AVC News Page No.73


○製品ニュース('12年4月掲載)/ このページはプリントアウトしてご利用ください。


●●NHK&パナソニック/145型8Kプラズマディスプレイを開発と発表●●


 日本放送協会(NHK)とパナソニックは共同で世界初の145インチスーパーハイビジョン(8K)用プラズマディスプレイを開発したと27日、NHK技術研究所で発表した(写真)。

 特徴はプラズマによる8Kパネルの開発にあり、これは世界初の自発光型ディスプレイなる。br>  次世代テレビジョン放送サービスとしてNHKが開発中のスーパーハイビジョン(SHV)向け145インチプラズマディスプレイパネル(PDP)は、自発光・直視型のSHVディスプレイの開発は世界初のもの。
 開発に当たっては、PDPの特徴の大画面化が容易、早い動きにも追随する優れた動画表示性能、高いコントラスト、広い視野角など生かしながら、走査線数が増大(HDの4倍)することによる画面のチラツキなど、不安定になりやすいという課題があり、その解決に向けてNHKとパナソニックが共同で取り組んだ。
 この課題を解決するため新しい駆動法(画面の垂直方向に並ぶ複数の画素を同時に走査表示させ、パネル全体の映像表示を安定化させるパネル駆動方式)を共同で開発した。今回、走査線が4000本級(横7680画素×縦4320画素)のパネルでもチラツキのない安定した映像表示が可能になったことから発表にこぎつけた。これでフル解像度のSHV映像表示を145インチの大画面パネルで実現し、SHVの圧倒的な臨場感が表現できるとする。

 なお、NHKはより高品質で臨場感のある放送サービスを視聴者のみなさまにお届けするためSHVの研究開発を推進して行くとし、パナソニックは今後も、より高性能・高画質な高精細表示ディスプレイの開発に取り組んで行くと言う。
 今回、新開発したディスプレイはNHK放送技術研究所の一般公開(5月24日〜27日)で展示される予定である。また、6月3日〜8日に米国で開催の国際会議The SID International Symposiumでも報告される予定である。

 【参考資料】
 SHV用145型PDPパネルの仕様
 画面サイズ/145インチ(約横3.2m×縦1.8m)
 画素数/横7,680画素×縦4,320画素
 フレームレート/60フレーム/秒
 画素ピッチ/横0.417mm、縦0.417mm
 蛍光体配列/RGB縦ストライプ
 アスペクト比/16:9

<PROJECTORS>編集部(120428)

●●シャープ/80型液晶テレビを含む「クアトロンGシリーズ」を発表●●


 シャープは4月18日、国内最大サイズの80型液晶テレビを含む「AQUOSクアトロンGシリーズ」6モデルを6月10日から順次発売すると発表した(写真)。

 注目は80型液晶テレビLCー80GL7(オープン価格、想定95万円、写真左)。同社はこれまで70型まで国内で発売してきたが、すでに海外で発売中の80型を加えることにした。
 薄型テレビの販売が滞っているなか、大画面サイズの提案で需要喚起をしようというのが狙いである。どれだけ大きいかを示すと、画面サイズで縦約1m、横約1.8mになり横で言えば約畳み1枚分と思えばよい。ちなみに同社の調べで昨年半年間の売り上げ金額でみると、60型以上の大型サイズのウエイトが高まっているとし、伸び率は約8倍になっているとする。
 その伸張著しい大型サイズに同社得意の大型パネル製造技術を投入して製品化した。LEDバックライト技術のお陰で大型サイズとしても消費電力は5年前のテレビに比べると42型相当の約200W以下(予定)なるとし、省エネ、節電への取り組みに反しないともいう。画面サイズ4倍になっても電力は一緒というのが訴求点になる。

 また最近のテレビへの志向にはネット接続に関心が高まっており、いわゆるスマートテレビ化も欠かせなくなっている。そのため今回のGシリーズはネットワーク機能を充実させている。
 いわゆる直感的な操作で番組選択も簡単に、ネット閲覧も探せる、つながる、という考えでまとめたという。 GUIを配置した画面例(ビジュアルモーションガイド)が写真の感じになるが、3段の配置のなかで中央に視聴番組を表示し、その下にネットのVODを含むお薦め番組を、さらに下にボタンを配置してネットサービス一覧を並べる工夫を行う。とにかく操作で迷ったら、番組選択で迷ったら、リモコンのホームボタンを押すとこの画面表示になり、これからやりたいことを直感的に把握できるようにしたのである。
 ここにはおすすめ選局ナビも用意し、登録キーワード、視聴履歴などから抽出したデータで「おすすめ」番組&ネット閲覧などを工夫しているのも特徴である。
 なおネットサービスにはAQUAS City、スマートファミリンク、Androidアプリを用意しており、スマフォとの連係性にも配慮する。

 80型を含む新Gシリーズの性能面は次のようである。4原色クアトロンの特徴を生かした映像処理回路の採用(新開発高画質マスターエンジンプロ、従来比2倍の高速処理)、動画性能を向上させる240フレッドスピード処理(120Hz駆動とLEDバックライトの組み合わせによる見掛上の8倍速化)、ちなみにLEDバックライトは80、70型が直下型、その他はエッジライト式。「新AudioEngine」音声LSI(ヤマハ製)による高音質化、Helios技術による周波数と位相の乱れをトータル補正、クリアで自然な音場再生を実現、などを図っている。
 仕様面はUSB外付けHDD接続への対応、ダブル録画しながら番組鑑賞のできる地デジ3チューナー搭載、子画面で別チャンネル視聴の表示が行える2画面構成、無線LAN搭載、別売3Dメガネの装着による3D鑑賞への対応など充実させている。

 なお新Gシリーズのサイズ構成は80型、70型、60型、52型、46型、40型の6モデルである。それぞれ想定価格は95万円、65万円、35万円、28万円、23万円、16万円。これからLED直下型上位2モデルが一気に高額というのが分かる。


 発表会場で80型を中心に視聴したが出来映えは落ち着いた画質という印象が残った。比較的鮮やかさを抑えた画作りで画面サイズが大きくなると存在感が増すため、その辺を配慮したように思えた。ただクアトロンらしさというかイエロー系の色合いは豊かで、3原色ものとは違うような印象も受けた。なお、視野角はそれほど改善されていないようにも感じたし、試作モデルだろう周辺部の輝度ムラも残っていたりと、製品化までに修正する部分も残っている感じであった。

<PROJECTORS>編集部(120418)

●●ソニー/4K映像が楽しめるシステムを構築●●


 ソニーは16日、先に発売している4KプロジェクターVPL-VW1000ESの活用範囲を広げる「ソフト」配信を行なうと発表した。

 システムはPS3専用のフォトビューワーで、そこに新たに4K対応版を設けたことで実現させたもの。
 それが「PlayMemories(TM)4K edition」で、4K静止画専用ソフトで、無償提供する。 実際の配布と活用方法は、VPL-VW1000ESを購入されたユーザー限定であること、PS3が手元にあることが必要。
 このハードが揃っているユーザーがソフトダウンロードでPS3に取り込むと、PS3が4K静止画の再生マシンとなり、HDMI接続によりVW1000ESへ4Kデータ送信が行なわれ、鑑賞できるようになる。

 これによりVW1000ESユーザーの方が、4Kソフトの再生不足から逃れられ、例えば4Kレベルで撮影可能な高画質デジカメ(デジタル一眼など)写真を、PS3経由でデータ入手可能になり、精緻で美しい4K映像の鑑賞ができる。

 その時の解像度レベルは、フルHD画素(1920×1080)を超える、4K(3840×2160)の高精細さになり、圧縮せずに品位の高い映像描写になる。なお、4Kまで表示可能な2D写真(JPEG)に加え、3D写真や、横長・縦長のパノラマ写真、マルチアングル写真なども、フルHD解像度で表示対応する。

 この高精細な4K静止画が家で大画面で楽しめる、これがシステムのメリットである。

 今回ソニーは、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋にて、3月23日(金)13時より、VPL-VW1000ESによる4Kの静止画再生デモを行なうとしている。
・ソフトウェア「PlayMemories(TM) 4K edition」のダウンロード方法:
 4Kホームシアタープロジェクター「VPL-VW1000ES」を購入後、お客様登録されると、メールでソフトウェアダウンロード用のプロダクトコードの連絡が入る。
 その後、PS3(R)よりPlayStation(R)Networkにサインインし、プロダクトコードを入力すると、本ソフトウェアをPlayStation(R)Storeよりダウンロードできる。
・提供開始日(無償):2012年3月23日

 写真は、このVPL-VW1000ES+PS3「4Kシステム」の説明時のもの。




 PS3の優れた映像処理能力とダウンロード対応から可能になった4Kシステムの実証と、フルHD映像と一線を画す非常に精緻で見事な静止画が鑑賞できることを体験した。
 VW1000Esの4Kリアル表示能力がまさに生かされた映像美である。ビルの細かな模様に色があり、その陰影から得られる立体感の良さなどに4Kの良さが実感できる。

<PROJECTORS>編集部(120317)

●●とても興味深い「本」が発刊されております。●●


 その本は、『サムスンから学ぶ勝者の条件』(著:たちばな右近、発行:電波新聞社、1800円)
 これ電機と業界に興味と関心のある方にぜひお薦めします。
 この本の著者はかつてサムスン電子(韓国)に勤めたことある日本の映像技術者である。だから内情をバッチリ暴くというか、働いてみないと分からないことが、非常に詳細に克明に記載されている本である。

 どうしてサムスンがここまで強いのか? そんな日頃の疑問がこれですっきり解決、何だこんなことだったのか、と。
 カリスマ経営者がいる、猛烈社員がいる、信賞必罰主義が上手くいっている、いろいろなことが言われてきたが、実情を暴いたこの本を読めばもうすっきり、「そうだったのか」とつい声に出してもらすこと必至。

 A5版、総ページ322ページは厚みもあり読み応えも十分。それに文字が大きいので高齢者、経営者、役員、部長らでも手軽で気安く読めるのがいい。もう一日あれば一気に読み通してしまえるだろう。

 負けている日本企業経営者の悪いところ、従業員のやる気の差、勤務形態の大きな違い、などなど、サムスンの強さの秘密がこれで良く分かるのだった。

 要するにこれまで発刊されているサムスン関連本とはここがまったく違う。
 ぜひ書店で、アマゾンで購入して読んでください。これから日本企業がどう対処すべきかが非常によく分かります。

<PROJECTORS>編集部(120217)


●●エプソン/新デザインの高輝度液晶プロジェクターを発表●●


 エプソンは8日、高輝度な7000ルーメンから10000ルーメンまでをカバーする業務用プロジェクター8モデルを発表した(写真)。発売は3月15日から準じ行われる(価格はいずれもオープン設定。想定価格は150万円〜80万円)。

 新モデルの特徴は、3LCDタイプとして初めて10000ルーメンを得たこと(EB-Z10000)、WXGA、WUXGAワイドパネルモデルも用意したこと、超解像技術を投入ししゃきっとした映像描写を可能としたこと、複数プロジェクター使用時のブレンディング機能を設けたこと、WUXGAモデル(EB-Z8450WU、EB-Z8455WU)にはフレーム補間技術を搭載しフルHD以上の高画質表示に対応したこと、2灯式で不測のシャットダウンリスクを低減したこと、などである。
 なおメンテナンス性にも配慮し、ネットワーク接続による遠隔制御、監視機能を設けている。

 ちなみに3LCDモデルとは液晶3板式のことで、豊かな色合い表現力を備えているのが特徴(使用パネルはC2FINE)。またフレーム補間用としてファロージャ製の高画質化回路「DVDi技術」を使用している。その他、レントゲン写真など医療用としてDICOM SIMモードも設けている。
 設置面では長距離高画質転送が可能なHD- SDI端子を用意するほか、上下左右の電動レンズシフト機能、高画質オプションレンズの用意、幾何学歪みを補正する機能(ポイント、弓形、縦横台形補正、クイックコーナーなど)、設置し易いセンターレンズでザイン、360度設置可能など、多様な用途に配慮する。

 そしてメンテナンスは吸気口を側面に集約したストレート吸排気システム、大型静電フィルターの装着、容易なランプ交換など手間の掛からない設計を図る。

 主な仕様:340W UHE×2ランプ。使用パネル0.94、1.06。コントラスト5000:1(オートアイリス使用時)。本体サイズ534×734×167mm。質量20.2kg。

<PROJECTORS>編集部(120209)


●●次世代照明&EV-HEV技術展/注目モデルをピックアップ●●

 1月18日〜20日までリードエグビジョンジャパンが東京ビッグサイトで表題の展示会を開催した(各写真)。
 ここでは次世代照明技術展とEV-HEV駆動システム技術展から注目されたものをピックアップし紹介する。

 「次世代照明技術展」は今年が第4回と順調に拡大している展示会の1つである。特にLED照明器具の開発と本格投入が始まったことで、参加企業が増えており、アジアメーカーも多数参加と賑わってきた。LED照明器具はいろいろな方面への波及もあり、製品メーカーが非常に多く多彩になったことが特徴である。LED素子が手軽に入手できる、それが光源素子ということから、素子開発メーカーでなくても器具を販売可能となったいることが要因と思われる。
 ただ注目されている有機EL照明機器はなかなか増えていない印象である。それは有機EL照明素子がLED素子ほど簡単にできない、素子が平面型である、などが理由と思われる。
 今後は家庭用照明器具として有機ELタイプが有望と思われるが、少し時間が掛かると印象であった。
 写真では有機EL照明用ガラス機材、LEDプロジェクター用高輝度素子、拡散板などを紹介する。

 もう1つの展示会である「EV-HEV駆動システム技術展」はHV、EV車が本格普及期を迎えたことから部品メーカーの参入が激しく、さらにエンジン車の省エネ化も進んできたことから、新しい素子等が投入され出した印象で、会場もおおいに賑わっていた。アジア関係者が来場していることもあり、新興国でエコカー開発への関心が強まったことを示していた。
 ここではEVバイク用やエンジン車用キャパシター、車載用LEDなどをピックアップしてみた。いずれも今年から来年に掛けて採用される、すでに販売されているなどのアイテムだが、日本企業の活躍が見られる。エコカー減税などの補助金精度が継続されることからも、拡販が期待され、部品会社も熱がこもるというわけだ。






<PROJECTORS>編集部(120120)

●●TI/ピコプロジェクターは前年比2倍となる見込みと発表●●

 TIはDLP Picoチップセットの累積出荷数が、現在までに200万セットを超えたと発表した。DLP Picoテクノロジーは、HDビデオの再生から、携帯機器の画面サイズにとらわれることのないコンテンツ共有を可能にするなど、幅広い展開を図っている。スマフォやデジカメ、ビデオカメラ、スマフォアクセサリー、メディアプレーヤー対応ドック、ノートPC、その他アクセサリーなど、小型モバイルデバイスでの映像投写など多くの機器に搭載され、プロジェクション機器の小型化を促進する。

 ピコプロジェクターは単体としての普及とともに、モバイル機器などへの採用がより進む見込みであるとし、関係者によれば今年は、昨年比2倍へと拡大するだろうとされる。
 同社DLP Picoプロジェクション事業部ビジネスマネージャーのフランク・モイジオ氏(Frank Moizio)は次のように述べる。「超小型プロジェクターというジャンルは製品の進化と共に、今後も一層拡大する予定だ。さまざまな解像度のDLP Picoチップセットが量産段階に入ったことから製品バリエーションも広がり、プレゼンテーション用、モバイルゲーム用ほか各種ニーズに向けコンテンツをより使いやすい、楽しいものにするであろう。」

 そのDLP Picoテクノロジーの最新技術がWXGA 解像度のDLP Pico HDチップの投入。これを使用した製品はすでに12モデルが市場投入され、なかには最大輝度500ルーメン、ワイヤレスコンテンツストリーミング、3D対応といったモデルが製品化されている。DLP Picoテクノロジーを採用したプロジェクター群は、HDMIポート、無線LAN(WiFi)、Bluetooth(R) ワイヤレステクノロジーなどいろいろな接続機能を備え、多くのマルチメディアデバイスや小型ポータブルデバイスから大型スクリーンへの投写が手軽になっている。

 なおCES期間中の会場ではDLP Picoの最新技術を搭載した30以上の新モデルが展示された。主なものでは、光量が2倍化したOptoma PK320、iDevice ドック搭載のBenQ Joybee GP2、Brookstone iPhone 4/4S用ピコプロジェクターアクセサリー、DellのM110など。また、期間中のDLP Picoテクノロジー関連のニュース、画像、その他デジタルコンテンツは、オンラインプレスキット(DLP.com/CES2012)で参照。DLPのツイッター(@TI_DLP)やDLPのYouTubeページ(YouTube.com/DLPTechnology)からも情報を発信している。

<PROJECTORS>編集部(120113)


●●日立/短焦点型プロジェクターに電子黒板機能付きを開発・発売●●


 日立は10日、好評な超短焦点型プロジェクターのミラー反射型モデルに「電子黒板」機能を追加した新製品「CP-AW2519NJ」を開発、2月から発売すると発表した(写真)。

 新モデルの特徴は、超短焦点型の最小・軽量モデルCP-AW251NJシリーズを元に、電子黒板ソフト「StarBoard」を組み込み、このソフトウエアにより低コストでプロジェクターを利用した電子黒板化が図れるということである。
 プロジェクタータイプの良さはその低価格さにあり、既存の専用電子黒板タイプに比べはるかに安く導入できること。しかも、超短焦点型モデルを使用すればプロジェクターを壁面や黒板のすぐ近くに設置が可能で、大げさな設置金具も必要なく、ますます手軽に導入できるようになる。

 CP-AW251NJシリーズは、独自のミラー反射型超短焦点構造を採用、これによろ低価格化と大画面化に対応でき、さらに高輝度化も達成していることでますます人気も高まろう。
 もちろん設置場所への対応性も配慮し、天吊り金具からテーブル設置スタンドまで別売で設けて幅広く利用できるようにしている。ちなみに本体前面から壁面まで26cmほどで80型サイズの画面が得られる設計を図る。

 CP-AW2519NJの主な仕様は、ワイドXGA液晶パネルと2500ルーメンの明るさの確保、ネットワーク機能によりパソコン連動の複数台同時利用、PCレスプレゼン機能への対応、10W大出力スピーカー搭載、HDMI端子装備でDVDなどの高画質動画表示に対応、コーナーフィット機能による画面歪みの簡単修正、使いやすいテンプレート表示機能、メンテナンス性を高めるハイブリッドフィルター装着など、プロジェクターを利用するプレゼンに対する使い勝手面の向上と丁寧な配慮を図る。

<PROJECTORS>編集部(120112)


●●ソニー/LEDテレビを開発したと発表●●


 ソニーは10日、米国で開催中のCESで新型ディスプレイ「LEDタイプ」を開発したと発表、公開した(写真)。
 LEDタイプとは液晶のLEDバックライトと異なり、LEDそのものが表示素子となったLEDディスプレイのこと。これに“Crystal LED Display”と名付けた。開発モデルは55型フルHDである。

 今回のLEDディスプレイは同社独自方式のR(赤)G(緑)B(青)3原色型。各色用に微細なLEDをそれぞれ画素数分(フルHDの場合、合計約600万個)配置という恐ろしいスタイルが特徴である。むろん自発光ディスプレイなので光の利用効率も高く、かつLEDなので液晶やプラズマよりも高コントラスト、広い色域領域、高速動画応答性、広視野角といった優れた性能を備える。なお、ディスプレイ構造の特徴から、大画面化にも適しているとする。
 CESのは参考出品ものだが、それでも液晶ディスプレイと比較して明所コントラスト約3.5倍、色域約1.4倍、動画応答速度約10倍(それぞれ当社液晶比)を実現しているという。
 なお同社はこのモデルを業務用から民生用まで幅広いアプリケーション化を考えている。
 <試作モデルの主な仕様>
 画面サイズ :55型、画素数:1920×1080×RGB(フルHD:RGBのLEDを約200万個ずつ合計約600万個使用)、表示素子:RGB LED、輝度:約400cd/m2、視野角:約180度、コントラスト(暗所):測定限界値以上、色域:NTSC比(xy)100%以上、消費電力(パネルモジュール):約70W以下。

 LEDディスプレイはは街頭映像コミュニケーションツールとして日常的に親しんでいる。が今回のは室内テレビ用をターゲットに開発されたのが特徴。画面サイズ55型と薄型テレビの大画面サイズものだ。したがって明るさは街頭ディスプレイほど必要がない。試作機では400カンデラとしたのがそれ。一般的な薄型テレビが500カンデラ前後なので妥当だろう。
 すでにフルHDが目標としてされLEDの個数が何と約600万個。それでも消費電力は70W程度というからこれはかなり頑張った。この数からして問題点は価格と誰もが思うはず。希望からすれば50万円前後が許される範囲内だろう。LED1個が0.1円の価格でないと製品化できないわけである。果たしてそこまで低価格なLEDが入手可能なのだろうか。相当な技術開発が必要ではないだろうか。それでもぜひ開発続行してもらいたいものだ。
 LEDそのものの映像質感はすでに液晶バックライトモデルで経験しているように、色鮮やかさが特徴である。原色系が強く、クールな質感。なお動作スピードも問題ないし、視野角も問題ない。これらから発売までに解決するところは、LEDパネル製造、その技術開発そのものと言うことが分かる。

<PROJECTORS>編集部(120111)


●●カシオ/薄型&低消費電力プロジェクターを発表●●


 カシオ計算機は10日、独自のハイブリッド光源を採用した好評な「グリーンスリムプロジェクター」の新製品「XJ-A256」を2下旬から発売すると発表した(オープン価格、写真)。
 ハイブリッド光源とは、レーザー光(青色)とLED(赤色)の光源を使用していることから名付けたもの。製品では両者の長所を生かし、低消費電力化と薄型化を実現、写真のようなA4スリムサイズながら、明るさ3000ルーメンを達成しているのが魅力である。
 今回のXJ-A256はプレゼンテーションの残り時間を表示する機能や、節電に役立つ機能などを盛り込み、ブライトモード時の210Wと、エコモード レベル5時110Wと大幅な可変範囲を設けたのが特徴。これにより最大47%もの消費電力削減を実現した。
 なお「プレゼンテーションタイマー」とは、プレゼンテーション表示に重ねてプレゼンターの持ち時間の残りを分・秒単位で投写する機能。その持ち時間を経過するとタイマー表示が赤色に変わり警告表示となる(持ち時間設定は最大60分まで設定)。
 自動調節で消費電力を最大47%削減する機能は、内蔵した照度センサーが周囲の明るさを感知、投写輝度を5段階で自動調節する「インテリジェント・ブライトネス・コントロール」のこと。

 XJ-A256のその他の特徴は、厚さ43mmとスリムで軽量(重さ2.3kg)、設置自由度の高い光学2倍ズームレンズ、メンテナンスにかかる手間とコストを軽減する光源寿命約2万時間などハード面の他、無線LAN(IEEE 802.11b/g)搭載のスマートフォンや、PCとワイヤレスで接続可能で、手軽なプレゼンが行えること、またUSBメモリーに保存したデータの投写にも対応するなどが上げられる。

<PROJECTORS>編集部(120111)


●●迎春/本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。●●

 2012年の新年です、みなさまも静かな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 旧年中は何かとご支援をいただきまして感謝申し上げます。
 本年もあい変わりませず引き続きご支援を承りますようよろしくお願い申し上げます。


 激動の昨年から続きます収束のなき原発事故対応、また予想しなかった円高と厳しい環境が続くかと思われますが、心から元気を失うことなく前向きに取り組んで行きたいと思っております。
 何ごとも振れずに継続、この連綿としたエネルギーこそ日本を救う道ではないでしょうか。
 惜しみなくアイデアを投入し魅力的な製品作り、これが成長の糧ではないかと考えます。どうぞ豊かな発想を摘み取るのではなく、育てる勇気を持って欲しいと思います。電気業界にはアイデアが埋まっていると確信しております。みなさん知恵を出し合って乗り切りましょう。

<PROJECTORS>編集部(120101)

(有)エーブイシー
〒362-0013 埼玉県上尾市上尾村1352-5
Tel048-776-7580 Fax048-772-0861

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