り出してから使う。


その他必要なもの

1斗缶・・・どこかでもらってきましょう
燻棒・・・1本400円でした
燻製用温度計・・・東急ハンズで1500円くらいでした


参考にしたもの

「簡単ベランダ燻製術」雄鶏社
「燻製の部屋」


[燻製日記]