PROJECTOS of The Yaer



発表!「プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞

 「PROJECTORS」誌選定の「プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」受賞モデルをご紹介します。



 

「2009〜2010プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第9回)
 受賞モデル/「カシオXJ-S39」


 本誌選定/第9回(2009年度)の「2009〜2010プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞に選定されたモデルはカシオXJ-S39です。
 これは本誌恒例のPJ測定において、優秀な成績を収めたことにより選定したものです。

 カシオXJ-S39は写真のように、長年スリム軽量なモバイルサイズを訴求してきており、年々パフォーマンスを高めてきていました。今回のS39に至っては、ついに予想だにしなかった明るさ2500ルーメンをこのサイズで実現、しかも32mmという驚異の薄型化は努力の賜物ではないでしょうか。難しいランプ冷却機構に独自の工夫を盛り込み成功したものです。またそれに使い勝手面も時流に沿った内容を盛り込み、不満のない出来映えに仕上がっているのも大きな特徴です。
 本誌のPJ実測では持てる実力を発揮し、カタログ値を軽々クリアーしたのが印象的でした。これまでのシリーズは薄型化を目指したこともあり、なかなか十分な明るさの確保ができなかったのですが、S39に至りようやくその解決ができたのです。
 そう言う意味では立派に受賞に値する性能を確保したモデルと言えるでしょう。このモデルの登場によりプレゼンシーンが変わる可能性が高いと思われます。

 そして「特別賞」です。今回も選出することにしました。プレゼン用モデルの中から2モデルを選出です。




 1つが「日立CP-SX635J」で、そしてもう1つが「BenQ GP1」です。
 CP-SX635Jはもう定評になってきましたが、確かな性能とパフォーマンスの高さにあります。SXGA+という高画素パネルを採用しながら明るさ4000ルーメンという高輝度の作り込みはこのモデルの実力を物語ります。
 透過型液晶のSXGA+モデルも貴重な存在ですが、この明るさを得た上での製品化はなかなかできるものではありません。オリジナル性に富む機能面の充実ぶりも業務用として使い勝手の良さに結び付いております。

 GP1は写真でも分かりますようにLEDバックライトモデルです。モバイルというよりはポケットモデルですが、640gという軽量さ、さらに100ルーメンという明るさながら触れてみると実用度も十分というハイパフォーマンスぶりが良いと思います。
 PJ実測時も意外に美しい映像で、かつカタログ値をクリアーした実力に驚かされました。LEDバックライトですので単板式DLPものにありがちだったカラーブレイキングノイズからも解放されており、ビジネスプレゼン用として活用できると思いました。スピーカー内蔵ですので、訪問先でのプレゼンに不自由しないのも良いでしょう。このモデルが切っ掛けになりLEDバックライトものが増えるのではないかと予想されます。

 このように9回目になりますプロジェクター・オブ・ザ・イヤー賞ですが、魅力的なモデルを選出できましたことをご報告します。なお、本誌「PROJECTORS」22号で測定結果ともども詳細を掲載、発表しておりますので参照いただければ幸いです。
 次回もどうぞ皆さんの奮ってのご参加をお待ちしております。




 

「2008〜2009プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第8回)
 受賞モデル/「エプソンEH-TW4000」


 本誌選定/第8回(2008年度)の「2008〜2009プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」に選定されたモデルはエプソンEH-TW4000です。
 これは本誌恒例のPJ測定において、優秀な成績を収めたことにより選定したものです。

 「PROJECTORS」も今回で20号を迎えました。そこで誌面を一新、ホームシアター・プロジェクター&ビッグディスプレイ専門誌として再出発です。新たにビッグディスプレイ分野を追加したのはビジネスシーンで大型映像機器の活躍が目立ってきたことによります。本誌はそうした情勢を踏まえ応援しようと考えました。本号はまだ未熟な面が残り十分な応援になっておりませんが、もっともっと充実させた誌面作りを心掛けたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願い致します。

 さて、「2008〜2009プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞です。本誌のPJ測定において、評価に値する成績を納めたモデルを選出、開発陣への労いと、市場の発展に貢献することを狙いとして表彰しているものです。

 今回、選定したモデルはエプソンEH-TW4000です。昨年に続きホームシアター向け液晶プロジェクターで、しかもエプソンは2年連続になりますが、さらに磨きの掛かった画質、そして実績にも表れた好成績ぶりを評価したものです。
 ホームシアター専用モデルとしての立派な成績は、昨年にも増して高く評価できると思います。実際に使用した記事も掲載しましたが、実用性も優れており、ホームシアターの発展に大きな足跡を残すものと期待できるモデルです。


 そして「特別賞」です。今回はプレゼン用モデルの中から2モデルを選出です。
 1つが「キヤノン・パワープロジェクターSX-80」、そしてもう1つが「日立CP-X450J」です。




 キヤノンSX80は、新開発の自社製LCOSパネルの採用、それに使い易さも評価の対象になりました。もちろん性能評価でも高い実力を示しております。
 LCOSパネル、それも高画素数のSXGA+に挑戦し続けている姿勢は、写真画質と高精細化の必要性を訴求し支持されています。

 日立CP-X450Jは、プレゼン用プロジェクターの在り方に真正面から取り組み姿勢、それが性能にも反映、確かな実力を見せていることを評価しました。
 裏話を紹介すれば、PJ実測で安心していられるプロジェクターの1つが同社です。カタログ値を満足しながら、さらに操作面も配慮した作り手側の親切心、これが本モデルの大きな特徴なのです。

 さて、これら3モデルの受賞理由は、最新号の「Vol.20」でご紹介・掲載しております。内容を詳しくお読みしたい方は、ぜひそれをご覧になってください(発行日:12月1日)。




 

「2007〜2008プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第7回)
 受賞モデル/「エプソンEMP-TW2000」


 本誌選定/第7回目(2007年度)の「2007〜2008プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」に選定されたモデルはエプソンEMP-TW2000です。
 これは本誌恒例のPJ測定において、優秀な成績を収めたことにより選定したものです。

 ホームシアター&パソコンプロジェクター専門誌として1年に1回の「年度賞」としているものです。誌上で公開しておりますPJ測定において、評価に値する成績を納めたモデルを選出し、開発陣への労いと、市場の発展に貢献することを狙いとして表彰しております。

 今回、選定したモデルはエプソンEMP-TW2000ですが、ホームシアター向け液晶プロジェクターでこれまでには考えられなかった優秀なコントラスト値と、視聴でも確認できた高画質ぶりが評価の対象になりました。
 特に上級モデルを越えるような立派な成績はPJ歴史に名を残すものと思います。表示パネルまで含めた入念な設計もライバルを上回る性能につながったと思います。
 このEMP-TW2000を使ったホームシアターはきっとホームシアターファンを魅了することと思われます。


 そして「特別賞」です。プレゼン用モデルの中で選出したのが「サンヨーLP-XP100L」です。
 コンパクトモデルながらカタログ値に迫る高輝度を実現したところが評価されたものです。実測5700ルーメンは本測定史上でも最高値であり、しかもカタログに迫っているのが立派なのです。高輝度モデルはなかなか実測値が良いものが少ないのですが、本モデルは確かな性能と言えるでしょう。

 サンヨーは昨年も特別賞を受賞しております常連メーカーですが、長年プロジェクターを作られている実力の高さを見せつけました。
 特に液晶プロジェクターではライバルを寄せ付けない実力メーカーではないでしょうか。

 なお、これら2モデルの受賞理由は、最新号の「Vol.18」でご紹介・掲載しておりますので、詳しくはそちらをご覧ください(発行日:11月27日)。




 

「2006〜2007プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第6回)
 受賞モデル/ 「日立 CP-X608J」


 本誌選定/第6回目(2006年度)の「2006〜2007プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」に選定されたモデルは 日立CP-X608J です。
 これは本誌が行っていますPJ測定において、優秀な成績を収めたことにより選定いたしました。

 本誌はホームシアター&パソコンプロジェクター専門誌ですが、そこで行っております厳密なPJ測定を元に、特に優秀な成績、および画質を備えているモデルに対する評価、並びに表彰を「年1回」行っております。
 今回、選定されたCP-X608Jは、その優れたハイパフォーマンスぶり、ハイコントラスト、高輝度、さらに優れたコストパフォーマスなどが判明、非常に優れたパソコンプロジェクターであることが評価できました。

 また今回は、「特別賞」として2モデルを選定しました。
 受賞モデルはパナソニックTH-AX100、それにサンヨーLP-Z5です。
 いずれもホームシアター用で、しかも720pパネルを採用したモデルとなったのが特徴でしょうか。どちらも普及モデルの位置付けですが、優れた性能、画質で非常にバランスが取れているという特徴を備えています。
 TH-AX100、それにLP-Z5の両モデルは、いずれも同シリーズの完成型として、積み重ねてきた技術、仕様、性能、画質などがほぼ最終型になったと思われるほどハイパフォーマンスに仕上がったモデルです。
 PJ測定でもその性能の一端が証明されていますが、この性能が低価格で手に入る素晴らしさを備えております。特にTH-AX100のコントラスト値のデータは驚くほどのもので、測定限界を越えたデータかと思います。
 LP-Z5はその騒音性能も優れた使い勝手面を含めた総合的な評価も高く、バランスの取れたモデルでしょう。

 今回の3モデルは、最優秀のCP-X608Jを含め、いずれもプロジェクターの歴史を飾るにふさわしいモデルと言えるでしょう。今後のホームシアター&パソコンプロジェクター市場の活発化に活躍すると思いますす。
 なお、これら3モデルの受賞理由については、最新号の「Vol.16」で紹介・掲載しておりますので詳しくはそちらをご参照下さい(発行日:11月27日)。




 「2005〜2006プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第5回)
   キヤノン POWER PROJECTOR SX50


 第5回目の「2005〜2006プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」に選定されたモデルはキヤノン POWER PROJECTOR SX50です。
 これは本誌が行っていますPJ測定において、好成績を収めたことが選定の理由です。
 本誌はホームシアター/パソコンプロジェクターの専門誌ですが、その厳密な測定データの中で、非常に優秀な成績、および画質を備えていることが判明したことにより評価致しました。
 優れたコントラストと緻密で鮮やかな画質、それに優れたコストパフォーマスぶりなど、ホーム&パソコンプロジェクターとして価値あるモデルです。

 「特別賞」を受賞したパナソニックTH-AE900は、普及モデルながら優れた画質でホームシアター市場を開拓していることが評価の対象になりました。さらにその高画質さも群を抜いており、意欲的な技術開発と合わせ選定しました。
 もちろん本誌測定データもかなりの高性能ぶり、その実力も証明しています。

 今回の2モデルは、歴史に残る名器とも言えるでしょうか。これらの力により、今後のホーム&パソコンプロジェクター市場がさらに活発化することでしょう。
 これらモデルの受賞理由とその詳細は、最新号のVol.14で紹介しておりますのでそちらをご参照下さい。




 「2004〜2005プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第4回)
  ビクターDLA-HD2K


 第4回目の「2004〜2005プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」に選定されたモデルはビクターDLA-HD2Kです。
 本モデルは詳細を誌面で紹介していますが、そのハイビジョン画質の素晴らしさ、フィルム画質の素晴らしさが、評価されたものです。
 LCOS系のD-ILAパネル(反射型液晶)、それもフルハイビジョン画素数のワイドパネルを新開発、それを見事に使いこなした高い技術力が結実したモデルです。
 地上デジタル放送の開始を受け、家庭でハイビジョン鑑賞するチャンスが高まりました。ホームシアター作りも本格的になりつつある中でタイムリーな発売でした。「至極のハイビジョンシアター」作りに役立つモデルとして、長く愛用されるでしょう。
 その実力の程は本誌のPJ測定でも十分に証明されています。
 使い方の難しいD-ILAパネルですが、同社の長年にわたる蓄積がホームシアター用として開花したものです。




 「2003〜2004プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第3回)
  マランツVP-12S3


 第3回目の「2003〜2004プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」に選定されたモデルはマランツVP-12S3です。
 本モデルの受賞理由、またモデル内容の詳細は、最新号のVol.11で紹介しておりますのでそちらをご参照下さい。
 これは本誌が行っていますPJ測定において、好成績を収めたことが理由です。
 本誌はホームシアター/パソコンプロジェクターの専門誌ですが、その測定データの中で、非常に優秀な成績、および画質を備えていることが判明したことが、評価の対象になりました。
 前回モデルに勝るハイコントラスト値、また落ち着いた画質、奥行感の良さなど、ホームシアタープロジェクターとして稀に見る優れた性能の持ち主です。

 特別開発賞を受賞したエプソンEMP-TW10は、20万円を切る低価格プロジェクターです。その普及価格戦略が、新しいホームシアター市場を開拓しており、インパクトの大きさが最大の選定理由です。もちろん本誌測定のデータも価格を越えた高性能ぶりで、実力の高さが証明されました。
 同社のホームシアター市場に掛ける意気込みが製品として見事にまとまったと言えるでしょう。

 今回の2モデルは、本年度の歴史に残る名器とも言えるかも知れません。これらの力により、今後のホームシアター市場がさらに活発化することでしょう。




 「2002〜2003プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第2回)
  マランツVP-12S2


 今年、第2回目の「プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」に選定されたモデルはマランツVP-12S2です。
 本モデルの受賞理由、またモデル内容の詳細は、最新号のNo8で紹介しておりますのでそちらをご参照下さい。
 これは本誌が行っていますPJ測定において、好成績を収めたことが理由です。
 本誌はパソコンプロジェクター中心の雑誌ですが、ホームシアターモデルにも関心を持ち積極的に扱っております。その中で、本モデルは非常に優秀な成績、画質を備えていることが判明し、評価の対象になりました。
 ホームシアターモデルとして見事なコントラスト、画質、質感の良さなど、これらも評価された理由の1つです。
 今後もホームシアター用のプロジェクターに関心が寄せられると思いますが、本モデルが1つの指針になるのでは、と考えます。




 「2001〜2002プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」賞(第1回)
  パナソニックTH-L6500Jシリーズ


 昨年初めて「プロジェクター・オブ・ザ・イヤー」に選定されたモデルはパナソニックのTH-L6500シリーズでした。
 本モデルの受賞理由、またモデル内容の詳細は、No6号で紹介しておりますのでそちらをご参照下さい。
 これも本誌が行っていますPJ測定において、非常に好成績を収めたことが第一の理由ですが、非常にユニークな設計と構造を採用し、それが見事に結果として実ったモデルでした。液晶プロジェクターでも業務用として、明るく、しかも輝度ムラが少なく、かつコンパクトに仕上がっていたのが印象的です。
 その後、後継モデルが登場しておりませんが、それはL6500シリーズのできが非常に優れていたことの証でもあります。


 PJ総合研究所/「PROJECTORS」編集部


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