近所の肉屋でブタバラ肉塊を500gを購入。
肉は身が締まっていて、できるだけ赤身が多い部分を選んだ。
ソミュール液を作って、肉を漬け込む作業。
肉はあらかじめ表面の脂身が多い部分は、削ぎ落としておくといいらしい。
ソミュール液ができたら冷ましてから、肉とともに漬ける。
本によると、ビニール袋に入れるとあるが、こぼれるのが心配なので、
保存容器を使った。
肉の表面全てに液が染みわたるように、ラップで空気が入らないよう
ぴっちりとふたをする。
このまま、冷蔵庫で1週間熟成させる。
何度か途中で肉をひっくり返したりした。
予定の1週間より少し早いが、いよいよスモークする。
その前に、塩抜き。水で肉を洗い、ボールにいれて、少量の流水で1時間塩を抜く。
その後、市販のピチットシートに包んで30分水気を切った。
さて、スモーカーが必要だ。これは、八百屋でもらった1斗缶で代用。もとは、
筍の水煮がはいっていたものだ。
この1斗缶に数箇所穴をあける。必要なのは、肉をつるす穴2ヶ所と温度計を
差し込む穴1ヶ所と空気穴4ヶ所ほど。
いずれも上蓋に。
ガス台にアルミホイルを敷いて、針金を刺して肉をつるしたスモーカーを置く。肝心のチップだが、
ナラの燻棒を使った。(燻棒とは、チップを固めて棒状にしたもの)燻棒の先に火をつけスモーカーの中に入れる。温度は、60度から70度
に保つ。ところが、思うように上がらない。敷いていたアルミホイルをとり、コンロに火を
つけてスモーカーごと温めた。火からおろすと、またすぐ温度が下がる。今度は、燻棒を
もう1本入れ、空気穴を余分にあけた。これで、常時60度に保てるようになった。そして
燻すこと2時間半。
燻棒を取り出しても肉はそのまま1時間ほどつるしておく。
やっと、出来上がりだ。
ずっと、作りたかったベーコン。出来上がりを目にしただけでも感動だった。
スモークの香りもむせるほど。形も上々。これは、いける!はず。
薄くスライスして、ひとくち。ちょっと塩からい。生では、塩がきつすぎる。
でも、この本物のスモークの香りはとてもとてもおいしい。
手間は想像していたほどかからず、簡単。そして、経済的。しかも、売っているもの
より何倍もおいしい。これは、おすすめである。
塩抜きが足りなかった。1時間では短かったので次回から長めにしよう。
ベーコンは、手抜き料理をおいしくしてくれる。
ただの野菜炒めは、香り豊かな欧風料理になり、
ジャガイモと炒めるだけで、絶品のジャーマンポテトに変身する。
しかも、香りも塩も少量で効くので、やっぱり経済的でもある。
1斗缶・・・どこかでもらってきましょう
「簡単ベランダ燻製術」雄鶏社
6月25日
6月30日
試食・感想
反省点
その後
材料と費用
ブタバラ肉塊 500g
燻棒 1/2本
あら塩 200g
パセリの茎 5本
セロリの葉 1本分
月桂樹の葉 5枚
その他必要なもの
燻棒・・・1本400円でした
燻製用温度計・・・東急ハンズで1500円くらいでした
参考にしたもの
「燻製の部屋」